原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

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2007年10月14日 | 教育・学校
 当ブログでは、コメント、トラックバックともに大歓迎です。賛同意見はもちろん、異論、反論、何でもどんどんお寄せ下さい。読者の皆さんとブログ上で議論できますことを日々楽しみに、記事を作成しております。
 
 一点だけ、お願いがある。特に、当ブログの教育問題に関する記事にトラックバックを送信される場合、くれぐれもブログを熟読してからご送信いただきたいのである。塾、家庭教師業界(と推測する。)からトラックバックをいただいた事が何回かあるが、記事の論点の趣旨にまったく沿わないものばかりなのだ。コメントとしていただいたならば、その場で議論したり趣旨に沿っていない旨指摘できるのだが、トラックバックの場合そうはいかないため、申し訳ないが削除させていただくしかない。
 例えば、別章「横並び教育の所産」において、私は現在の学校の横並び教育を批判した。が、熟読いただければ一目瞭然なのだが、決して偏差値によりランク付けせよ、とは一言も述べていない。私は、“自然発生的な競争”にさえ耐えられない子どもを育ててしまっている学校の現状を批判したのだ。偏差値でのランク付け等“人為的な競争”は当然排除されるべきだと、私は完全否定している。“自然発生的な競争”と“人為的な競争”をくれぐれも混同しないで欲しい。教育産業たる方々が肝心な論点をよく読み抜いていただきたいものだ。
 ましてや、私は“優等生”の輩出などという取るに足りない教育を、まかり間違っても目指してはいない。そもそも“優等生”って何なんだ。愚かな大人が創り上げた実体の無い虚像でしかない。別章「塾の教育力のレベル」においては塾の偏差値偏重を批判し、愚かな親が信念もなく子どもを塾に通わせている実態を嘆き、塾に真の意味での教育力を身につけるべく精進するよう促している。こんな当ブログに、偏差値偏重主義の塾、家庭教師業界の宣伝をトラックバックするというちぐはぐが生じるのは、熟読していただいていない証拠である。(教育産業の中には教育に関する考え方が私と近い組織もあるかもしれないため、一概にトラックバックを拒否する訳ではない。)

 教育産業の方々、くれぐれも上記のような的外れとならないよう、トラックバックの送信は本文を熟読の上慎重にお願い申し上げたいものである。(可能ならば、コメントでお願いしたい。)