パルコン旅行記

☆マイホーム建築への道のりとパルコンでの生活
(番外編を含む第1章~第5章)
☆寄り道日記

嫁:落としどころを考えてみる

2024-02-10 11:19:38 | 高齢の親
 義両親が施設(サ高住)に入って、約半月。

 義母さんは、
茶飲み友だちが出来て、気分上々・・・だそうです。
しかも、
入居時に歩行車を試して、欲しくなり、レンタルしたのですが、
施設内で杖も歩行車も使わずに過していたら、
半月後、ベッドの横の歩行車を見て
「これは何?」
「昨日から突然、置いてあるんだけど」と言い出したらしく・・・。

   え・・・?
   入居時からずっと置いてありますけど?
   ご自身の強い希望でレンタルしましたよね?

・・・と、認知機能の低下を憂う義妹ですが、
そもそも、「義母さん歩けるって」・・・と思っていた私は、
「良かったね~」くらいにしか思っていない。

   歩かなかっただけ 
   歩かせなかっただけ
   手を貸しすぎて、何もやらせず、
   チャンスを奪っていただけ

まぁ、義母さんはこんな感じで元気。
  

 義父さんは・・・、
自宅に帰りたくて、
息子(夫)が、見積と具体的な相談を持ってやってくるのを待っている。
おそらく、改修工事が完了し、数ヶ月以内に自宅へ帰ることを想定している。

   その想定の上で、「サ高住の入居」を妥協したから

 実は義父、
3ヶ月入院(救急車で運ばれた)していた病院を、
入院2ヶ月くらいの時に脱走しようとしていまして・・・。

荷物をまとめて出て行く準備をしていたら、
「看護師さんに見つかって引き留められた」・・・という事があり、
翌朝、病院から義妹に電話があったそうですが、
少しは動ける義父なので、
今の施設からも脱走を図るであろうと、家族は危惧しています。

自分の親のことでは無いですし、
本人からも義妹や親戚からも、
「あの嫁、こんな施設を選びやがって
などと言われたくないので、私は施設探しは一切していませんが、

施設巡りを為ていた夫の話しに依りますと、
納得しないまま施設に連れてこられた人というのは、
ケアする職員さんも凄く大変だそうで、
「出来る限り(もしくは必ず)納得してもらった上でのご入居を」
と、言われるみたいです。

中には、家族に
「お墓参りに行こう!」と連れ出された先が「施設」なんてこともあり、
「自分はどうしてここに居るのか?」「いつ帰れるんだ?」と言いながら、
一生を過した人もいるらしく・・・。

   帰りたいよね・・・自宅に
   痛いほど分かるわ・・・

   だけどもう、そういう時代じゃないんだよね・・・
   今は生きていくために、学生以外は全員働かないといけない。
   古くは嫁にやらせていた介護も、
   今の時代はその嫁も外で働かなくてはならず、   
   家の切り盛りや子育てすら、満足にはこなせていない状況。

人間って、無駄に寿命が長すぎ・・・。
そういう文化のある生き物だから仕方無いけれど、
自分に置き換えると、そこそこで尽きたいな・・・と思う。

でもまぁ、
義母なんかは、「まだまだ死にたくない!」と言っていたので、
とにかく長く生きたい人もいるわけで・・・。


 話は逸れましたが、
「義父が自宅で暮すことは無理だろう」・・・と親族全員が思っている今、
「拠点は施設」「でも、週1自宅でお泊まり」
が、落としどころでは無いだろうか?
・・・と思っている私。

週1のお泊まり介助は、
息子(夫)と娘(義妹)で話合ってやって行くのが妥当でしょう。
介護は、養って貰った恩がある人が、愛を持ってする事だから。

配偶者はサポート係。
だから、私の構想を押しつけることは出来ないけれど、
自宅への慕情を断ち切ってしまうのは、あまりに気の毒ですし、
何とか週1帰宅で納得して貰えないかな・・・と。

まぁ、私の勝手な考えであり、
この家族(4人)がどう意見の摺り合せをし、どう乗り越えていくのか。
取り仕切って決断する立場ではない私は、黙って見守るのみ。


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