オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

テレビドラマ「駅路」

2009年04月13日 08時47分18秒 | テレビ
昨日、仕事から帰宅後、一昨日の土曜日の夜、フジテレビ系列で放送された、ドラマ「駅路」の録画を見る。放送当日は体調不良だったので一日遅れで見ることとなった。私は民放テレビのサスペンスドラマはほとんど見ませんが、今回のドラマは松本清張の原作で生誕100年記念、そして脚本が向田邦子なので見てしまった。
http://wwwz.fujitv.co.jp/ekiro/index.html

あらすじ
昭和63年の暮。銀行を定年退職した小塚貞一(石坂浩二)がいつもの一人旅に出かけたまま行方不明となった。妻・百合子(十朱幸代)は警察に捜索を願い出る。
捜査を担当したのは定年を間近にひかえた刑事・呼野(役所広司)である。、“まじめを絵に描いたような男”という小塚貞一だったが、少しずつ真実が明らかにされていく・・・
そんな中、捜査線上に浮かび上がったのは小塚貞一が広島支店へ単身赴任の時、同じ職場にいた福村慶子(深津絵里)という女性だった。呼野刑事は慶子が住む広島まで追って行くが、その時、慶子は入れ違いのように東京に向かった。小塚貞一の失踪してから一ヶ月後の慶子の東京行き。この一ヶ月の食い違いに呼野は何か深い理由を感じるのであった。
呼野にも慶子と同じ年くらいの娘がいる。不幸な出来事から精神を病んでしまった娘と慶子がいつしか重なってしまい、つのる思いで必死で慶子を追う呼野。
しかし、そこには驚くべき真実が待ち構えていた・・・

松本清張の作品のドラマや映画からは、いつも社会の矛盾などを鋭くえぐり、緊張感あふれるストーリーに引き込まれるのですが、今回のドラマは今まで感じなかった「やるせなさ」を強く感じました。おそらく脚本を書いた向田邦子の力でしょう。向田邦子が脚色した唯一の松本清張原作である。

この作品のテーマ「人は社会の為、家族の為、ひたすら働いてきて定年など人生の分岐点にたった時、何を思うのだろうか?人は人生の中でふと立ち止まった時、何を思うのだろうか?特に人生の終着点を見据えたら何を思うのだろうか?また、それらを意識させる人との出会いがあれば、どうなるのであろうか?」

私自身、石坂浩二扮する失踪する定年退職した銀行員の気持ちがわかる年代になってしまった。私は定年まで、あと約10年を切っています。このまま、毎日の業務に流されて終わるのか?とよく思います。そのような時、この様なドラマをみると何か胸をかき乱されるものを感じました。ドラマを見て感じた「やるせなさ」もここから来ているのかもしれません。
ただ、ドラマと違う点は私自身、石坂浩二と比べて男前ぐあいがかなり落ちる。また職場に私に熱い視線を送ってくれる深津絵里ような女性がいない、そしてドラマのような1000万円の様な大金にも縁が無いという現実であります。
しかし現実は別として、ふと立ち止まってみたいと言う気持ちは、強いものがあります。私が音楽を聴いたり、フィギュアスケートを見るのは、現実逃避かもしれません。

このドラマをみて、その他に私がなお一層、感概深くなった点が2点ありました。
一点目が福村慶子(深津絵里)が住んでいるのが広島の可部であるという事である。可部、私にとって大変懐かしい地名である。かなり昔、私は広島に赴任していた時があり、私の住んでいた所から可部まで、あと数キロでした。JRの可部線もよく乗りました。本当に懐かしかった。
二点目はドラマの大切なシーンで流れてくる音楽である。マーラーの交響曲第3番の最後を飾る第6楽章である。この作品に関しては、かなり以前、記事にした事がありますが、特にこの第6楽章は大好きである。心の平安を祈るように大河のように流れる音楽と言えば良いのでしょうか?今、この音楽を朝比奈隆指揮大阪フィルの録音を聴きながら、パソコンに向かっています。
行き着くところはやはり音楽になってしまうようである。
http://blog.goo.ne.jp/0612-0523/e/b2a2fc7539a1b309f2480b11e4f4649c









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2 コメント

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プリンスアイスワールド関連番組の件 (☆ゴールデン・ベリル☆)
2009-04-15 06:46:12
おはようございます。
一昨日の深夜(4月14日の未明)に東海地方の東海テレビで、プリンスアイスワールド関連番組の放送がありました。豊橋公演のPRのため東海テレビのみのローカル放送でしたが、内容近々改めてコメントしますね。
今日も良い一日を♪。
プリンスアイスワールド (オペラファン)
2009-04-15 23:32:52
プリンスアイスワールドは残念ながら行けません。
8月のフレンズ・オン・アイスの一発勝負です。
プリンスアイスワールドでは中野友加里さんの新しいプログラムが見所でしょう。そして荒川静香さんに太田由希奈さん、行く事が出来る人がうらやましいです。

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