夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『世代を超えて、歌い継ぎたい歌』・・♪

2007-01-15 18:04:00 | 定年後の思い
昨夜、インターネットでニュースを検索していたら、
文化庁が【~親から子、子から孫へ~  親子が歌いつごう 日本の歌百選】の結果ニュースを読んだりした。

私はこうした行事には無知であったが、
河合・文化庁長官(休職中)が、
少年犯罪の報道を見るたびに、世代間の断絶や人間関係の希薄化などの風潮を憂い、
発案されたらしい・・。

文化庁としては、この発案に適応し、世代を超えて歌い継ぎたい歌として、
国民から広く募集をした結果のニュースであった。

私は101選となった歌を思いうかべ、
日本語の美しさ、叙情、情緒を若い方達に学びとって欲しい、
と切実に思っている。

こうした歌からは、古来の日本人のそれぞれの生活の営みが感じられ、
昨今の社会問題などは、ある一面に於いて解消させる力も秘めている・・。

私は選定された歌をときたま聴いたりしている。

昨年の今頃に聴いたりして、私はこのサイトに綴っている。



『冬景色』を聴くとき・・♪ 
          2006.1.26.投稿


私は、ときたま唱歌を聴くときがある。

冬の季節には、『冬景色』は私の好きな唱歌のひとつである。

作詞はどなたが創られたかは不明であるので、《文部省唱歌》となっている。

♪さ霧消ゆる みなとえの
 舟に白し 朝の霜
 ただ水鳥の 声はして
 いまださめず 岸の家

こうしたのを聴いたりすると、どなたが歌っても、
私はときたま涙ぐんでしまう時がある・・。

遠い幼年期を想いださせるのか、
或いは失ってしまった純粋な心を甦(よみがえ)させようとする
もうひとりの自分に哀歓を寄せているのかは解からない。

何より、この作詞の日本語は、はかなく美しい。

私は詩の世界は理解する素養はないが、
声により唄いつながれて行く言葉の結晶である作詞の世界は解かるつもりである。



こうした綴りを昨年のこの時節に綴ったりしている。
今朝、たまたま読み返したが、
私なりにこうした名曲は、心の隅に何時も宿っている、と思ったりしている。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

されど、イチゴ・・♪

2007-01-15 08:30:00 | 定年後の思い
私は定年退職後、日常の買い物を担当しているので、
スーパーの生鮮野菜コーナー、果物コーナーなどを見たりしている。

この時節、イチゴの赤く成熟した大粒が並んでいる。
家内は好きな果物のひとつであるので、買い求めたりしている。

昭和26年の頃は小学一年生であった私は、
祖父、父が健在で程々手広く農業をしていた。

叔母達も日当たりの良い畑の一角で、草花を植えたり、イチゴなどの果物を植え込んでいた。
草花は仏様、お墓の墓前に供えたり、或いは室内の花瓶に生けたりしていた。

イチゴは5月頃になると、白い花をつけた後、結実し、初夏の頃に赤み帯びて成熟する。

私は幼年期であったので、
『まだ駄目・・!?』
と私は叔母に懇願するように云ったりした。

『まだ白さがあるでしょう・・もう少しね・・』
と叔母は云いながら、2坪ほどの広さのイチゴ畑の中で、
少し赤く色づい実を捜して、一粒を私の口に入れてくれた。

口に入れて噛み砕いているうちに甘み拡がってきた・・。

昭和50年、家内と交際をはじめ後、一月の下旬だったと思うが、
東京駅で待ち合わせ、新幹線の『こだま』で清水駅まで利用し、
日本平付近の丘陵のイチゴ園に行った。
日当たりの良い丘陵でビニールハウスの中で養育されていた。
入り口でカップに入れたミルクを頂き、ハウス内のイチゴをもいで食べる方法であったが、
途中で家内に私のミルクを手渡して、私は外に出た。

ハウスの入り口から少し離れた所で、
私は煙草を喫いながら海辺の光景を観ていたが、
ときたま微風を受けると寒さが感じられた。

私は3粒を頂いたが、初夏の果物がどうして・・と思ったりした。

昭和35年の高校生になると、季節を問わずショート・ケーキの上にイチゴが載せられたり、
日本の各地でビニールハウスの情景が見られたりした。
私が中途入社した昭和45年を過ぎると、会社の二月頃の旅行の折、イチゴ園に寄ったりした。

私は露地栽培の初夏、実がまばらな小粒で、淡い甘さが幼年期の想いでのためか、
昨今のイチゴには戸惑いを覚えている。

尚、イチゴは婦女子の果物のひとつであると私は確信している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする