「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

黒田総裁、「回復」を明記。緩和効果がジワジワと!?

2013-07-11 23:59:08 | マ-ケット

              
今日、日銀は金融政策決定会合で、景気判断を前月の 「持ち直している」 から、
「緩やかに回復しつつある」に上方修正しました。判断に「回復」の表現を盛り込む
のは、東日本大震災前の2011年1月以来、2年半ぶりの事。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130711-00000107-mai-bus_all

黒田総裁は会合後の記者会見で「企業のマインド改善が、設備投資など実際の
支出活動に結びついている」と強調しました。

「為替や株など金融資本市場の(円安・株高の)動向が先行したが、様々な経済
指標の改善に見られるように、順調に実体経済は回復し、想定した方向に経済が
動いている」。

黒田総裁は、4月に導入した大規模な量的緩和(異次元緩和)の効果に自信を
みなぎらせた格好です。

景気判断の上方修正は7カ月連続。生産や輸出、設備投資、個人消費に関する
指標が相次いで良くなっていることを反映させた。昨年11月以降に進んだ株高・
円安も、輸出企業を中心に経営者の心理を改善させており、6月の日銀企業短期
経済観測調査(短観)では、大企業・製造業の業況判断がプラスに転じています。

経済同友会の長谷川代表幹事は、日銀の回復判断を「消費と輸出をけん引役に、
景気の回復傾向が強まっていることを裏付けた」と評価しました。

このアベクロミクスの効果を持続・現実の物にするためにも、必要に応じた金融
緩和や、規制緩和/経済成長の種まきなど、実行面のサポートをするためにも、
「参院のねじれ」解消が必要です。

さて、日経平均は、反発し55円高の14472円の大引けとなりました。
(出来高 概算27.8億株の商いでした。)

NY市場、バーナンキFRB議長の量的緩和早期縮小を撤回するような発言が
あり、底堅い展開とともに、為替市場では、過剰反応のドル売り/円買いと、
ドル/円で98円台に突入し、利益確定売りが先行するも、アジア市場の堅調さ、
日銀の景気判断上方修正を材料に、後場から先物主導でプラス圏に浮上した
格好です。

日経平均の上昇ピッチにブレーキがかかったことにより、ボリンジャーバンドの
上値追いの伸びしろができ、リバウンド継続です。

注目のNY市場、バーナンキ発言から、米経済が回復基調にあるものの、QEの
縮小・終了が少し遅れるとの思惑から、株式市場は、上昇してのスタート。
終了まで、底堅い動きになりそうです。

明日の日経平均、SQ値が低めなら、週末でも14500円台回復して良い状況
ですが、マーケットはどう評価するでしょうか。


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ビール出荷量(前年同期比減)は、猛暑で盛り返す!?

2013-07-10 23:31:22 | ニュ-スからひと言

            
梅雨明けで気温が上昇する中、ビール大手各社が飲食店向けの業務用販売を
強化している様です。(フォトは、サッポロビールが飲食店向けに今年導入した
新型ビールサーバーでビールを注ぐスタッフ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130710-00000040-jijp-bus_all.view-000

そんな中、今日ビール大手5社が発表した1~6月のビール系飲料の出荷量は、
前年比0.9%減の1億9929万ケース(1ケース=大瓶20本換算)でした。
寒さが厳しかった年初に販売が振るわず、統計を取り始めた1992年以降最低
なった様です。

こんな状況も払拭する様な暑い夏となり、7~9月の四半期で挽回、通年でみれば
前年比プラスに転じるのでは、と思っています。

それにしても梅雨明け直後から連日の猛暑で、早くも8月から9月にかけ、夏バテが
気になる「横浜ザル」です。「1000年に1度の猛夏」になると予想する人もいて
現実味を帯びた状況です。

さて、日経平均は、反落し56円安の14416円の大引けでした。
(出来高 概算27.8億株の商いでした。)

NY市場が続伸する中、昼前の中国貿易統計が弱いのに加え、為替がドル/円
100円台前半に円高が進み、東京市場後場の先物主導要因で、一時100円
以上の下落も、日経平均は14400円台をキープして終了です。

日経平均の下落も、5日線に沿ったリバウンド継続で、拡大のボリンジャーバンド
上昇する余地を残した格好です。

注目のNY市場、FOMC議事録の発表やバーナンキFRB議長講演を控える中、
小幅上昇のスタート。バーナンキFRB議長が、ネガティブなコメントを、新たに
リリースしなければ、概ね 内容は織り込み済となり、底堅い展開を想定。

明日の日経平均、SQ前に14500円台へ到達するか注目しています。


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IMF、日本の経済成長の上方修正って本当!?

2013-07-09 23:59:43 | ニュ-スからひと言

            
今日、IMF(国際通貨基金)は、世界経済見通しを発表しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130709-00001356-yom-bus_all

日本の2013年の成長率は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」の効果を
反映し、前回の4月時点より0.5P上方修正して2.0%としています。

IMFは日本について、「消費や純輸出に引っ張られ、予想より成長が強い」と
評価し、主要国では数少ない上方修正となった格好です。14年の成長率は
1.2%と、世界経済を取り巻く環境が芳しくないため0.3P引き下げた。

世界経済全体で、13年が3.1%、14年が3.8%で、いずれも0.2P下方
修正しています。中国の13年の成長率を0.3P引き下げて7.8%、14年も
0.6P下げて7.7%と予測。ブラジル、ロシアも大幅に下方修正しています。

アベノミクス効果で、為替の円高是正が進み、輸出企業である自動車、電機、
素材、機械などコスト競争力で、土俵の上で勝負できる水準となり、技術の
DNAは、世界のマーケットに浸透するチャンスが増えています。

さらに、デフレと円高に苦しんだ期間、コスト圧縮力をみにつけ、飛躍できる
チャンスとなっています。世界にさらに打って出るのは、 「今でしょ!!」

さて、日経平均は、大幅に反発し363円高の14472円の大引けでした。
(出来高 概算28.3億株の商いでした。)

今朝方のNY市場、続伸での終了に加え、取引終了後のアルコアの決算も
良好と、東京市場への追い風になりました。前場は、アジア市場の動きで、
上げ幅限定的も、後場に入ると上海市場など上昇へ切り返し、値を上げた格好。

日経平均の上昇により、上昇する5日線に従いリバウンド継続です。

注目のNY市場、欧州株が続伸した流れを受けて堅調なスタート。大引けまで
底堅い展開を想定。

明日の日経平均、週末のSQを前に、続伸の展開もありそうです。


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ドル高傾向は継続!金利差乖離で!?

2013-07-08 23:43:50 | マ-ケット

            
米国の金融政策とその他主要国・地域の金融政策の見通しに違いが出てきた事で、
ドル高が長期化し、新興市場国にかかる圧力や国際市場ボラティリティーが増大する
可能性がある。と報じられています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130708-00000091-reut-bus_all

量的緩和の縮小開始に関するFRBのバーナンキ議長の発言から2週間が経過し、
投資家は、FRBが今後14カ月以内に利上げに動くとの見方を強めています。
一方、ユーロ圏、英国、日本では早くても2016年まではそうした動きは予想されて
いません。過去5年間で、初めての金利見通しの大幅な乖離となっています。

FRBの緩和縮小見通しや、ECBが7/4、今後長期間にわたり政策金利は過去
最低水準にとどまるとの見通しを示したことを受け、米国債10年物と独連邦債10年
物の利回り格差は2006年以来の水準に拡大しました。

政策ギャップの広がり、米経済見通しの好転は、ドルが大幅な上昇局面に入ったと
多くの投資家が認識し始めることを意味します。

日本にとっての円高是正の水準訂正により、輸出企業の追い風や株価にプラスに
作用しますが、100円台前半位で、落ち着いてくれると、心地よい水準と思っいます。
ただ、新興国にとっては決して良いニュースとは言えないかもしれません。

さて、日経平均は、大幅に反落の200円安の14109円の大引けでした。
(出来高 概算32.6億株の商いでした。)

週末のNY市場、雇用統計の改善を好感して上昇した株式で、週明けの東京市場の
追い風も、東南アジア市場が軟調な中、先物主導の売りに押された格好です。

日経平均の下落により、ボリンジャーバンド+2σを割り込み、長い陰線を形成
していますが、上昇する5日線に添ったリバウンド継続で、週後半14500円
レベルを超えられるかポイント。

注目のNY市場、週明けも堅調なスタートになっており、続伸。今週から米決算
シーズンが始まり、取引終了後のアルコア決算に業績改善の期待もありそうです。
終了まで、底堅い展開を想定。

明日の日経平均、早速反発して良い水準です。


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7月第2週 相場展望と予定

2013-07-07 23:37:05 | 相場展望

             
7月相場入りとなった7/1~週の日経平均は、上昇基調を強めた1週間でした。
週初の日銀短観の上方修正で続伸してスタートすると、7/2には、1ヶ月ぶりの
14000円台回復し、円高基調の是正の中、大台をキープしました。

米国が独立記念日で休場となる中、NY市場も大きく崩れることなく、週末の雇用
統計睨みで様子見姿勢となった感があります。東京市場は、7/4の「魔の木曜」
を払拭して14000円台をキープ。週末に、米雇用統計期待や為替のドル/円で
100円台となり、日経平均の上放れを演出した格好でした。

結局、日経平均は週間で632円高(↑4.63%)14309円の大引けでした。

7月第2週(7/8~7/12)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

注目の米雇用統計、失業率は、前回と変わらず7.6%でしたが、非農業部門雇用
者数が19.5万人増と、予想を上回り20万人に近づいたことで、ドル買いが強まり
ドル/円は101円台まで円高是正となっています。また景気回復期待と量的緩和
縮小の綱引きは、景気回復期待に軍配があがり、ダウ、ナスダック上昇し週明けの
東京市場の追い風になります。

イベントは、7/8のユーロ圏財務相会合、7/9のEU財務相理事会の動向が
注目されます。7/9の中国6月消費者物価・生産者物価に関心が集まります。
米決算では、日本株への影響も少なくない7/8アルコアに注目しています。

国内で、7/8の6月景気ウォッチャー、7/10の6月国内企業物価指数、5月
第三次産業活動指数、6月消費者態度指数など経済指標が目白押しです。

また、参院選がスタート。「ねじれ解消」が焦点となる中、自民・公明の安定政権に
よる成長期待が、資金流入を高める要因となるかもしれません。そんな中、出遅れ
ている銘柄の底上げの流れも出てきそうです。

日経平均、7月第2週(7/8~7/12)レンジは、13900円~14850円程度を
想定しています。

1.7月第2週(7/8~7/12)主なイベントと予定
 7/8
  日本 6月景気ウォッチャー調査
  日本 5月国際収支
  日本 原子力発電所の新規制基準の施行
  日本 クリエイトSD、壱番屋、井筒屋、東武ストア 等 決算
    米   米・中 戦略 経済対話 
  米   アルコア 決算
  EU  ユーロ圏財務相会合
 7/9
  日本 6月工作機械受注
  日本 ビットアイル JASDAQ→東証一部へ
  日本 イオン、サイゼリア、ダイセキ、OSG等 各決算
  米   国債入札 3年債(320億ドル)
   中国  6月消費者物価
  中国  6月生産者物価
  英   5月鉱工業生産
  英   5月製造業生産高
  EU   EU財務相理事会
 7/10
  日本 日銀金融政策決定会合(~7/11)
  日本 6月国内企業物価指数
  日本 夢展望、フォトクリエイト 新規上場
  日本 ABCマート、久光薬、コジマ、東宝、歌舞伎座 等 決算
  米   FOMC議事録(6/18、19分)
  米   バーナンキFRB議長、講演
  米   国債入札 10年債(210億ドル)
  米   ヤム・ブランズ 決算
  中国 6月貿易収支
  EU   欧州銀行監督機構理事会会合
 7/11
  日本 日銀金融政策決定会合
  日本 黒田日銀総裁、記者会見
  日本 5月機械受注
  日本 6月都心オフィス空室率
  日本 島忠、松屋、ファーストリテ、ガリバー、東天紅 等 決算
  米   新規失業保険申請件数(~7/6までの週)
  米   国債入札 30年債(130億ドル)
  豪   6月雇用統計
  中東 イスラム圏ラマダン入り(~8/B)
  伊   イタリア国債入札
  EU   ECB月報
 7/12
  日本 オプションSQ算出日
  日本 日銀月報
  日本 5月鉱工業生産
  日本 5月設備稼働率
  日本 東洋炭素、三協立山、北國化、松竹、CSP 等 決算
  日本 星野リゾート・リート(J-REIT上場)
  米   6月生産者物価指数
  米   7月ミシガン大学消費者信頼感 速報
   米   SF連銀総裁
  米  セントルイス連銀総裁、講演
   米  ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン 各決算

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/5)

 5日のNY市場はこの日発表になった米雇用統計を受けてドル買いが強まっている。
 米雇用統計は、失業率こそ前回と変わらず7.6%だったものの、非農業部門雇用者
  数19.5万人増と予想を上回り20万人に近づいたことがドル買いを強めた。
 前回、前々回分も上方修正となっている。

 市場ではきょうの米雇用統計の結果に9月FOMCでのQE縮小開始を見込む声が大きく
 なっている。大手通信社の調査ではプライマリーディーラー16社中11社が9月QE縮小
 開始を見込んでいる。失業率は依然として7.6%と横ばいの推移が続いており、先日
 FOMC経済見通しで示した年内7.2~7.3%に届くかどうかはなお微妙な情勢ではある
  が、20万人近くのNFPの増加に市場は強気になっているようだ。

 米国債利回りも大幅に上昇する中、ドル円は101円台に上昇。利益確定売りも出るもの
 の、米株もポジティブに反応していた事もあって、101円台前半の水準を維持してる。

 参院選で改選121議席のうち自民党は単独で過半数を確保、公明党と合わせ70議席を
 超え、非改選議席とあわせて過半数に達し、ねじれが解消されるとの世論調査が伝わっ
 ていることも、ドル円をサポートした面もあったのかもしれない。

 一方、ユーロドルは1.28台前半に急落。前日のドラギECB総裁による理事会後の会見で
 ユーロは売りが強まっているが、きょうの米雇用統計はダメ押しとなったようだ。
 下向きのトレンドを強めており、昨年の安値1.20台を目指すとの見方まで聞こえ始めて
 いる。               http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=189301
 
 米国債利回り
   2年債          0.395(+0.032)
   10年債        2.729(+0.225)
   30年債        3.701(+0.208)
   期待インフレ率   2.069(+0.034)
                  *期待インフレ率は10年債で算出

 5日のNY債券市場、利回りは大幅上昇。この日発表になった米雇用統計が予想を上
 回る内容となったことで、景気回復への期待感が高まっている。きょうの米雇用統計の
 結果でFRBによる9月QE縮小観測が高まった。

 10年債利回りは2.7%台に上昇し、直近の高水準を上回った。30年債も3.7%台に上昇。
 2-10年債の利回り格差は233(前日+212)に急速にスティープ化。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=189298
3.NY株式市場、結果(7/5)

 NY株式5日
   ダウ平均      15135.84(+147.29 +0.99%)
   S&P500      1631.89(  +16.48 +1.02%)
   ナスダック      3479.38(  +35.71 +1.04%)
   CME日経平均  14550    (大証比:+210 +1.46%)

 5日のNY株式市場、ダウ平均は続伸。この日発表になった米雇用統計が予想を上回る
 内容となったことで、景気回復への期待感が高まっている。今日の米雇用統計の結果で
 FRBによるQE縮小が早まったとの見方も強く、マイナスに転じる場面も見られたが、後半
 にかけて買いが優勢となった。

 ダウ採用銘柄ではアメックス、JPモルガン、3Mが上昇。一方、マクドナルドやP&Gが
  軟調。

 予想を上回る米雇用統計を受けて、逆にニューモントやバリック・ゴールドなど産金株や、
 D.R.ホートンやKBホームといった住宅建設株の軟調さが目立っている。住宅市場に関
 しては、住宅回復の鍵となっている若者の雇用が依然として弱いとの指摘も出ていた。

 ナスダックも続伸。アップル、シスコは下落したものの、その他のハイテク株は総じて
 堅調。

 デルが商いを伴って下落。非公開化を目指してマネジメント・バイアウト(MBO)を提案
 している創業者のマイケル・デル氏と買収ファンドのシルバー・レイク・パートナーズが
 買い取り額を引き上げないのではないかとの見方が広がった。
                  http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=189297
4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各決算

 NY原油先物8月限(WTI)
   1バレル=103.22(+1.98 +1.96%)

 5日のNY原油先物相場は4日続伸。エジプト情勢が緊迫化する中、この日発表になった
 米雇用統計が予想を上回ったことに素直に反応した。

 8月限は103ドル台に上昇し、2012年5月以来約1年2ヵ月ぶりの高値水準となった。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=189292
 NY金先物8月限(COMEX)
   1オンス=1212.70(-39.20 -3.13%)

 5日のNY金先物相場は大幅反落。この日発表になった米雇用統計が予想を上回り、早期
 QE縮小観測が強まった。為替市場でドル買いが優勢となる中、金は売りが強まっている。

 8月限は一時1206ドル付近まで下落し、再び1200ドル割れを試す動きが見られた。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=189293


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楽天の企業カルチャーは、楽天的でない!?

2013-07-06 23:58:27 | 企業を斬る

             
一昨日、日経マーケットのHPを見ていて、「オヤッ」と思った人も多かったに違い
ありません。

適時開示文書の閲覧数トップに「楽天」があり、1企業が1人のアナリストを名指し
して、「分析が甘いので、投資判断の材料にしないで下さい。」というもの。
http://realtime.wsj.com/japan/2013/07/03/

楽天は、東証への開示文書を通じてアナリストに屈辱を与えるという、通常めったに
見られない行動に打って出ました。楽天は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の
荒木正人シニアアナリストのリポートを非難し、分析方法を非難。荒木氏はその中で
楽天の投資判断を「ニュートラル(中立)」から「アンダーパフォーム(弱気)」に引き下
げていました。

荒木氏は6/21付リポートで、三木谷氏が政府の産業競争力会議メンバーに加わっ
たことが、楽天の株価を押し上げたが、過大評価されているように見えると主張。

三木谷氏は、安倍首相が議長を務める同会議の民間議員に今年初めに指名されて
以来、厳格に管理された日本経済の規制緩和と改革に向けた首相の取り組みの最
前線に立ち、オープンネス(開放性)と透明性、良識を求めてきた。

楽天株は、荒木氏がこのリポートを作成するまでの6カ月で約80%上昇した。これに
対し、指標となる日経平均株価の上昇率は25%でした。

楽天は、会社名とその下に三木谷氏の名前を記した開示文書で、荒木氏のリポートに
ついて「分析が極めて浅い」と指摘し、 「荒木氏による過去及び将来のレポートは当社
への投資判断の一助とはなりえないと判断しており、投資家の皆様におかれても参考
とされないようお勧め致します」と記載していました。


もし、楽天側の情報開示が不十分なら、アナリストも推測をした上での判断となり、
レポート上でのアンダーパフォームは、そんな背景があったのかもしれません。

このように企業が公の文書一アナリスト個人について語ることは珍しく、大人気ない
所業と言わざるを得ません。楽天は、もはや新興企業でなく、東証1部に入っても良い
企業で、今回のリリースは、CSRの観点から首をかしげたくなります。

それでは、また。

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米雇用統計の改善も、評価は!?

2013-07-05 23:59:49 | マ-ケット

             
注目のNY外為市場では、朝方発表された6月米雇用統計を受け、ドルが幅広い
通貨に対し上昇しています。対円では5週間ぶり高値、対ユーロでも6週間ぶり
高値をつけています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130705-00000109-reut-bus_all

米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回り、20万人に接近したことで、
市場は9月のQE縮小への期待感を高め、米国債利回りの上昇と伴に、為替市場
ドル買いの反応を見せています。

米国は景気回復の足取りがしっかりしている事から、長期金利上昇しており、ある
意味自然の流れなのかもしれないが、米国債利回り上昇しています。

一方、ダウは金融緩和縮小に向かうとの思惑から下落しており、終了時にどこ迄
戻すことができるか、ポイントです。

さて、日経平均は、反発し291円高の14309円の大引けでした。
(出来高 概算28億株の甲斐ないでした。)

NY市場の休場で様子見のスタートも、米雇用統計期待と、為替の100円台に
近づき、週末でも先物主導で買いが入った格好です。

とにかく、上放れのサインとなり、来週につながりました。

注目のNY市場は、冒頭の通りで、ダウ終値で15000ドル台となれば、為替
ドル/円101円台を背景に、来週のリバウンド継続に期待が持てそうです。

ブロガー/読者の皆さん、良い週末を!!


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景気判断8地域改善! 回復の足音が庶民に届けばOK!?

2013-07-04 23:59:14 | マ-ケット

             
今日、日銀は、7月地域経済報告(さくらリポート)で全9地域のうち、東北を除く
8地域の景気判断を前回4月から引き上げました。円安・株高基調で個人や
企業の景況感が改善した格好です。【工藤昭久】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130704-00000066-mai-bus_all

個人消費や生産の持ち直しの動きが続いている他、公共投資も増加。内需主導
による景気の持ち直しの動きが、地方にも波及していることが示されました。

前回調査で全9地域で判断を引き上げており、2四半期連続で8地域以上を上方
修正するのは、2009年7月と10月の連続上方修正以来、3年9カ月ぶり。

前回の判断に見られた「弱め」や「下げ止まる」といった表現はなく、東北を除く
8地域で「持ち直し」との表現を盛り込んだ。東北は判断を据え置いたが、復興
需要などの効果で景気判断の水準自体は「回復しつつある」と他の地域より強い。

項目別では、公共投資は5地域で判断を上方修正。株高による消費者心理の
改善効果などから、百貨店の高額品や乗用車販売が好調で、個人消費は、北海道
など6地域が上方修正しています。海外需要の持ち直しで、生産は北陸、中国を除く
7地域で判断を引き上げています。

改善の足音が庶民に届けば、景気浮揚も本物で、政府による経済政策遂行のため
にも、参院の「ねじれ解消」が必要です。

さて、日経平均は、小幅に続落し36円安の14018円の大引けでした。
(出来高 概算24億株の商いでした。)

今朝方NY市場が底堅い展開の中、為替が99円台に戻り、相場の膠着感を演出も
相場環境は程よい小休止で、「魔の木曜日」にならず、ひと安心した格好。

日経平均は、14000円台をキープし、引き続き底堅い値動きとなっています。
今晩のNY市場が独立記念日で休場で、明日の雇用統計に期待が出てきます。

明日の日経平均、週末でも反発の地合いを想定しています。


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サントリー食品 新規上場、底堅い動き!?

2013-07-03 23:41:17 | 企業を斬る

              
今日、清涼飲料大手のサントリー食品は、東京証券取引所1部市場に上場しました。
初値は公開価格を20円上回る3120円で、これに基づく時価総額は、1兆円に迫っ
た格好です。現時点で、今年最大の大型IPO(新規株式公開)となります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130703-00000531-san-bus_all

証券会社が投資家の需要などをもとに算出した公開価格は3100円でした。
初値に基づく時価総額は9640億円で、平成22年12月の大塚HD以来の規模。

初値が公開価格を上回ると、事前の公募で買った投資家が売却しやすくなり、その
資金で他の銘柄を買うなどして市場活性化につながります。しかし、公開価格を上
回ったのはわずかで、市場では「手数料を考えると売却しにくい水準」(ネット証券)
との見方が強かった様です。

清涼飲料だけで1兆円規模とされたサントリー食品の時価総額が、酒類なども合せ
アサヒグループHD(約1兆2000億円)などと大きな差がないことから「割高」との
見方が広がり、初値が伸びなかったようです。

一方で、「食品で時価総額1兆円規模の企業は少ないので、国内外の機関投資家が
分散投資する銘柄の一つとして買われていくだろう」(大手証券)と、今後、有力株の
一つとして存在感を高めるとの観測もあるようです。

サントリーG全体の資金調達額は約3900億円。
サントリー食品はこのうち2900億円程度を調達し、M&A(企業の合併・買収)など
にあてる考えです。

サントリー食品の上場、6/Mではなくリバウンド相場の渦中でタイミングも良く
日経平均の小反落の中、公開価格45円高、初値から25円高の3145円終了と、
上々のスタート。キリンやアサヒではなく、コカ・コーラをターゲットにする位 目標設定を
高くし、サントリーの事業戦略に注目しています。

さて、日経平均は、5日ぶりの反落43円安の14055円の大引けでした。
(出来高 概算28.1億株の商いでした。)

今朝方のNY市場の下落も、円相場がドル/円で100円台と、東京市場へ追い風。
寄付き直後の続伸も、この所の上昇ピッチの速さを警戒してか、利益確定の動きに。
それでも、日経平均14000円台をキープし底堅さを示した格好です。

日経平均反落も、短期的に過熱感を冷ます一服と見れば、次の上昇へマグマ溜め。

注目のNY市場、序盤は続落のスタート。中国の非製造業PMIが冴えない数字だっ
た事やエジプト情勢懸念など、欧州株の下落が投資家心理を冷やした格好。
ただ、今日は短縮時間取引で、明日は独立記念日で休場とあって、雇用統計期待も
あり、小幅安程度の着地を想定。

明日の日経平均、「魔の木曜日」を払拭し、為替の99円台の中で14000円台
キープできるか、注目しています。


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ドル/円で100円突破!103±3円程度が程良い水準!?

2013-07-02 23:59:20 | マ-ケット

             
今夕以降、NY外為市場では、ドルが対円で一時4週間ぶり高値をつけ、その後も
100円台で推移しています。主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数も
5週間ぶりの高水準となっています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130702-00000128-reut-bus_all

7/5に発表される6月米雇用統計によって、FRBが予想よりも早い時期に刺激
策を縮小する確率が高まるとの観測が強まっていることが背景です。

日本にとって、円高是正の水準訂正で、適正に近づいており、100円台前半が
物価水準や購買力平価など考えると適正かもしれません。

株式市場、輸出企業には追い風で、贅沢な悩みですが、更に円安が加速すると、
輸入物価を押し上げ、エネルギーや食品、輸入ブランド品 価格などに追加反映し、
給料アップ前に可処分所得が減ってしまいます。

程良い為替水準は、103±3円程度と思っています。

さて、日経平均は4日続伸し、246円高の14098円の大引けでした。
(出来高 概算30.2億株の商いでした。)

今朝方のNY市場の上昇に加え、為替の99円台後半が、東京市場の追い風でした。
日経平均の大幅続伸で、ボリンジャーバンドは+1σから+2σの水準までの上昇。
一服がほしいところですが、先高感あるチャートとなっています。

注目のNY市場、新規材料に乏しいな中、上昇してのスタートで底堅い展開。

明日の日経平均、ドル/円で100円台が相場を堅調にさせそうです。


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