オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

映画「菩提樹」と「サウンド・オブ・ミュージック」 

2010年05月01日 11時15分29秒 | 映画
私が小学生の悪ガキの時代、今は亡き父が当時、初公開だった映画「サウンド・オブ・ミュージーク」を見て感激したらしく、サウンドトラック盤のLPレコードを買ってきて、いつも日曜日は朝から聴いていました。あまりにも、しつこく聴いていたので小学生だった私も映画をまだ見ていないにもかかわらず、全ナンバーのメロディーや英語の歌詞を憶えてしまうという異常な状態となってしまった。
私が初めて、この映画を見ることが出来たのは大学生の時なので、10年以上も音楽のみが一人歩きしていた状態だった。現在はDVD(それもプレミアム・エディション盤)を手元に置いています。自分の家で映像で楽しむことが出来る時代が来るとは父も思いもよらなかった事でしょう。もっと長生きして欲しかったものです。

さて映画「サウンド・オブ・ミュージック」はブロードウェイのミュージカルを映画化したものであり、このミュージカルは、主人公であるマリア・フォン・トラップの自伝を1956年に西ドイツで映画化された映画「菩提樹」が基になっていることを後年、知りました。
ですから一度、映画「菩提樹」を見てみたいと思い続けていましたがビデオ化やDVD化されたという情報もなく私にとって幻の映画でした。
ところが4月29日午後NHK・BS2で映画「菩提樹」そして翌日(昨日)、映画「続・菩提樹」が放送され大慌てで録画して、昨晩、2作を一気に見ました。続編があったとは知らなかったので大変な驚きでした。
一作目は若きマリアが修道院を出て家庭教師としてトラップ家へ行き、トラップ大佐と結婚し、そしてナチス・ドイツから逃れてアメリカへ亡命するまで。続編はアメリカへ亡命したトラップ一家がトラップ・ファミリー合唱団として成功するまでの道のりが描かれていました。
2作とも映画の冒頭にマリア・フォン・トラップの自伝を忠実に描いたものであるというテレップが流れていました。
「サウンド・オブ・ミュージック」のDVDの特典盤にトラップ一家の道のりを語ったドキュメンタリーがあったのでミュージカルと原作の違いはある程度知っていました。ミュージカルでは登場しませんでしたが、この一家の音楽上の師であり、この一家の合唱の指導に当たり、一緒に亡命したヴェルナー神父も映画「菩提樹」では、きちんと登場していました。
2作の作品を見て、ヨーロッパの香りがあって、やはり一作目が私は好きです。アメリカが舞台になる続編には無い香り、雰囲気がありあした。またミュージカルには無い素朴さがあり、やはり映画「菩提樹」と「サウンド・オブ・ミュージック」は全くの別物と考えるべきでしょう。
「サウンド・オブ・ミュージック」の前半の最大の見所はザルツブルクのトラップ邸での豪華な舞踏会でしたが映画「菩提樹」では舞踏会は無く、その代わり一家で祝うクリスマスが描かれこれが実に何とも言えない心温まるシーンでした。ヨーロッパでのクリスマスの夜はこんな雰囲気なのかと思いを馳せるものがありました。
またハリウッド映画で見ることが出来るアメリカなどでのクリスマスツリーの違いもわかり、面白かった。
映画の最後が一家で歌うブラームスの「子守唄」で締めくくられたのも何とも言えない余韻が残るものがありました。

今回、この古いドイツを見て、逆に「サウンド・オブ・ミュージック」を見る面白さを増すものも感じ、この傑作ミュージカル映画を、これから、さらに楽しむことが出来そうです。

最後に映画「菩提樹」で一番印象にに残ったせりふ。

「神は扉を閉められるとき、きっと“窓”を開けておいて下さる」




病的状態。

2010年05月01日 01時08分40秒 | 荒川静香さん
今日も、先日、頂いたトリノ冬季オリンピックのDVDを見てしまった。

やっぱり荒川静香さんの映像を何度も見てしまった。
トリノ五輪の直後の約一ヶ月、歌劇「トゥーランドット」の音楽しか受け付けなかった頃が懐かしい。

また4年経って冷静に見て、サーシャ・コーエンの魅力を再認職した。

トリノ・オリンピックにバンクーバー・オリンピック。
何度、映像を見ても見飽きることがない。
それがオリンピックの魅力なのであろう。
しばらく、こんな病的状態が続きそうである。