ウィトラのつぶやき

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早くも表面に出てきた菅総理の本質

2010-07-25 08:41:23 | 社会
菅直人しが総理になった時に私は菅総理の本質は鳩山前総理と似て、思い入れが無いと書いた。

二人とも「これを実現したい」と言うのが無く、下からの提言で受けの良さそうな言葉をピックアップして自分が考えたかのように言う点が共通点である。違いは選択する内容が菅総理は現実的で鳩山総理は理想主義的であるという点は違うが、選択基準は「国民に受けるかどうか」であると思っている。

おさらく菅総理は1年前から官僚支配を変えたいと本気では思っていなかったし、今は財政再建を前面に出しているが、これもその方が受けるという判断からだと思う。

私は菅総理は鳩山前総理の失敗を見ていてこの点も学習したのでもっと慎重に発言すると思っていた。しかし、選挙中の発言や、選挙後の発言である予算の一律カットや国家戦略局をあきらめる話などを見ているとどうも「首相の言葉の軽さが命取りになる」と言う点を学習していなかったように見える。

予算の一律カットは、本当に予算を下げる時の一次指令としてはよくつかわれる手だし、国家戦略局もこれまで全くうまくいっていないのだから見直しは必要だろう。問題はそれを深く考えもせずに指示として出してしまう点である。この点を改めない限り、9月の民主党代表選挙までに急激に支持率が下がり、別の人が代表、つまり新総理になる、ということになるだろう。

消費税の時のように、「議論の場を作ってそこで色々な意見を出させる、そして意見が割れて収束しない時には総理が判断する」というやり方をとれば、私は菅総理でやれると思っているのだが、そうならない以上、9月の民主党代表選挙で混乱、総選挙をやれば参議院選と同じような状態、ということになる気がしている。

自民党は外国人参政権に反対しているが、日産のように外国人総理を考えないといけないかもしれない。

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