「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

「日銀短観」景況感が1年9カ月ぶりプラスで、日本主導の相場!?

2013-07-01 23:33:47 | 政治に物申す

             
今日、日銀が発表した6月企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す
業況判断指数(DI=景気が「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業の割合を
引いた数値)が大企業・製造業で+4となり、前回の3月調査(-8)から 12P改善
しました。2期連続の改善で、2011年9月調査以来7期(1年9カ月)ぶりにプラス
に転換しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130701-00000014-mai-bus_all

円安の定着や米景気回復などを背景に収益が改善している「自動車」など輸出関連を
中心に企業心理が大幅に好転。住宅など個人消費も堅調で「不動産」を含む大企業・
非製造業も+12と前回からプラス幅を6P拡大しました。

今回は、安倍政権の「アベノミクス」の柱である異次元の金融緩和策を日銀が4月に
導入して以降、初の短観。

5月下旬以降、米国の量的緩和策の縮小観測などから株価が急落するなど金融市場が
不安定になったが、企業心理への影響は限られた。3カ月先の業況見通しは大企業・
製造業が+10と一段の改善を見込む一方、大企業・非製造業は、横ばいの+12と
なっています。

足元の業況判断DIを業種別にみると、大企業・製造業は16業種中15業種で改善。
円安効果で「自動車」が前回調査から6ポイント上昇のプラス16と大きく改善。

「電気機械」が-4(前回調査は-17)、「鉄鋼」が-2(同-38)と、大幅に
縮小した格好。

大企業・製造業が13年度の事業計画の前提とする想定為替レートは1ドル=91円
20銭。前回調査から6円程度円安方向に修正され、10年3月調査以来の円安水準
となっっています。

2013年度の企業業績は、実効為替レートと7、8円円高に設定されており、輸出
企業をメインに業績を押し上げる期待があり、株価上昇のエンジンになりそうです。

ただ、給料アップの実感が無い所に、円高是正の逆効果、食卓で食用油やマヨネーズ、
パンや小麦粉などが相次いで値上げされるほか、一部のハムやソーセージなどでは、
値段はそのままで中身の量が減っているというケースもあるようです。

また今日から節電期間に入りますが、電気とガスの料金も値上がりします。さらに、
住宅ローンの金利も上昇もあり、この乖離を埋める経済政策の遂行が急務です。

さて、日経平均は、3日続伸の175円高の13852円の大引けでした。
(出来高 概算24.7億株の商いでした。)

週末のNY市場、下落しましたが経済の回復期待から為替がドル/円で99円台と
なり、週明けの東京市場を支えました。また、寄り付き直後の日銀短観の上方修正、
その後の中国上海市場が底堅い動きとなり、日経平均は、後場 先物主導で上げ幅を
広げた格好です。

日経平均の上昇で、リバウンド基調の継続と共に5日、25日線との短期ゴールデン
クロスとなり、先高感が出てきました。

注目のNY市場、日中や欧州の株価が上昇した事で、買い先行となっています。
先程 発表された6月ISM製造業景気指数は、50.9(予想 50.5)から上方修正の
着地。景気改善を好感するのか、早期の緩和縮小示唆を嫌気するのか、綱引きが
始まります。終了時 どこまで反発できるかポイントです。

明日の日経平均、為替が99円台後半なら、4日続伸にチャレンジです。


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