(写真は、我が娘が高校の修学旅行時に訪れたフランス・パリにて撮影した仏ノートルダム寺院の大聖堂を象徴する南北の塔。)
今朝、パソコンを開いてすぐさま目に入って来た表題の“仏ノートルダム寺院”大火災ニュースを一見して、実に呆然・愕然とさせられた。
これぞ、地獄の光景かと…
現在、今夏のウィーン旅行に向けて下調べに励んでいる最中のこのニュース。
ウィーンも世界遺産建造物が数多い国だが、それに勝るとも劣らないフランスの歴史的建造物世界遺産の代表格であるノートルダム寺院が大火災だと…… まさに悪夢のごとくだ。
冒頭の写真に関して説明しよう。
我々母娘は“別々に”フランス旅行経験があり、二人ともその旅程中に当然ながらノートルダム寺院を観光している。
私自身がフランスへ旅したのは、今を遡る事40年程前の24歳の冬だった。
郷里の旧友と二人で、イギリス・イタリア・フランスを巡る10日程の旅程のツアーに参加した。
片や娘は、高校の修学旅行にてフランスへ渡っている。 今から9年前の冬の事だ。
今朝、このニュースを受けて、早速当時のフランス旅行の写真を探したのだが。
残念ながら、我が40年程前の写真はフィルム方式であり、それをプリントした写真があるにはあるのだが、すべてが小さく貧弱だ。
これに比し娘がデジカメにて撮影したフランス旅行の写真群は、我がパソコン内に未だ新しく燦然と保存されていた!
午前中それを再確認してみるに。 それにしてもあの子、何ともまあ沢山の写真を撮影したこと!
1000枚近くあったフランス旅行の写真の中から、冒頭の写真を選ぶのに難儀した。
いやただ、娘がノートルダム寺院の写真を多数撮影してくれていたからこそ、冒頭にて紹介可能となった。
さて、ネットより15日にパリにて発生したノートルダム寺院大火災関連ニュース2つを、以下に要約引用しよう。
フランス・パリ中心部にある観光名所のノートルダム大聖堂で15日午後6時50分(日本時間16日午前1時50分)ごろ、大規模な火災が発生した。 火災は16日未明も続いているが、高さ約90メートルの尖塔(せんとう)が崩落。 大聖堂を象徴する南北の塔は崩落を免れた。 当時は閉館時間帯で観光客はいなかったとみられ、消防士1人がけがをしたとの情報がある。 改修工事中の失火の可能性があるとみられている。
マクロン仏大統領は15日夜、フランスで続く反政権デモに関連して実施予定だった国民向けのテレビ演説を中止し、現場に駆けつけた。「最悪の事態は免れた」と述べるとともに、「国民が望んでいる」として、大聖堂の再建を誓った。
仏テレビ「フランス24」などによると、消防士約400人が消火作業にあたったが、火は瞬く間に燃え広がり、出火から1時間ほどで尖塔が崩落した。 現在のところ放火されたことを示す証拠はなく、仏メディアは数カ月前から大聖堂で行われていた改修工事の足場付近から出火した可能性を指摘している。
年間約1300万人の観光客らが訪れる大聖堂の火災は世界中のメディアが速報し、各国首脳も相次いでメッセージを発した。トランプ米大統領はツイッターで「パリのノートルダム大聖堂の大火災はとても恐ろしい」と書き込み、フランスとの連帯を示した。
セーヌ川の中州にあたるシテ島に建つゴシック様式のノートルダム大聖堂は、12世紀に建築が始まり、修復や増築が繰り返されてきた。 1991年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。
仏パリのノートルダム寺院(Notre Dame Cathedral)で15日夕に発生した火災では、消防隊員約400 人が急速に広がる火の手に立ち向かった。 現場に急行した消防隊員らは、聖遺物などの貴重な文化財を無事運び出すことにも成功している。 当局者が明らかにした。
火災は15日午後6時(日本時間16日午前1時)ごろ発生。 消防車数十台に加え、少なくとも18の高所放水機材、小型無人機(ドローン)数機、ロボット1台も投入された。
エマニュエル・グレゴワール(Emmanuel Gregoire)パリ副市長はテレビ局BFM TVに対し、「極めて急速に屋根まで延焼した」と述べた。 火は12世紀に架けられた木の梁(はり)で急速に広がったが、グレゴワール副市長によると、最初に現場に到着した消防隊員らは「できるだけ多くの遺産を守ること」を優先事項の一つとして対応に当たったという。
グレゴワール副市長と地元消防のトップは、消防隊が文化財を運び出すことに成功したと述べた。 運び出した文化財の数量は明らかになっていない。
同寺院のパトリック・ショーベ(Patrick Chauvet)司祭によると、イエス・キリスト(Jesus Christ)が十字架刑に処される際にかぶっていたとされる聖遺物「いばらの冠(Holy Crown of Thorns)」や、列聖された13世紀の国王ルイ9世(Louis IX、Saint-Louis)が着用していたチュニックは無事だった。 同司祭は、これら2点の聖遺物はかけがえのない貴重な品だとしている。
(以上、現地時間の15日に発生した“仏ノートルダム寺院大火災”に関するネットニュース2本を要約引用したもの。)
最後に、原左都子の私見でまとめよう。
本日昼のNHKニュースにて、当該ノートルダム寺院大火災に関する報道を見聞したが。
火災現場に大勢のパリ市民が集まり、悲しみ涙ぐむ光景が映し出された。
もしも我が国に於いて歴史的建造物文化遺産が同様の火災に遭ったとして、これ程の国民が涙するであろうか?? それはあり得ない、と結論付けてもバッシング被害を受けないとも想像するが。
この国民間落差は何なのか?
その一つは、仏ノートルダム寺院の場合人口が多い首都であるパリにて発生した火災である故だろう。
そうだとしてもやはり、パリ市民が文化遺産歴史的建造物に普段から慣れ親しんでいる、その歴史文化的環境こそが市民の行動を煽るのだろうと想像する。
私が現在住む大都会「東京」で、もしも同様の価値ある文化遺産が大火災に遭ったとして。(そんな価値ある建造物があるかどうかを今更調べる気にもならないが…)
それに“涙する”都民が一体全体存在するのかに関しても疑わしくもある。
この仏ノートルダム寺院大火災を受け、フランスのマクロン首相は「必ずやこの大聖堂を再建する!」」なる声明を本日力強く発表している。
上記ネット情報によれば、現地消防士たちの最大限の活躍により、聖遺物などの貴重な文化財を無事運び出すことにも成功しているとの事ではないか!
この私も、現在の歴史的建造物再建の最新科学テクノロジーにより、必ずや近い未来に仏ノートルダム寺院は再建されると信じている。
パリ市民達よ、本日不幸にも発生したこの悪夢にめげず、ノートルダム寺院再建に向けて頑張れ!!
今朝、パソコンを開いてすぐさま目に入って来た表題の“仏ノートルダム寺院”大火災ニュースを一見して、実に呆然・愕然とさせられた。
これぞ、地獄の光景かと…
現在、今夏のウィーン旅行に向けて下調べに励んでいる最中のこのニュース。
ウィーンも世界遺産建造物が数多い国だが、それに勝るとも劣らないフランスの歴史的建造物世界遺産の代表格であるノートルダム寺院が大火災だと…… まさに悪夢のごとくだ。
冒頭の写真に関して説明しよう。
我々母娘は“別々に”フランス旅行経験があり、二人ともその旅程中に当然ながらノートルダム寺院を観光している。
私自身がフランスへ旅したのは、今を遡る事40年程前の24歳の冬だった。
郷里の旧友と二人で、イギリス・イタリア・フランスを巡る10日程の旅程のツアーに参加した。
片や娘は、高校の修学旅行にてフランスへ渡っている。 今から9年前の冬の事だ。
今朝、このニュースを受けて、早速当時のフランス旅行の写真を探したのだが。
残念ながら、我が40年程前の写真はフィルム方式であり、それをプリントした写真があるにはあるのだが、すべてが小さく貧弱だ。
これに比し娘がデジカメにて撮影したフランス旅行の写真群は、我がパソコン内に未だ新しく燦然と保存されていた!
午前中それを再確認してみるに。 それにしてもあの子、何ともまあ沢山の写真を撮影したこと!
1000枚近くあったフランス旅行の写真の中から、冒頭の写真を選ぶのに難儀した。
いやただ、娘がノートルダム寺院の写真を多数撮影してくれていたからこそ、冒頭にて紹介可能となった。
さて、ネットより15日にパリにて発生したノートルダム寺院大火災関連ニュース2つを、以下に要約引用しよう。
フランス・パリ中心部にある観光名所のノートルダム大聖堂で15日午後6時50分(日本時間16日午前1時50分)ごろ、大規模な火災が発生した。 火災は16日未明も続いているが、高さ約90メートルの尖塔(せんとう)が崩落。 大聖堂を象徴する南北の塔は崩落を免れた。 当時は閉館時間帯で観光客はいなかったとみられ、消防士1人がけがをしたとの情報がある。 改修工事中の失火の可能性があるとみられている。
マクロン仏大統領は15日夜、フランスで続く反政権デモに関連して実施予定だった国民向けのテレビ演説を中止し、現場に駆けつけた。「最悪の事態は免れた」と述べるとともに、「国民が望んでいる」として、大聖堂の再建を誓った。
仏テレビ「フランス24」などによると、消防士約400人が消火作業にあたったが、火は瞬く間に燃え広がり、出火から1時間ほどで尖塔が崩落した。 現在のところ放火されたことを示す証拠はなく、仏メディアは数カ月前から大聖堂で行われていた改修工事の足場付近から出火した可能性を指摘している。
年間約1300万人の観光客らが訪れる大聖堂の火災は世界中のメディアが速報し、各国首脳も相次いでメッセージを発した。トランプ米大統領はツイッターで「パリのノートルダム大聖堂の大火災はとても恐ろしい」と書き込み、フランスとの連帯を示した。
セーヌ川の中州にあたるシテ島に建つゴシック様式のノートルダム大聖堂は、12世紀に建築が始まり、修復や増築が繰り返されてきた。 1991年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録された。
仏パリのノートルダム寺院(Notre Dame Cathedral)で15日夕に発生した火災では、消防隊員約400 人が急速に広がる火の手に立ち向かった。 現場に急行した消防隊員らは、聖遺物などの貴重な文化財を無事運び出すことにも成功している。 当局者が明らかにした。
火災は15日午後6時(日本時間16日午前1時)ごろ発生。 消防車数十台に加え、少なくとも18の高所放水機材、小型無人機(ドローン)数機、ロボット1台も投入された。
エマニュエル・グレゴワール(Emmanuel Gregoire)パリ副市長はテレビ局BFM TVに対し、「極めて急速に屋根まで延焼した」と述べた。 火は12世紀に架けられた木の梁(はり)で急速に広がったが、グレゴワール副市長によると、最初に現場に到着した消防隊員らは「できるだけ多くの遺産を守ること」を優先事項の一つとして対応に当たったという。
グレゴワール副市長と地元消防のトップは、消防隊が文化財を運び出すことに成功したと述べた。 運び出した文化財の数量は明らかになっていない。
同寺院のパトリック・ショーベ(Patrick Chauvet)司祭によると、イエス・キリスト(Jesus Christ)が十字架刑に処される際にかぶっていたとされる聖遺物「いばらの冠(Holy Crown of Thorns)」や、列聖された13世紀の国王ルイ9世(Louis IX、Saint-Louis)が着用していたチュニックは無事だった。 同司祭は、これら2点の聖遺物はかけがえのない貴重な品だとしている。
(以上、現地時間の15日に発生した“仏ノートルダム寺院大火災”に関するネットニュース2本を要約引用したもの。)
最後に、原左都子の私見でまとめよう。
本日昼のNHKニュースにて、当該ノートルダム寺院大火災に関する報道を見聞したが。
火災現場に大勢のパリ市民が集まり、悲しみ涙ぐむ光景が映し出された。
もしも我が国に於いて歴史的建造物文化遺産が同様の火災に遭ったとして、これ程の国民が涙するであろうか?? それはあり得ない、と結論付けてもバッシング被害を受けないとも想像するが。
この国民間落差は何なのか?
その一つは、仏ノートルダム寺院の場合人口が多い首都であるパリにて発生した火災である故だろう。
そうだとしてもやはり、パリ市民が文化遺産歴史的建造物に普段から慣れ親しんでいる、その歴史文化的環境こそが市民の行動を煽るのだろうと想像する。
私が現在住む大都会「東京」で、もしも同様の価値ある文化遺産が大火災に遭ったとして。(そんな価値ある建造物があるかどうかを今更調べる気にもならないが…)
それに“涙する”都民が一体全体存在するのかに関しても疑わしくもある。
この仏ノートルダム寺院大火災を受け、フランスのマクロン首相は「必ずやこの大聖堂を再建する!」」なる声明を本日力強く発表している。
上記ネット情報によれば、現地消防士たちの最大限の活躍により、聖遺物などの貴重な文化財を無事運び出すことにも成功しているとの事ではないか!
この私も、現在の歴史的建造物再建の最新科学テクノロジーにより、必ずや近い未来に仏ノートルダム寺院は再建されると信じている。
パリ市民達よ、本日不幸にも発生したこの悪夢にめげず、ノートルダム寺院再建に向けて頑張れ!!