ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

山陰の冬の味覚(セコガニ)食ったドー!

2017-11-21 01:41:45 | 食・レシピ

11月20日(月曜日)
「味噌汁の具にでも」と、今年も故郷鳥取から冬の味覚”威勢子蟹(セコガニ)”が届きました。
発泡スチロールの箱を開けると、10杯のセコガニが寝ています。

どのカニも脚を動かし、「生きているぞ!」と誇示しています。先日我が家御用達のスーパーで見たばかりで、1杯が500数十円の値段が付いていました。

とてもじゃ無いが、そんな値段が高いセコガニは”よう買わん”。しかもボイルのカニなので、鍋では味が出ないでしょう。ここはそれこそ見るだけ~(^^♪ が賢明のようです。 
鳥取で暮らしていたころは、朝の味噌汁の具にセコガニが入っていました。脚を食べる時は、1本口に入れ「ガリガリガリ」と咬んで身を食べ ”ペッ!” 。割って身を取り出すなんて、そんな面倒なことは誰も致しません。
松葉カニは今も昔も値段は高く、めったに口にすることは有りません。買うのは脚が10本のところ、6本くらいのB級品が関の山。
今でも思い出すのは、父親がカニ味噌が大好きで、甲羅を七輪の網の上に乗せ”味噌がグツグツ”の光景です。確か麦味噌を追加して増やしていたな・・・。
さてこのセコガニをどうしましょ。息子の所に昨年食べないかと見せた所、 「カニの身を取り出すのが、子どもが苦手なので要りません」。知人にお裾分けしょうかどうしょうかと悩みます。そんな折、親類のカズちゃんが米を2俵かついでやって来ました。これは丁度良い。半分差し上げましょう。
今夜は昨年と同様に鍋で食べますか。私は蟹の解体係りで、脚と甲羅を剪定バサミで切り離します。生きたままなので、少々残酷物語だ。脚は一節を半分に切り、身を箸で取り出せるようにします。「炊けました!」と弾んだ声。

さぁいただきましょう。二人で5杯食べれる幸せ。お互い無言で食べるのが、カニを食べる時の正しい姿。カニ味噌は濃厚でクリーミー。身は甘みが有り、これまた美味しいな。外子より内子の方が好き! 

昔は外子のプチプチ感が好きでしたが、歳と共に好みが変わって来ます。
12月31日は息子の誕生日。松葉カニはその日に鍋で食べましょうね。楽しみです。
今夜は美味しい鍋に舌鼓を打ち大満足。有難う!

【参  考】
1.雌のズワイ蟹の呼び名は山陰地方では、「セコ蟹・親ガニ」と呼び、丹後地方では、「こっぺ」。他にも、母かに、香箱などと土地、地方によっていろいろな呼び名があります。この辺りのスーパーでは、「こっぺ蟹」で表示されています。
2.雌蟹は卵を持っているので、漁獲時期は資源保護のため、11月6日から年末12月31日までのわずかの約2ヶ月間。
3.セコ蟹と松葉ガニは、ひと目で大きさに雲泥の差があるので分かります。松葉ガニは、大きい物は、1000gを超えますが、セコ蟹は、最大に大きくても300gまでで、150~200g程度の物が通常の大きさです。

コメント
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