雑感の記録。

秋の夜長はダラテンで

短期集中 3

2012年05月19日 | music
Borisも十二分にハードだったけど今日は更にハードな2枚。
「Manifest」が超好評だったせいかいつのまにかwikipediaが充実してたDeadlockと、
新譜聞く前に聞いといた方がいい気がしたEthsの「Tératologie」でございます。


■Deadlock 「Bizarro World」


前作と同じ路線で今作も安牌的に聞けますね。
彼らの方向性はこっちに固まったんかな?
今振り返ると初期は初期で味があるんですが少々没個性的かも。
やっぱサビーネ嬢の起用は正解だわ。
デス声+クリアな女性ボーカルって組み合わせはもう新鮮に感じはしなくなったけど、
電子音というかピコピコだったりストリングスだったりがくどく感じたかなぁ。

没個性といっても初期のゴリゴリ押す音は魅力的だったし、
Manifestでイメチェンに成功してるけども、もうちょっとアナログにいってもらえると自分は喜びます。
前作がかっちりハマり過ぎてただけに期待しすぎたかな…
伸びしろはもっとあるはずだし、次はどっちに転んでもいいから煮詰め切って欲しいかなー


■Eths 「Tératologie」


さっきのDeadlockと同じってワケじゃないけど、
前作「Sôma」から正統進化といった趣の今作。
チンポチンポ言わなくなったのは残念だけどまーしゃあねぇわなw
元々それが売りじゃねぇし。

相変わらずフランス語だし対訳も無いんで何言ってるかわかんねーんだけど、
一種過剰とも思える表現力に更に磨きがかかってる気がしました。
あくまで前作比較だけどね。
前作でも十分すぎたと思うので、今作は聞いてて疲れると感じた人も居ると思うんですが…
聴き比べると前作は曲構成が少々単調に思えることもあって、
方向は一緒なんだけど対照的なアルバムになってるんじゃないかと。

それにしても相変わらず楽器隊のマットな音が堪らなく気持ち良い。
レコーディングの技術も進歩して、今時こういう音を出してくれるバンドが減った気がするんですよね。
"今時だから"出せる音なのかもしれんけど、デス声の女性ボーカルに次ぐ個性足り得ると思うんですよ。


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