夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ときには、簡素なサンドイッチさえも・・♪

2008-03-13 14:53:00 | 定年後の思い
東京郊外の調布市に住む私は、
風もなく青空で桜が咲くような陽気の中、理容店(散髪屋)に行った。

家内は衣料整理の真っ最中であり、
昼食は簡単な品を帰宅の途中で買ってくる、
と私は出かけ間際に云ったのである・・。


いつも利用している理容店の主人とは、
床屋談義として、四季折々の樹木、草花の話題をしている。

今回の場合は、どこそこの桜がいつ位咲きそうだ、
去年のどこそこの桜が綺麗だった、
と他愛ない話をしたりした。


帰宅後、私は居間のテーブルで、テーブル・マットを敷いて、
ゴールドブレンドのコーヒーと煎茶を用意した後、
買ってきたコロッケの二種類、メンチカツ、そして食パンを置いた。

『XXちゃん・・用意したから、お昼にしょうよ・・』
と私は奥の和室で衣料整理している家内に、大きな声で呼び掛けた。

そして、私は台所に引き返し、ブルドック・ソースを取った後、
居間の窓際のテーブルの椅子に座った。

食パンにコロッケ、メンチカツをはさんだ簡素なサンドイッチになったが、
これなりに手軽で美味しいのである。

私達は主庭にある白梅、しだれ紅梅を眺めながら、
頂いているのである・・。


若き私達の30代の時、帝国ホテルで軽食として、
ビールを呑みながら、ローストビーフのクラブサンドを頂いたことがあるが、
これより美味しいかなぁ、と錯覚したくらいである。

気負いもなく平素の容姿で、30年以上寝食を共にした私達は、
積み重ねられた語り合いに深みが増してきたのかしら、
と思ったりしたのである。

尚、この簡素なサンドイッチは、
我家では家内の多忙の時などで、一ヶ月に1度ぐらい、
愛食している軽食のひとつである。
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私の定年退職前後の想いで・・♪

2008-03-13 07:34:00 | 定年後の思い
私は2004年(平成14年)の秋に民間会社を定年退職をした身であるが、
家内の父が入退院を繰り返して5年を過ぎた時期でもあった・・。

夏の終わり頃から、危篤のまえぶれ、と医師から、家内の母は伝えられ、
家内は入院先の千葉県にある大学病院に駆けつけた・・。

結果として、夜の徹夜の看病を家内の母と交代で看る為、
家内は遠方の大学病院に通いはじめた・・。

私は定年退職の直前の状況で、出向先に5年過ぎ勤めていた身であったので、
退職に伴う書類等、業務の引継ぎで何かしら多忙の身であった。
そして家内が大学病院に一日おきに夜を徹して通いはじめたので、
やむえず月末時点で出勤を止めて、残りの日々は有給休暇にして頂き、
家内の父の安否の状況を自宅でハラハラと見守っていた・・。

まもなく家内の父が死去し、お通夜、告別式、初七日が終った後、
私の定年退職日を迎えたが、家内は実家の母を心配し、通ったりしていた。

そして、家内との年金生活に備え、
これまでの貯金、退職金などを銀行、郵便局に、
家内と共に行き、明確に分散させたりしていた。
これと同時に、年金生活に入るため最寄の社会保険庁の事務所、
そして企業年金の事務所に通ったりしていた。

家内の父の四十九日で納骨の法事を終えた後、
家内の母と私達夫婦はお墓から1時間程度の温泉地に、
3泊4日で滞在した。

私は日中のひととき、付近の湖を散策していたが、
こんなにのんびりと過ごしてよいのかしら、
とサラリーマンの多忙だった長い歳月を振り返ったりしていた・・。

そして、定年退職記念の私達夫婦旅行の企画が幻となってしまったので、
いつの日にか、私達夫婦は記念旅行をしょうか、
と考えたりした。

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