雑感の記録。

秋の夜長はダラテンで

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ロア部 動画目録

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Youtubeのロア部にアップされている対戦動画の目録になります

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3/25
・まだ寒いので履歴をクリア
・ブラッディロア3のフレーム表(calcで作ったヤツ)をアップ

ガダラの豚

2010年10月14日 | book & comic

秋の夜長は読書に限る。
まさか三冊分の長編だとは思わず書店で固まったけど買っちゃって、結局は今まで寝かせてしまった。
ネット切断やテーマ適用の面倒くささに苛立っていたこともあり、
ベッドに寝転がりつつ一晩かけて読破。
いやーやっぱこの時分は気持よく活字が読めるわ。


「永遠も半ばを過ぎて」もそうだったけど、すごく読みやすい文体ですよね。
アフリカの呪術文化がドバッと吐出されてるけど、存外にスラスラ頭に入ってきて、
気付けば読み終わり、あっという間の8時間でした。
中島らもって人には「アレな感じの人」っていう先入観しか無かったので、
こんなにも綺麗に洒脱にまとまったモノを書けると思ってなかった。
出会ったのは死んでからってのがちょっと寂しくなりました。


一年くらい前に、アフリカの方でヤギが逮捕されたってニュースがあった。
今掘り返してみるとナイジェリアってなってるね。
その後の経過までは追う気になれなかったんだけど、
「呪術が裁判のようなシステムとして機能してる」って辺りで、そのニュースを思い出した。
現代日本に生きる我々としては笑いのタネにしかならないけど、
あっちではそれが当たり前の世界なんだろうしなぁ。

自分の場合は超能力も呪術も宗教も、単純に有る無しの二択で考えるより、
「あった方が楽しいならその方がいいじゃん」とか、
「それを真ん中に据えて生きてる人も文化もあるし、無理矢理に排他せんでもいいでしょ」とか。
そういうスタンスで生きてるんで、共感を持てる考え方をしてる人が多く登場してて嬉しかったね。


1冊目では新興宗教の奇跡をネタばらしして、2冊目ではほんまもんの呪術師にヒヤヒヤさせられ、
最後の3冊目はTV局を舞台にみんなが大暴れ。
一貫したテーマはあれど、互いに遠くかけ離れた題材を一枚に縫い合わせた手腕が光る名作ですね。
一気に読むのはしんどいかもしれんけど、これはブッ通しで読むことをオススメします。