雑感の記録。

秋の夜長はダラテンで

忘れているんだよ

2010年10月23日 | music
Katzenjammerとかと一緒に買った分。
ある意味「買い戻した」と言ってもいい一枚と、
フランス版歌って踊れる由美かおるのゴシカルなジャケに騙される一枚。


■椎名林檎 「私と放電」

中学の時には友達とCD借りたり貸したりしててさ。
自分はミッシェルを除くとV系しか持ってなかったので、
こっちから貸すのは敬遠されたけど洋・邦問わず色々と借りたもんです。
中でも椎名林檎の存在っていうのは大きく、
・ポップスなのやらロックなのやら
・社会現象(笑)にまでなった歌詞を通じた独特の世界観
・「おかずになさっても宜しくてよ」と本人が公認したPV
中二心を擽るには十分過ぎた人でした。

当時はシングル出たら誰かが借りてMDにダビングして貸してくれたり、
あるいはラジオを録音してくれたりしました。
今ではちょっとだけ考えづらい絵になるかもな。
椎名林檎は自分含め中毒者が何人か居たので、シングルでも良く借りてましたね。
んでこの「私と放電」はシングルのcw曲をまとめた作品でして。
否が応でも当時を思い出すってモンですよね…

振り返ってみると当時からやりたい放題やってたんだなぁとか、1stの頃はやっぱええ声してるなぁとか。
全然聴いた事の無い曲がめちゃ多かったり。いつの間に絶頂集は廃盤になったの…。
制作理由が大人の事情に加え、「パソコンにシングルCD入れたら出てこなくなったので」ってあたり、
10年前に抱いてたイメージと寸分違わんなぁとつくづく感じさせられました。
自分みたいに10代の頃は聴いてたけど…って人には素直にオススメしたい。
軽めのタイムスリップ感。


■Mylène Farmer 「Point de Suture」

数カ月前にさらっとニコ動のリンクを貼ったけど、
キャリアが長い分リリースした作品も多いし、作風もコロコロ変わる人っぽいので、
気に入った「C'est dans l'air」が入ってるコレをチョイス。

盛り上がりに欠けるって人も多いだろうけど、
アルバム一枚を通すコンセプトと曲ごとのパフォーマンス内容のバランスで見るに、
中々良い起伏のある作品だと思うんだよ。
他の曲はYoutubeで見たぐらいだけどさ…
ビジュアルから想像する音とは180度違う音だし、歌詞も何言ってるかわかんないけど、
いつもの便利な言葉。聴き心地が良いんですよね。
張り上げる事無く控えめに切々と歌いあげる曲が多いせいかのー。
夜中の散歩には音楽を持ち込まないようにしてるんですが、
曲のテンションが深夜にちょうど良いし、春秋物の上着はポケットが多いので、
J3を持ち出すついでに良く聴くアルバムになってます。
徐々に盛り上がっていく構成なのに、最後の方は歩き疲れて家に帰ってから聴いているという…



買うのは楽しいけど、聴くのに追われる状態っていうのは避けたいんだよなぁ。
全然耳に残らんしね。
ってことでちょっとずつ時間をかけつつ、もうちょっとマトモな文章を書けるよう頑張ろう。

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