ウィトラのつぶやき

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政権はゆらいでも着々と進む民主党の政略

2010-05-30 17:06:47 | 社会
鳩山政権は末期症状であるが、民主党の権力固めは着々と進んでいる。

鳩山総理が福島大臣を罷免した5月28日、政府は郵政民営化を元に戻す法案を強行採決した。強行採決はそれほど珍しいものではないが、野党側が「聞く耳持たず」といった態度で強行採決しか進みようがない場合が少なくない。今回の福島党首に対する対応もその部類に属すると思う。

しかし、郵政民営化法案の場合はかなり違う。殆ど議論をせずに問答無用、という感じの強硬採決である。私は今回の強硬採決は与党側が責められるべきだと思う。数を頼みにした暴挙である。そもそも郵政民営化は、殆どそれだけを争点にした選挙が行われたくらいの国民的問題である。それにもかかわらず、殆ど議論をせずに採決する。

竹中平蔵氏が「話題にならないようにこの日を狙ってやった」、と言っていたが、私ももそう思う。これが小沢幹事長のやり方だと私は思っている。

マスコミは日米共同声明と福島大臣の罷免に目を奪われて、殆どこの問題を報じない。民主党の狙いどおりである。こうして小沢独裁体制が着々と進行している。これが私がもっとも気にしている民主党の体質であり、それを報じるべきジャーナリズムの貧弱さである。


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