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りコール運動を進める市民の方々
驚くニュースが入っている。
共和党のウィスコンシン州知事スコット・ウォーカーに反対する人々が、州投票による知事のリコールを要求する100万人以上の署名を提出した。その100万人強の署名は、必要数54万のほぼ2倍で、米国歴史上最大のリコール要求になっている。
ウォーカー知事は、ほとんどの公務員の団体交渉権を取り上げる法律を押し通したことで、非難を浴びていた。また、緊縮経済政策を採り入れ公務員を犠牲にした財政改革を行い組合を破壊しようとし、学校予算の削減を試み、それを進めた。人々の怒りが今回のリコール要求につながっているという。
今、世界を見ると市民の力で何かが変わり始めている。しかし日本では、橋下大阪市長の公務員攻撃に自己主張をせず身をすくめる大阪市の組合。意見を述べない組合を見ていると、本当にそこまで組合は悪かったのかと考えてします。米労働運動は、真正面から知事に対し異議を申し立てた。組合の団交権剥奪に対しまず大学・高校の教師が授業ボイコットで立ち上がる。それを大学生・高校生が支持し、やがて消防士、警察官までに立ち上がったという。またイラクの帰還兵のこの闘いに合流した。
日本では、このような連帯はありえないほど「公務員」「組合」は、本来の目的からはずれてしまっているのだろうか?市職員の友人は「市長が変わり、ものいわぬ職場の雰囲気が怖い」と言う。しゃべらない職場、地域ほど怖いものはない。市民や働く者に勢いがあるそんなアメリカの息吹を感じている。