「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

7月第4週 相場展望と予定

2012-07-22 23:01:32 | 相場展望

        
7/16週の相場は、NY株式市場の底堅い動きの中での上昇に対して、
やや弱含んだ東京市場でした。

NY株式市場は、バーナンキFRB議長の議会証言で、QE3への言及に
期待があったものの、空振りに終わりました。また、経済指標の一部弱さ
(小売売上高、中古住宅販売)などもあり、為替相場はドル安の動きに。
ただ、本格化した企業決算が好決算が多く、NY市場の上昇を誘いました。

週末は、米決算は概ね好調だったものの、スペインのバレンシアが中央
政府に支援要請とのリリースに、スペイン懸念や週末要因が加わり、下落
しています。

結局、日経平均は、1週間で54円下落(↓0.62%)し、8669円の大引け
でした。

7月第4週(7/23~7/27)の主なイベントと予定は、下記1.の通り。

東京市場の週末は、米インテル決算で上昇したダウの動きに、追従できず
円高 高止まりの重石に加え、欧州スペイン懸念を先取りした下落となって
おり、ユーロ安が厳しい状況です。週明けは、踏ん張り所で、下ひげをつけ
陽線引に期待したい。

ただ、欧州スペイン懸念から、ユーロが約12年ぶりの安値(円高)となって
週明けから、国内も企業決算が出始め、個別物色の週となりそうです。
この状況、先物にとっては、売り材料にされそうです。

日銀が、追加金融緩和を実施していれば、9000円台になってもおかしく
ない状況ですが、日銀は、先見性がなく、市場と対話できない組織ですから
存在意義が問われます。

日経平均、7月第4週(7/23~7/27)のレンジは、8550円~8900円
程度を想定しています。

1.7月第4週(7/23~7/27)主なイベントと予定
 7/23
 日本 JSR、カゴメ、キーコーヒー、東陽テクニカ等 各決算
  米   TI、マクドナルド 各決算
  豪   第2四半期生産者物価指数
  伊    モンティ伊首相がロシア訪問、プーチン露大統領と会談
  EU  外相理事会
 7/24
 日本 日本電産、ジュピターテレコム、沖縄セルラー等 各決算
 日本 エニグモ 各決算
 日本 都市対抗野球決勝戦
  米   5月FHFA住宅価格指数
  米   アップル、AT&T、コーチ等 各決算
  米   国債入札 2年債(350億ドル)
  豪   スティーブンス豪中銀総裁、講演
 7/25
 日本 6月通関ベース貿易収支
 日本 キヤノン、花王、ヤフー、電気硝子、任天堂 等 各決算
 日本 関西電力大飯原発4号機フル稼働
 日本 気象庁、3ヶ月予報(8月~10月)
  米   6月新築住宅販売件数
  米   キャタピラー、ボーイング、ビザ、コーニング等 各決算
  米   国債入札 5年債(350億ドル)
  豪   第2四半期消費者物価指数
 NZ   6月貿易収支
 NZ   中銀政策金利発表
  独   7月Ifo景況感指数
  英   第2四半期GDP速報値
  西   スペイン政府、銀行部門の資金増強に向け、支援要請
 7/26
 日本 分割/配当/優待など7月末権利付最終日
 日本 信越化学、JFE、アドテスト、野村HD、日産自 各決算
 日本 白川日銀総裁、講演
  米    6月耐久財受注
  米   新規失業保険申請件数(7/21迄の週)
  米   6月中古住宅販売成約指数
  米   フェイスブック、アマゾン、エクソン等 各決算
  米   国債入札 7年債(290億ドル)
 7/27
 日本 6月全国消費者物価指数
 日本 7月東京都区部 消費者物価指数
 日本 シャープ、ドコモ、JR西、富士通、富士フィルム 各決算
 日本 土用丑の日
  米   第2四半期GDP速報値
  米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数
  米   メルク、シェブロン 等 各決算
  世   ロンドン五輪開幕(~8/12閉幕)
 7/28
 日本 任天堂、「ニンテンドー3DS LL」発売

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/20)

 20日のNY市場はリスク回避の雰囲気が強まり、ドル買い優勢、ユーロは
 安値を更新している。スペインのバレンシア州が中央政府に支援要請との
 報に、市場はスペイン懸念を再び強めた。

 ユーロ圏財務相が最大1000億ユーロのスペイン銀支援を決定したものの、
 完全に影に隠れている。スペイン債利回りも過去最高水準に上昇、株や
 原油も利益確定売りに押される中、ユーロドルはサポートとなっていた
 1.2220の水準をブレイクし、1.2150付近まで下落している。7月13日に
 つけた直近安値1.2160水準を下回り、約2年ぶりの安値水準を更新。

 ユーロ円に至っては95円台前半まで下落し、11年8ヵ月ぶりの水準に下落
 した。このところキャリー取引からの買いを集めていた豪ドルも、今日は
 さすがに利益確定売りに押されている。

 一方、ドル円も軟調な動きで前日サポートされた78.50水準のブレイクを
 試す動きとなった。相対的なドル買いもあるが、78.50より下には覆面介入の
  憶測も出ている。介入警戒感も高まり始める中、きょうは完全ブレイクまでは
  見られなかったが、下押し圧力は根強い。来週以降の政府・日銀の動向が
  注目される。          http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154849

   米国債利回り
     2年債          0.202(-0.012)
     10年債        1.457(-0.051)
     30年債        2.545(-0.068)
     期待インフレ率   2.061(-0.047)
                    *期待インフレ率は10年債で算出

 20日のNY債券市場、利回りは低下。スペインのバレンシア州が中央政府に
 支援要請との報に、市場はスペイン懸念を再び強め、リスク回避の雰囲気が
 広まった。米国債への逃避買いは続き利回りは低下。

 10年債利回りは一時1.44%、30年債も一時2.53%台まで低下。
 2-10年債の利回り格差は125(前日+130)に再びフラット化している。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154848

3.NY株式市場 結果(7/20)

 NY株式20日
   ダウ平均      12822.57(-120.79 -0.93%)
   S&P500       1362.66(  -13.85 -1.01%)
   ナスダック       2925.30(  -40.60 -1.37%)
    CME日経平均   8630     (大証比:-40 -0.47%)

 20日のNY市場、ダウ平均は反落。決算は概ね好調だったものの、スペイン
 バレンシア州が中央政府に支援要請との報に、市場はスペイン懸念を再び
  強め、リスク回避の雰囲気が広まった。

 このところ堅調な戻りを見せていたダウ平均は、利益確定から売りが優勢と
 なり、100ドル超の下げ幅となっている。ここで値を維持できれば25日線と
 75日線のゴールデンクロスが示現することもあり、重要な局面に入っている。

 ダウ採用銘柄ではHPやインテルなど上げを先導していたハイテク株に利益
 確定売りが出た。JPモルガンやバンカメも軟調。反面、決算を発表したGEが
 上昇した他、ウォルマートも上昇している。

 メキシコ料理のレストランチェーンのチポトレ・メキシカン・グリルが商いを伴って
  急落。個人消費の減速が影響し売上高が予想を下回ったことが嫌気されて
  いる。IPO以来の下げ幅となった。

 石油施設関連のベーカー・ヒューズが大幅高。イラクでの売上高も寄与し好調な
 決算が好感されている。

 ナスダックも反落。決算を発表したグーグルやサンディスクは上昇したものの、
 アップルやインテル、オラクルが下落している。ハイテク株も利益確定売り。

 医薬品のオニキスが大幅高。多発骨髄腫の新治療薬がFDAから承認されたことが
 好感されている。      http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154847

4.NY市場、原油先物9月限/金先物8月限 各結果(7/20)

 NY原油先物8月限(WTI)
   1バレル=91.44(-1.22 -1.32%)
 NY原油先物9月限(WTI)(終値)
   1バレル=91.83(-1.14 -1.22%)

 20日のNY原油先物相場は8日ぶりに反落。スペインのバレンシア州が中央
 政府に支援要請との報に市場はスペイン懸念を再び強め、リスク回避の雰囲気が
 広まった。前日まで7日続伸していたことや、8月限はきょうが最終売買日となって
  いたこと、そして週末ということから利益確定が出易い状況ではあった。

 8月限は一時90.60付近まで下落したものの、前日回復した90ドルの水準は維持
 されている。8月限はこの日が最終売買日。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154840

 NY金先物9月限(COMEX)
   1オンス=1582.80(+2.40 +0.15%)

 20日のNY金先物相場は小幅に続伸。この日はスペインへの懸念が再燃しドル
 買いが優勢となり、金も売り優勢となったが、ロシア中銀が金準備を増加させて
 いることが明らかとなり下げ渋った。

 8月限は1572ドルまで下落していたが、1586ドルまで戻す動き。
                      http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154841



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「うなぎ」が高騰するホントの理由!?

2012-07-21 23:59:41 | ニュ-スからひと言

             
ロンドン五輪開幕まで、後1週間。夏の風物詩7/27の土用の丑の日を
前に、うなぎ卸値が過去最高水準で上昇しています。

今日の夕刊フジに、特集を組んでましたので、今晩はこのトピックスを
アップします。
http://news.infoseek.co.jp/article/21fujizak20120721006

===================================
老舗のうなぎ専門店では「商売にならない」と廃業が続出している。養殖に
必要なしらすうなぎの慢性的な不漁が高騰を招いているとされるが、業界
から「それだけが原因ではない」との声も。

        真夏の“うなぎ狂騒曲”の舞台裏とは-。

休日の昼下がり、都内の老舗専門店に入った。

松、竹、梅にランク分けされた「鰻重」の「竹」(3600円台)を注文しようと
すると、店員が耳打ちしてきた。

「例年ならうなぎが2枚乗っているんですけど、今年は1枚だけでして両脇の
ご飯が見えてしまうんですけど…。よろしければこちらはいかがですか?」

指し示したのは新メニューという「うな丼」。

「竹」と値段はほぼ一緒で「肉厚で大きいのが載っている」(店員)と説明。

容器が陶器製のどんぶりに変わるぐらいで量が増えるとは…と色めいたが、
どうやら、使う材料が、「活うなぎ」なのか、業務用の加工品なのか。国産、
外国産など別の事情があるらしい。そのへんのところを問いただすと、店員も
困った表情を浮かべるだけ。せっかくのうなぎもまずくなるので、最初の注文
通り「竹」にしておいた。

       高騰続くうなぎの卸値で、専門店の悲鳴が止まらない。

全国約250店が加盟する業界団体「全国鰻蒲焼商組合連合会」湧井理事長は
「どの店も青息吐息です。3倍くらいに値上げしないと商売にならない状態。
(加工品を使った)新メニューの開発などで経営を立て直そうと四苦八苦して
います」と内情を明かす。

今年4月には、連合会の加盟店が協同でメニューの値上げに踏み切ったが、
「客離れが怖い」と据え置きにした店もあり、「どこも赤字。ギリギリの状態
です」(湧井氏)。経営悪化に耐えられず、「現在まで全国で約50軒が廃業
した」(同)と話す。

       このところの価格変動は確かに異常だ。

「過去最高水準の上げ幅。東京や大阪では『活うなぎ』の仕入れ値が今年4月、
昨季の2倍以上の1キロ約6000円で取引された」(流通関係者)。 養殖に
使う稚魚、しらすうなぎの慢性的な不漁が直接の原因だが、業界内では別の
要因もささやかれている。

「特殊な商習慣がまかり通っているのが大きい。普通、鮮魚は市場に出されて
セリに掛けられ、価格調整が行れるが、うなぎは、養殖業者と問屋や専門店が
直接取引している。業者の言い値で買わざるを得ない。店の弱みにつけ込んで
不当に値段をつり上げるところがある」(業界関係者)

都内の専門店店主は「最近では、中国や台湾の養殖業者が台頭してきて、
値段高騰に拍車がかかっている。彼らの中には今年、過去最高の利益を出した
業者もいると聞く。うらやましい限りですよ」と皮肉る。

      不満を募らせる専門店。ただ、養殖業者側も黙っていない。

国内最大手の養殖業者、鹿児島鰻(鹿児島県大崎町)の広報担当者は、「言い
値で通るなんてことがあるはずがない。そもそも、価格が上昇した分、しらす
(うなぎ)仕入れ値も同時に上がっている。利益なんてほとんど期待できない」
と語る。

近づく土用の丑の日というXデー。騒動はますます燃え上がる。
===================================

庶民には、手が届かなくなった「うなぎ」。吉野家のうなぎなら650円で
食えるけれど、中国産とあっては、安くても「食の安全」を考えると、躊躇
する横浜ザル。

稚魚を量産する養殖技術を確立できれば、うなぎ食材革命になりそうです。

 
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ヤフーの新CEOメイヤー氏、5年で55億円の報酬!?

2012-07-20 19:40:47 | 企業を斬る

         
昨日の猛暑がウソの様、今日との温度差に驚いてる横浜ザルであります。

今日の書き込みは、驚き3連荘。

ふたつ目に驚いたのは、日銀の白川総裁の温度差を感じるコメント。

市場の現実を見ることなく、日本の経済・物価の見通しについて、「海外
経済が次第に回復していくもとで持続的な成長経路をたどるだろう。」と
語った様です。

株式市場は、半年先以降の経済状況を写す鏡と言われています。無策の
金融政策を続け、他人事のようなノー天気なコメントをつぶやく姿、無能な
総裁、早くリタイアーしてもらいたい。
メイントピックスとして、取り上げるのも はばかるコメントでした。

そんな中、米インターネット検索大手ヤフーのトップに就任したマリッサ・
メイヤーCEO報酬が、今後5年間で総額7000万ドル(約55億円)を
超えることが、同社が規制当局に提出した資料で明らかになりました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120720-00000075-reut-bus_all

この内容、3つ目の驚きです!

資料によると、メイヤー氏の年棒は100万ドルで、賞与が年200万ドル、
ストックオプションなどが4200万ドル、前職であるグーグルでの報酬が
没収されることへの措置として1400万ドルも支払われる様です。

37歳のメイヤー氏は、グーグル20番目社員で、同社初の女性エンジニア
として知られ、検索エンジンの設計など、さまざまな事業において中心的な
役割を果たしてきました。

5年で55億円とは、大リーガーの一流プレーヤー級で、企業社員として
アメリカンドリームを手にしたことになります。

ただただ、驚きとすごさを感じざるを得ません。就任後、グーグルを牽引
した手腕を、ヤフーでどこまで発揮できるのか、注目しています。特に、
ヤフーは、社長交代が頻繁に起きているので、今後1年のヤフーに注目
しています。

さて、日経平均は、大幅反落し約126円安の8669円の週末となりました。
(出来高 概算15.6億株の商いでした。)

NY市場が続伸の中、ダウが25日移動平均線を越えてるのに、為替円高を
背景に先物市場の売り仕掛けが入った格好です。(日銀が、何もしないのを
見越した海外勢の動き。)

日経平均の急反落により、5日移動平均線(約8734円)ばかりか、SQ値
8678円も下回る、後味の悪い週末となりました。

今晩のNY市場と言うより、為替の円高是正に政府/日銀が動かなければ、
株式市場の好転が、短期的に望めない状況です。
来週も正念場となりそうです。

こんな状況でも ブロガー/読者の皆さん、良い週末を!!


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東電、家庭向け電力料金の値上げ圧縮しても、適正価格は!?

2012-07-19 23:57:46 | 企業を斬る

             
今日、政府は東電による家庭向け電気料金の値上げ幅を、申請の平均
10.28%から8.47%に圧縮することを決めました。人件費など原価が
削られました。実施は9月1日。東電の広瀬社長によると値上げ幅の圧縮
により年間800億円近くの減収要因になる様です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120719-00000116-reut-bus_all

枝野経産相と松原消費者担当相が、首相官邸で藤村官房長官と協議し、
決定しました。

物価問題閣僚会議を開催し、原価の査定方針を決定。東電が政府の査定に
基づき値上げを再申請し、枝野経産相が認可して正式決定予定です。

東電の申請では人件費(年収)削減幅を一般社員20%、管理職25%と
していたが、査定の結果、管理職の削減幅を30%に拡大するほか、健康
保険料の会社負担割合を60%から50%に引き下げます。

一方、消費者庁側が原価から除くよう求めてた福島第1原発5、6号機と
同第2原発の計6基の減価償却費(414億円)、第1原発の安定化費用
(487億円)、賠償対応費用(278億円)は、ほぼ東電の申請通り、認める
ことにしました。

標準世帯(月の電気使用量290キロワット時)の値上げ幅は月約360円。
東電の申請では同480円でした。東電が4月1日から順次、実施している
企業向けの料金値上げも、家庭向けの原価見直しに伴い平均16.7%から
15%弱に引き下げる。新しい値上げ幅は4月にさかのぼって適用します。

公的資金を受けた、りそな銀行並に人件費を圧縮することは、それなりに
評価できますが、03年の状況と今では違い、寡占状態の電力業界は、もう
一歩踏み込んだ賃金圧縮しないと、国民の理解を得るのは、むずかしいかも
しれません。

さて、日経平均は、反発し68円高の8795円の大引けでした。
(出来高 概算15億株の薄商いでした。)

今朝方のNY市場、インテル大幅上昇で株高となり、東京市場への追い風と
なりましたが、為替の円高が上値追いを限定的にした格好です。

日経平均は反発し、5日移動平均線(約8744円)を回復しましたが、
節目8800円に届かず、25日移動平均線(約8820円)が抵抗線の
様相を呈しています。

注目のNY市場、小幅続伸と底堅い状況ですが、為替が円高にシフトして
おり、明日の日経平均正念場になりそうです。



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商工会議所、政府の「エネルギー・環境会議」を一刀両断!?

2012-07-18 23:38:05 | 政治に物申す

          
今日、日本商工会議所は、東京都内で開いた夏季政策懇談会で、政府の
「エネルギー・環境会議」が示した中長期エネルギー政策3つの選択肢を
「いずれも実現可能性に乏しい」と否定する意見書をまとめました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120718-00000578-san-bus_all

懇談会終了後に会見した岡村会頭は「政策の選択肢として国民に問うには
不明な点が多い。論理の飛躍を解消すべきだ」と語りました。

経団連や経済同友会も同様の見解を示しており、今月中に意見書を提出
する方針。岡村会頭は「3団体での共闘もありうる」としています。

意見書は年0.8~1.1%成長を前提にした3つの選択肢は、年2.0%
成長をめざす日本再生戦略と矛盾するほか、選択肢に基づいてエネルギー
供給計画を進めると成長の足を引っ張ると指摘しています。

選択肢はいずれも2010年実績より1割の節電、2割の省エネをめざすと
しているが、経済成長でエネルギー消費量が増大するため実際には25%の
節電、33%の省エネが必要で実現は難しいとしました。

さらに再生可能エネルギー普及には、大規模な設備拡大が必要になるほか、
買い取りなどのコストも増大。産業用電気料金の大幅な上昇も予想されるため
「壊滅的なダメージが生じかねない」と強調しています。

政府は6月末に2030年の総発電量に占める原発比率を「0%」「15%」
「20-25%」とする3案を提示。8月中にエネルギー戦略を決定予定。

全国の商工会議所から約80人が参加した同懇談会ではこの他、政府に対し
円高・デフレからの脱却や高齢者医療給付の見直しなど持続可能な社会保障
制度の構築を求めていくことでも一致。東北復興支援の強化でも合意しました。

商工会議所の指摘は的を得ており、政府の成長戦略や日銀の金融政策が、
まるで
機能していません。無能な財政政策や金融政策をする国内では、益々
国民は
不幸になるばかりです。

何もできないなら、交代すべき時期を早めた方が、国民に取ってはベターです。

さて、日経平均は、小幅反落の28円下落し8726円の大引けとなりました。
(出来高 概算16億株の商いでした。)

NY市場の上昇から、東京市場もその流れを受けスタートしましたが、為替の
円高が重石となり、加えて中国市場の弱含みを材料にされ、引けにかけ、下落
となりました。

日経平均は反落し、ザラ場8800円タッチも、5日移動平均線(約8755円)
割れで、先物の売り仕掛けが入った格好です。

注目のNY市場、小幅続伸からのスタートで、終了まで継続するかポイントに
なりそうです。

日経平均、25日移動平均線オーバーになる為替の円高是正が必要です。



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猛暑到来、連休明けから暑くなり、相場は!?

2012-07-17 23:11:10 | 企業を斬る

           
今日、関東を含め本州南半分で、梅雨明け宣言が出され、猛暑到来と
なりました。

最近、ウオーターサーバーを置く家庭も増えてきており、宅配水ビジネス
急拡大を受けて、株式市場でも関連銘柄(上表)に関心が集まってます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120717-00000012-ykf-soci

この暑さが、ビジネスや相場も“水もの”に終わらずに定着できるか、
ポイントになります。

日本宅配水協会によると、宅配水の市場は2007年末の280億円から
11年末には910億円と3倍以上に成長しました。さらに12年末には
前年比22%増の1110億円への拡大を見込む等、引き続き高い伸びが
期待されています。

以前は宅配水サービス、企業や病院などの法人向け主体でしたが、その
後、個人商店などへ広がりをみせ、近年は家庭向けが市場の拡大を牽引
してます。

その背景は「東日本大震災後の食品や飲用水などの生活必需品不足で、
小売店の店頭からミネラルウオーターが姿を消したこと」(投資情報誌)だと、
分析しています。

被災地だけでなく関東圏でも、飲用水の確保が一時的に困難となったことに
加えて、福島第1原発事故後、東京の浄水場で放射性物質が検出。水道水の
安全性に疑問が生じたことも拍車をかけたようです。

一方、参入する企業が増えた事も市場拡大に貢献しています。特にLPガス
販売会社は、商品を容器に充填して各家庭に届けるというビジネスモデルが
似通っているうえ、LPガスが冬場に最盛期を迎えるのに対し、宅配水が夏場に
需要が増加するという補完効果も期待できるという、寸法です。

ただ、参入企業の増加は、競争の激化につながる。「水」という差別化しに
くい商品を扱っているだけに、ミネラルウオーターのように激しい価格競争
に陥ることも考えられます。

そうした中、株式市場が注目する銘柄について、前出の投資情報誌では、
「すでに差別化をスタートさせてる企業だ。綜合警備保障と提携、高齢者の
安否確認と組み合わせたサービスを提供しているナックや、競合のいない
中国での展開に力を入れるTOKAIホールディングスなどが期待される」と、
しています。

この2つの企業、注目して診るのも、おもしろいかもしれません。

さて、日経平均は小幅に続伸し、30円高の8755円の大引けでした。
(出来高 概算15億株の商いでした。)

3連休中、NY市場は、差し引き大幅上昇した割には、東京市場は、重い
展開で、為替の円高が重石となっています。

日経平均は続伸も、ザラ場8800円台を回復する場面も、5日移動平均線
(約8782円)に上値を抑えられた格好です。

注目のNY市場、序盤は、上昇してのスタート。経済指標発表後、終了まで
反発して引けるか、ポイントです。

明日の日経平均、為替次第ですが、続伸にチャレンジです。


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レノボ、PC市場でシェア1位を奪取!?

2012-07-16 23:15:44 | 企業を斬る

          
中国のPC最大手レノボG(聯想集団)が、早ければ年内にも世界シェアで、
米ヒューレット・パッカード(HP)を抜き、世界最大のPCメーカーとなる見通し
であると、アナリストの分析が報じられています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120716-00000022-reut-bus_all

この分析が、実現すれば、中国企業がハイテク分野で、世界首位の座を獲得
するのは初めてとなります。

同社は、IBMから買収したノート型パソコン「シンクパッド」などを販売。
中国のハイテク企業は、積極的な価格攻勢、海外企業の買収、国内市場の
急成長を背景に、海外市場で急速に存在感を増しています。

ただアナリストは、レノボについて、利益率を犠牲にしてシェアを急拡大して
いると指摘。国内のPC販売鈍化やタブレット型PC市場で競争激化が課題に
なると指摘しています。

レノボ株を保有するアバント・キャピタル・マネジメント(香港)のエグゼクティブ
ディレクター、フレデリック・ウォン氏は「レノボが世界首位になるのは時間の
問題だ。年内にそうなっても驚きではない」としながらも、タブレットPC市場の
競争激化やPC販売の低迷が業績を圧迫する可能性があると指摘しました。

レノボは、2011年第3四半期にパソコン販売で世界2位となりました。
調査会社IDCによると、4~6月の世界シェアは14.9%で、首位のHP
(15.5%)との差はわずか0.6%ポイント。
調査会社ガートナーの調べでは、両社の差は0.2%ポイントとなってます。

通信機器の分野では、現在世界2位の華為技術が2011年にスウェーデンの
エリクソンを抜き、世界首位に躍進するとみられていたが、通信市場の低迷、
携帯電話端末の競争激化、米国市場の開拓難航で実現しませんでした。

レノボは2005年にIBMのPC事業を買収。その後も独メディオン買収や
NECとの合弁設立などを通じて事業を拡大しており、株価は年明けの水準
から約16%値上がりしています。

PCは、高スペックを求めない限り、日本製であろうが、中国製であろうが、
製品のライフサイクル(数年使用で買い替え)を考えると、ほとんど差が無く
PCパーツ調達や完成品であるPC製品を作る製造コスト、人件費を考えると
レノボの快進撃も頷けます。

ただ、シェア1位となっても、独走続けるかは、技術のブレークスルーが必要
だと、思っています。

いづれにせよ、レノボの今後のPC戦術に注目です。 


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7月第3週 相場展望と予定

2012-07-15 22:41:32 | 相場展望

            
7/9~週は、週初のEU財務省会議で、スペインの財政赤字削減が1年先
送りされることで合意して、支援体制に不透明感が漂い、ユーロ安/円高の
流れとなりました。

また、各国が追加緩和(欧州、中国の利下げ)が実施される中、米でも追加
緩和に慎重な見方が、FOMC議事録に記載され、NY市場も軟調になり、
ただ、週末は企業決算の精査から買戻しの大幅高となっています。

週間を通したこのトレンド(為替の円高高止まりや世界株式市場の軟調さ)に
加え、何もしない日銀金融政策決定会合で、東京市場は逆風となった格好です。

結局、日経平均は、1週間で約297円下落(↓3.29%)し8724円の大引け
となりました。3連休後は、踏ん張りどころです。

さて、7月第3週(7/16~7/20)の主なイベントと予定は下記1.の通り。

4営業日になる上、国内外の経済イベント目白押しで、一喜一憂の展開になり
そうです。

まず、本格化する米国の決算発表に注目が集まり、特にインテル決算が景気
敏感株への見直しトリガーになるか、注目です。

内需成長株から国際優良株へ物色が動くためにも、円高是正がほしい所です。

日経平均、7月第3週(7/16~7/20)のレンジは、8700円~9000円
程度を想定しています。

1.7月第3週(7/16~7/20)主なイベントと予定
 7/16
  日本 休場(海の日)
  日本 新潟県中越沖地震から5年
   米   6月小売売上高
  米   7月NY連銀製造業景気指数
  米   シティグループ 決算
  EU   6月ユーロ圏消費者物価指数
  世   IMF世界経済見通し公表
 7/17
  日本 常盤薬品、ウッドフレンズ、PLANT等 各決算
   米   6月消費者物価指数
  米   6月鉱工業生産
  米   6月設備稼働率
  米   7月NAHB住宅市場指数
  米   ジョージ・カンザスシティ連銀総裁、講演
   米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁、講演
  米   バーナンキFRB議長、上院で半期の金融政策報告
  米   コカ・コーラ、インテルゴールドマン・サックスG
       ステート・ストリート、ヤフー 各決算
  豪   中銀議事録
   英   6月消費者物価指数
  英   6月小売物価指数
   独   7月ZEW景況感調査
 7/18
  日本  日銀議事録(6/14、15日分)
  日本 6月首都圏マンション販売
  日本 総合メディカル、平和不動産リート等 各決算
  日本 ANA公募価格決定期間入り(~7/20)
   米   6月住宅着工件数
  米   6月建設許可件数
   米   ベージュブック(地区連銀経済報告書)
  米   バーナンキFRB議長、下院で半期の金融政策報告
   米   IBM、バンク・オブ・アメリカ、アメリカン・エキスプレス
       イーベイ 各決算
   英   中銀議事録
   英   6月失業率
 7/19
  日本 6月粗鋼生産
  日本 6月 日本製半導体製造装置BBレシオ
  日本 ワイヤレスゲート新規上場
  日本 KG情報 等決算
  日本 楽天、電子書籍「コボタッチ」発売
   米   新規失業保険申請件数(7/14までの週)
   米   6月中古住宅販売件数
   米   6月景気先行指数
   米   マイクロソフト 決算
   米   国債入札 10年債TIPS(150億ドル)
  印   インド大統領選(7/22開票)
   英   6月小売売上高
  西   スペイン国債入札
 7/20
  日本 6月コンビニエンスストア売上高
  日本 ニッセン、アルインコ、リコーリース等 各決算 
  米   GE、モルガン・スタンレー、ゼロックス 各決算
  加   6月消費者物価指数
  独   6月生産者物価指数
  ギ   ギリシャ国債償還
 7/21
  米  米銀行規制(ボルカールール)発効(2年間は、移行期間)
 7/22
   伊  モンティ伊首相ロシア訪問、プーチン大統領と会談

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/13)

 13日のNY市場はリスク回避の雰囲気が一服し、ユーロや資源国通貨は
 大きく買い戻されている。中国GDPが予想範囲内に収まり、ハードランディ
 ングへの懸念が緩んだことや、この日発表になった米金融機関の決算も
 予想ほど悪化しなかったことで、市場全体がリスク回避ムードが一服した。

 JPモルガンの決算はCIO部門の巨額損失が44億ドルにのぼったものの、
  通常業務の収益は堅調で、損失をカバーできる範囲に留まったことで、健闘
  したとの評価だったようだ。
 
 米株が大きく反発する中、ドルの逃避買いも一服している。
 
 ユーロドルは朝方1.2160近辺と安値を更新していたが、一気に1.2250
  付近まで上昇している。
 欧州系中銀から10億~20億ユーロ規模の買いが一気に持ち込まれたとの
 憶測も出ており、追随するように、米系や英大手銀経由の買いが入っていた
 との観測も出ていた。
 
 ただ、欧州不安が一服した訳ではなく、1.2250から上には戻り売りオーダー
 も多数入っていたようで、それ以上の上値を止められている。
 
 一方、円相場も豪ドル円やユーロ円といったクロス円は上昇を見せたが、ドル
 円はドル売り・円売りの動きから79円台前半での振幅に留まっている。どうも
 上にも下にも抜けれない日々が続いているようだ。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154149

   米国債利回り(NY時間16:54)
     2年債          0.238(-0.016)
     10年債         1.489(+0.015)
     30年債        2.575(+0.013)
     期待インフレ率   2.077(+0.025)
                   *期待インフレ率は10年債で算出
 
 13日のNY債券市場、利回りは上昇。中国GDPが予想範囲内に収まり、ハード
 ランディングへの懸念が緩んだことや、この日発表になった米金融機関の決算も
 予想ほど悪化しなかったことで、市場全体がリスク回避ムードが一服した。逃避
 買いも緩み、利回りは幾分戻している。
 
 2-10年債の利回り格差は125(前日+121)とフラット化が一服している。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154148
3.NY株式市場 結果(7/13)

   NY株式13日(NY時間16:51)
     ダウ平均     12777.09(+203.82 +1.62%)
     S&P500      1356.78(  +22.02 +1.65%)
     ナスダック       2908.47(  +42.28 +1.48%)
     CME日経平均  8810    (大証比:+110 +1.25%)
 
 13日のNY市場、ダウ平均は7日ぶりに大幅反発。中国GDPが予想範囲内に
 収まり、ハードランディングへの懸念が緩んだことや、この日発表になった
 米金融機関の決算も予想ほど悪化しなかったことで、市場全体がリスク回避
 ムードが一服した。JPモルガンの決算はCIO部門の巨額損失が44億ドルに
 のぼったものの、通常業務の収益は堅調で、減益の範囲に留まっている。

 ウェルズファーゴの決算が好調だったことも寄与した。
 
 金融株中心に買い戻しが活発となり、ダウ平均は75日線の水準まで一気に
  回復。ダウ採用銘柄はHPを除く29銘柄が上昇。JPモルガンやバンカメが
  上げを牽引し、キャタピラー、ボーイングも上昇している。HPはアナリストの
  投資判断が伝わっており、下落が続いているものの、特に割安感も示されな
  かったことから売りが優勢となった。リストラ費用による業績への圧迫が指摘
  されている。印刷機器のメーカーの決算が冴えなかったことからの連想売りも
  出てたようだ。
 
 その印刷機器のレックスマークは大幅安。第2四半期の暫定決算を発表し、
  欧州での売上げ不振から予想を下回る決算を発表した。
 
 ナスダックも反発。アップルやインテルなど主力ハイテク株も揃って買い戻しが
  入っている。
 
 個別にグリーンマウンテン・コーヒーロースターが大幅安。同社の主力製品で
 ある1杯用コーヒーのカートリッチ「Kカップ」に関して、アナリストから競争の
  激化が懸念されるといったレポートも出て嫌気されている。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154147

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/13)

   NY原油先物8月限(WTI)
     1バレル=87.10(+1.02 +1.18%)
 
 13日のNY原油先物相場は3日続伸。中国GDPが予想範囲内に収まり、ハード
 ランディングへの懸念が緩んだことや、この日発表になった米金融機関の決算
 も予想ほど悪化しなかったことで、市場全体がリスク回避ムードが一服した。

 為替市場でのドル買いも一服する中、原油も買戻しを続けている。
  8月限は87ドル台を回復し、5日線の上にローソク足は出てきている。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154140
   NY金先物8月限(COMEX)
     1オンス=1592.00(+26.70 +1.71%)
 
 13日のNY金先物相場は4日ぶりに反発。中国GDPが予想範囲内に収まり、
 ハードランディングへの懸念が緩んだことで、為替市場でもドル買いが一服し、
 金は買い戻しが入った。
 
 8月限は1600ドル手前まで上昇。1600ドルは回復できなかったが、堅調な動きが
 続いた。            http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154141


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米国でかんばつが進行!?穀物価格高騰!?

2012-07-14 23:59:38 | ニュ-スからひと言

          
世界の主要な穀倉地帯で深刻な干魃(かんばつ)被害が広がっている。と
報じられています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120714-00000092-san-int

記録的熱波に見舞われた米国では、大豆やトウモロコシなどの穀物価格が
歴史的水準まで急騰。日本を含む消費国への打撃が懸念されています。
また途上国では農産物への需要が急増しており、政治的混乱を生み出す
懸念も出ています。

カラカラに乾ききった大地に、しおれた作物が今にも倒れそうだ。10日付
米ウォールストリート・ジャーナルは、インディアナ州のトウモロコシ畑の
惨状とともに「全米が干上がっている」と伝えています。

米国は、大豆やトウモロコシの生産で、世界の約4割を占める世界最大の
穀物輸出国だが、今年は大凶作で穀物相場も天井知らずの様子。

大豆の先物価格は10日に最高値を更新。トウモロコシや小麦も値を上げた。
イリノイ大の農業エコノミスト、ダレル・グッド氏は「消費の増大と収穫量への
懸念から、相場が跳ね上がっている」と指摘しています。

凶作の原因は今年の異常な熱波。7月の最高気温は米本土の東寄り2/3の
地域、約3400カ所で過去最高と同水準か、それを上回り、数十人が死亡
したようです。

干魃に苦しむのは米国だけではありません。生産量で米国を上回るロシアと
その周辺国、中国やインドでも高温小雨で作柄が悪化。小麦の生産量の多い
黒海沿岸の干魃が深刻なほか、世界的な大豆の生産地である中国東北部や
南米も深刻な降水不足や凶作に直面しています。

穀物価格の高騰は、日本など各国で食品や飼料の価格に跳ね返る恐れが
強い。国連食糧農業機関(FAO)は11日、「農産物の平均価格は今後10年間
高止まる」と予測。途上国の需要増に対応するため、2050年までに世界全体
の農産物を05~07年比で60%増産する必要があると公表しました。

凶作と穀物価格高騰は、10~11年の 「アラブの春」 と呼ばれる中東・北
アフリカの民主化運動の一因となっっています。今年の凶作はさらに深刻で、
「世界の指導者は食糧安全保障に一層気を使う」(ロイター通信)ことにも
なりそうです。


2007年から2008年のリーマンショック前に、原油価格や穀物価格が
高騰したことが直近思い出されます。今や、リーマンショック後の欧州債務
問題や、エマージング諸国も経済が伸びが鈍化している時期で、食料増産が
急務になります。

途上国の3P(Population,Poverty,Pollution:人口増加、貧困、汚染)問題
だけでなく、グローバルな3E(Economy,Ecology,Energy)に結びついており、
食料の地産地消、フードマイレージ等、国内の食料自給率を40%から高める
努力が、経済力の縁の下の力持ちになるかもしれません。


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ベストな選択か、ヤマダ電機がベスト電器買収!?

2012-07-13 23:59:19 | 企業を斬る

           
今日 正式に、ヤマダ電機が、業界8位のベスト電器を買収すると発表し、
売り上げ規模で、2位に2倍以上差をつけました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120713-00000085-mai-bus_all

ヤマダがベストの第三者割当増資に応じ、121億円でベスト株47.2%を
取得、従来の持ち株と合わせ51.1%を保有し子会社化します。両社の連結
売上高は合計2兆円超。また、ベスト株の15%を保有する筆頭株主のビック
カメラに対し、ベストの小野浩司社長は「提携解消を申し出ている」ことを
明らかにしました。

ヤマダの山田会長は、記者会見で「シェアを拡大し『規模の利益』が出せる」
と説明。共同仕入れなどでコスト競争力を高める方針を示しました。東日本に
店舗の多いヤマダに対し、九州が地盤のベストとは立地で補完できる利点も
強調。また、「現時点で人を減らすことはない」とした上で、「ベスト電器」
の店舗名存続や上場維持の考えを示しました。

ベストをめぐっては08年、ヤマダ、ビック、エディオンが争奪戦を展開し、
ビックが関連会社化していた。ビックが6月、コジマを子会社化したのを受け、
ベストは、ヤマダ傘下入りを最終決定しました。

家電量販店も、戦国時代を向え、今後2、3年で、3、4社に集約されそうで、
今後の動向に注目です。

さて、日経平均は、7日ぶりに反発し4円高の8724円の大引けでした。
(出来高 概算16.2億株の商いでした。因みにSQ値概算8678.35円)

NY市場が小幅下落となったものの、日経平均は下げ過ぎによる自律反発の
買いが入った格好です。

日経平均は、3連休前の中、自律反発の買いで、小幅反発し、SQ値8678円
を上回って週末を迎えたことは、取り合えずヤレヤレ。

注目のNY市場は、金融機関の決算が一部を除いて良好で反発してスタート。
終了まで、プラスで終りそうです。

日経平均は、来週火曜日からのスタートですが、なんとか、リバウンドの芽を
残しています。

ブロガー/読者の皆さん、良い連休を!!


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