私め原左都子は、小さい子供時代から“手足交互振り歩き”は自然と出来ていたが。
時折 運動会等で、手足交互ではなく、右手と右足、左手と左足を同時に出して歩く児童がいた。
それを教員がたしなめても、どうしても同じ手足同時歩きをしている児童を見ることがあった。
あれは、何らかの脳内構造や運動制御作用が私と異なるのだろうか??? などと、考えたり。
教員は“右手右足同時歩き”の児童をたしなめるが、そんなの個人の自由で勝手ではないのか?!? と反発心を抱いたりもした。
そんなたわいない事を思い起させてくれる内容の天声人語を2023.03.21付「朝日新聞」朝刊にて見た。
以下に、一部を要約引用しよう。
はて、人間はどうして、手と足を交互に動かし歩くのだろう。 そんな奇妙な問いが、頭に浮かんだ。
「それはシーラカンスが決めたんだと思います」。 福島県いわき市になる水族館「アクアマリンふくしま」の岩田さんは、いたずらっぽく言った。 これまでに30匹もの生きているシーラカンスを見て来た専門家である。
岩田さんがインドネシアで撮影した水中動画を見せてもらう。手足のような特徴的な太いひれを動かして。 まるで人が歩いているかのように。 この魚が私達の遠い先祖と言われる理由が分かった気がした。
人類の歴史は数百万年に過ぎないが、シーラカンスは4億年。 競争相手の少ない深い海で、じっと静かに生息してきた。 「自分の居心地のいい場所で負担なく暮らす。それがいいのでしょう」と岩田さん。
きのう地球温暖化をめぐる国連の報告書が公表された。 世界中で深刻な異常気象が多発している。 そのままでは多くの種が姿を消すと警告し、私達は具体的な行動を求めている。
地球では隕石落下などが原因の異常気象で過去にも計5回、生き物が大量に絶滅し、私達に具体的な行動を求めている。
地球では隕石落下などが原因の異常気象で過去にも計5回、生き物が大量に絶滅した。 6度目はどうか。 人類は4億年後、存在しているのか。
(以下略すが、以上朝日新聞「天声人語」より引用したもの。)
原左都子の私事に入ろう。
この私が路上で激しく転んで左膝複雑骨折との大怪我をして、既に5カ月近い月日が流れている。
お陰様で、現在では多少ぎこちなさが残るものの2㎞程の独り歩きが可能となり、階段昇降も上りは両脚で下りは片脚ずつで何とかなるまで回復している。
何度も記すが、あの激しい転倒前に私はただの一滴もアルコールを飲んでいた訳では無かったし、身体に不安定感を抱いていた訳でも無かった。
救急隊員氏がおっしゃるには、「店舗出口のマットに躓いたのではないか?」
もしそうだとしても、転倒と同時に脳震盪を起こして一時記憶を失う程の激しい転び方をしたのは、我が人生に於いて初めての出来事だった。
もしかしたら あの時 何らかの理由(心的動揺等々)で、私は地球上で“4億年の歴史を刻んでいるシーラカンス”の歩行に逆らった歩き方をしていたのだろうか??
未だ完治には程遠い左膝の骨折負傷を抱えている我が思い付きだが。
左膝負傷が完治した暁には 「アクアマリンふくしま水族館」を訪れ、この世で4億年の歴史を刻んでいるシーラカンスに聞いてみたい気もする。