「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

7月第3週 相場展望と予定

2013-07-15 23:21:47 | 相場展望

             
7/8~週の日経平均は、NY株式市場の上昇や為替の円高是正が若干進んだ上
EUでもECBドラギ総裁が長期金融緩和を示唆したことで、外部環境が改善。
週初こそ下落したものの切り返し、東京市場の追い風になりました。

バーナンキFRB議長も、景気回復基調の中、雇用改善の芽をつぶさぬ様、金融
緩和縮小時期の後ろ倒しを示唆するなど、市場との対話に苦慮しつつ、QE縮小
時期を計っています。

と言うことで、日経平均は1週間で196円上昇(↑1.37%)の14506円でした。

週明け月曜は、祝日「海の日」で休場。週明けの欧米市場やアジア市場の動きが
気になります。

7月第3週(7/15~7/19)の主なイベントと予定は、下記1.の通りです。

今日、発表された中国の第2四半期GDPは、7.5%の着地でしたが、予想通り。
上海市場は、崩れることなく底堅い終了となっており、ヤレヤレ。

これで、参院選前として、日経平均は2/3戻しから、全値戻しの助走期間と捉え
たいところ。

米企業決算が好決算が予想される中、7/18にかけてのバーナンキFRB議長の
金融政策の議会証言が注目されそうです。

日経平均、7月第3週(7/16~7/19)レンジは、14400円~15000円程度
を想定しています。

1.7月第3週(7/15~7/19)主なイベントと予定
 7/15 
 日本  東京市場休場(海の日)
 日本  任天堂、家庭用TVゲーム「ファミコン」発売から30年
 日本  TPP交渉会合(~7/25)
  米   6月小売売上高
  米    7月NY連銀製造業景気指数
  米   タルーロFRB理事、講演
  米   シティグループ 決算
 中国  第2四半期GDP
 中国  6月鉱工業生産
 中国  6月小売売上高
 7/16
  日本 東証と大証、現物市場を統合
  日本 6月首都圏マンション販売
  日本 アデランス、古野電気、IGポート、アクロディア等 決算 
  日本 日本初の高速道路、「名神高速」開通50周年
   米   6月消費者物価
  米   6月鉱工業生産
   米   6月設備稼働率
  米   カンザスシティー連銀総裁、講演
  米  ザ コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、GS、ヤフー 各決算
  独  7月ZEW景況感指数
  EU  6月ユーロ圏消費者物価指数
  英  6月消費者物価
   英  6月生産者物価
  英  6月小売物価
 7/17
 日本  日銀議事録
 日本  総合メディカル、安川情報、ワイ・イー・データ 等 各決算
  米   地区連銀経済報告(ベージュブック)
  米  6月住宅着工件数
  米  6月建設許可件数
  米  ラスキンFRB理事、講演
  米  バーナンキFRB議長、下院で金融政策について議会証言
  米  IBM、バンカメ、インテル、アメリカン・エキスプレス、イーベイ
    USバンコープ、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、サンディスク各決算
  英   6月失業率
  英   中銀議事録
 7/18
 日本 安川電機、光世証券 等 決算
  米    6月景気先行指数
  米   新規失業保険申請件数(7/12までの週)
  米   バーナンキFRB議長、上院で金融政策について議会証言
  米   6月北米半導体製造装置BBレシオ 
  米   グーグル、マイクロソフト、ユナイテッドヘルス、ベライゾン
      モルガン・スタンレー 各決算
   西  国債入札
 7/19
 日本 東京製鉄、ジャフコ、リコーリース、日本鋳造 各決算
  米   GE、シュルンベルジェ、ハネウェル、AMD、ステート・ストリート各決算
  世   G20財務相・中央銀行総裁会議(~7/20、モスクワ) 
 7/21
 日本 第23回参議院議員通常選挙、投開票

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/12)

12日のNY市場、きょうはドル買戻しが優勢の1日だったが、その流れを引き継ぎ、
序盤はドル買いが優勢となった。ただ、この日発表されたミシガン大消費者信頼感
指数が予想を下回る内容となったことで、後半にかけドル買い戻も一服している。

この日は米地区連銀総裁の発言がいくつか伝わっていたが、プロッサー・フィラデル
フィア連銀総裁は、年内にもQEは終了すべきとの見解を示していた。プロッサー総裁
自体は以前からタカ派色が強く、その見解が示されてもおかしくはない。

一方でブラード・セントルイス連銀総裁は現在の政策決定に楽観的見通しを活用する
のは注意深くあるべきと、9月QE縮小開始に慎重姿勢を示している。今週発表になった
FOMC議事録では、QE年内終了派と2014年も継続派で、意見が完全に二分している
ことが示されていたが、きょうの各総裁の言及を見ても、QEに関してはなかなかコンセン
サスが見出せていない様子も伺える。

ただ唯一、利上げに関してはQE終了と区別し、慎重であるべきとの意見では一致して
いるようだ。

ドル円は99.60近辺まで買い戻された後、再び98円台に下落する動きも見られた。ただ、
下値での押し目買い意欲も強く、その後は99円台に戻した。きょうの21日線は98.45
付近に来ているが、利益確定売りに押されつつも、この水準はしっかりと維持しており、
依然として上値期待は残している。10日線は100.15付近に来ているが、この水準は
遠いようだが。

ユーロドルは序盤に1.30割れを試す場面もあったが、結局、1.30台は維持した。
ブレイクできなかったことで短期筋のショートカバーが活発に入った模様。来週はバーナンキ
FRB議長の議会証言が控えており、ユーロドルの下値にやや慎重さも見られている。

また、ユーロは午後になって乱高下する場面が見られた。一旦買いが強まったものの、
フィッチが仏を格下げしたことから急速に下落。フィッチは仏格付けを「AAA」から「AA
プラス」に1段階引き下げ、見通しは「安定的」としている。依然として燻っているユーロ
危機により、仏成長見通しが不透明であることを理由としてあげていた。仏政府の累積
債務は2014年にGDP比96%に達し、それをピークとして、その後、緩やかに減少して
行くが、それでも2017年は92%に留まるとの見解を示していた。仏格付けに関しては、
既にムーディーズやS&Pが「AAA」から格下げしていた。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=190000

米国債利回り(NY時間16:37)
2年債         0.343(+0.014)
10年債        2.584(+0.012)
30年債        3.627(-0.003)
期待インフレ率   2.050(+0.021)
             *期待インフレ率は10年債で算出

12日のNY債券市場、10年債利回りは小幅に上昇。今週の上昇からの利益確定売りが
優勢となり、利回りは上昇している。タカ派として知られるプロッサー・フィラデルフィア
連銀総裁が年内にQEを終了すべきとの考えを示したこともフォローとなった。一方で
ブラード・セントルイス連銀総裁は現時点での9月QE縮小開始に慎重姿勢を示している。

10年債利回りは2.60%台まで一時上昇、30年債利回りは低下したものの、一時3.65%台
まで上昇している。

2-10年債の利回り格差は224(前日+224)。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=189999

3.NY株式市場 結果(7/12)

NY株式12日
   ダウ平均      15464.30( +3.38 +0.02%)
   S&P500        1680.19( +5.17 +0.31%)
   ナスダック       3600.08(+21.78 +0.61%)
   CME日経平均   14620   (大証比:+150 +1.04%)

12日のNY株式市場、ダウ平均は小幅続伸。序盤はこの日発表になったミシガン大
指数が予想を下回ったことで、利益確定の動きも見られたが、景気回復への期待感も
根強く、続伸して終えている。

ダウ平均は指数への寄与度の高いボーイングが787型機の火災事故により大幅に
下落していたことが重石となり、終始マイナス圏での推移が続いていたが、終盤には
下げ渋り、終値ベースでの高値を更新している。

ダウ採用銘柄ではバンカメやアメックス、トラベラーズが上昇。一方、ボーイングが
4%下落した他、ベライゾンが軟調。

小荷物輸送大手のUPSが大幅下落。この日発表になった決算が予想を下回った他、
米国の景気減速を理由に通期見通しも下方修正している。

一方、ナスダックは、グーグルやアマゾンなどネット関連株が堅調で底堅い動きが見ら
れている。

バイオ薬のアレクションが商いを伴って大幅高。ロシュが同社買収のために資金調達を
模索していると伝わったことが材料視。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=189998

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/12)

NY原油先物8月限(WTI)
   1バレル=105.95(+1.04 +0.99%)

12日のNY原油先物相場は反発。買い意欲は根強く、この日発表になったミシガン大指数が
予想を下回る内容となり、伸び悩む場面も見られたものの、後半には再び買いが強まった。
時間外では106台に上昇している。

今週発表になった米原油在庫も大幅な減少となり、2週連続での大幅減少を示している。
来週発表分も同様に大幅減となるのではとの見方もあり、在庫への警戒感が強い。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=189990

NY金先物8月限(COMEX)
   1オンス=1277.60(-2.30 -0.18%)

12日のNY金先物相場は5日ぶりに小反落。為替市場でドルが買い戻されており、きょうは
上げが一服した。この日発表になった米生産者物価が予想を上回っていたこともあり、
下げは限定的。ロッサー・フィラデルフィア連銀総裁から年内のQE終了を支持するタカ
派な発言が出ていたこともサポートしている。

8月限は1265ドル付近まで下落後、前日水準まで戻しており、時間外ではプラスに転じて
いる。
                    http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=189992


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