ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

光電話の制約は許されることなのか?

2009-12-11 17:35:19 | 社会
先日、電話会議をしようとして主催者が用意してくれた「00XX」で始まる電話番号に電話したら「00で始まる電話番号にはおつなぎできません」というアナウンスが流れてきた。あわてて連絡して別の番号を用意してもらって会議を行った。

携帯電話ではつながるのでNTTだけの制約のようである。 NTTに電話してみると「光電話は00XXで始まる番号にはつながないようにしている」という回答であった。色々聞いてみると[00XX]は事業者識別番号で、後発のサービスを始めようとして電話番号を取ろうとするとこの番号が与えられるようである。

Flet’s光に申し込んで光電話を契約するときに、「一部の特殊な電話番号にはつながらないこともありますがそういうことは減ってきています」という説明だった。しかし[00XX]に関しては接続できるようにする計画は無いようである。

これは明らかに技術的に追いつかなくてできないのではなくて、事業者の意図としてやらないのだと思う。私も光電話を導入して2年半たってはじめてこのようなケースに遭遇したのでそれほど大きな問題ではないのだろう。

しかし、「通信サービスの公正さ」という面では大きな問題だと思う。アナログ電話でも、携帯電話でもつながる電話番号に対してNTTが意図的に接続拒否をしていてはたして公正な接続と言えるのだろうか。これをはたして「電話」と呼んでよいものなのかどうかに疑問を感じる。

私は通信業界で仕事をしているのだが、無線技術が専門で有線網のほうにはあまり興味はなく、これまでこの種の事業者間接続の問題にはあまり興味を持っていなかった。しかし、今回初めて色々な人が指摘しているNTTのエゴというものを目の当たりに感じた

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