「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

楽天の企業カルチャーは、楽天的でない!?

2013-07-06 23:58:27 | 企業を斬る

             
一昨日、日経マーケットのHPを見ていて、「オヤッ」と思った人も多かったに違い
ありません。

適時開示文書の閲覧数トップに「楽天」があり、1企業が1人のアナリストを名指し
して、「分析が甘いので、投資判断の材料にしないで下さい。」というもの。
http://realtime.wsj.com/japan/2013/07/03/

楽天は、東証への開示文書を通じてアナリストに屈辱を与えるという、通常めったに
見られない行動に打って出ました。楽天は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の
荒木正人シニアアナリストのリポートを非難し、分析方法を非難。荒木氏はその中で
楽天の投資判断を「ニュートラル(中立)」から「アンダーパフォーム(弱気)」に引き下
げていました。

荒木氏は6/21付リポートで、三木谷氏が政府の産業競争力会議メンバーに加わっ
たことが、楽天の株価を押し上げたが、過大評価されているように見えると主張。

三木谷氏は、安倍首相が議長を務める同会議の民間議員に今年初めに指名されて
以来、厳格に管理された日本経済の規制緩和と改革に向けた首相の取り組みの最
前線に立ち、オープンネス(開放性)と透明性、良識を求めてきた。

楽天株は、荒木氏がこのリポートを作成するまでの6カ月で約80%上昇した。これに
対し、指標となる日経平均株価の上昇率は25%でした。

楽天は、会社名とその下に三木谷氏の名前を記した開示文書で、荒木氏のリポートに
ついて「分析が極めて浅い」と指摘し、 「荒木氏による過去及び将来のレポートは当社
への投資判断の一助とはなりえないと判断しており、投資家の皆様におかれても参考
とされないようお勧め致します」と記載していました。


もし、楽天側の情報開示が不十分なら、アナリストも推測をした上での判断となり、
レポート上でのアンダーパフォームは、そんな背景があったのかもしれません。

このように企業が公の文書一アナリスト個人について語ることは珍しく、大人気ない
所業と言わざるを得ません。楽天は、もはや新興企業でなく、東証1部に入っても良い
企業で、今回のリリースは、CSRの観点から首をかしげたくなります。

それでは、また。

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