今日、国税庁は、相続税や贈与税の算定基準となる１２年分の路線価を公表
しました。算定時点は１／１のため、東日本大震災の影響が反映された初の
数字となりました。
全国約３６万地点の標準宅地の増減率は平均で前年比２．８％減。４年連続の
下落となりました。特に、東日本大震災の影響で、岩手／福島／宮城の下落が
大きかったようです。
そんな中、５月に開業した東京スカイツリーから徒歩約１５分にある東武線の
曳舟（ひきふね）駅周辺は、マンション建設ラッシュに沸く地域で、全国的に
数少ない路線価上昇地点となり、４８万円／㎡と前年比で２．１％上向いたと
報じています。
人口減の中、集客できるエリアは、値上がりを生みます。イベントホールや
カリスマ観光スポットを創造することが、土地下落歯止めのヒントになりそう。
さて、日経平均は、４日ぶりに反落し３円安の９００３円の大引けでした。
（出来高 概算１４．６億株の商いとなりました。）
週末のＮＹ市場がＥＵ首脳会議の合意を受け 大幅高も、東京市場は、今晩の
ＮＹ市場が大幅高の反動になるとの思惑から、寄り付き天井となりました。
日経平均は、僅かに下落も、９０００円の大台をキープ。２００日移動平均線
（約８９４４円）上にあります。
注目のＮＹ市場、ＩＳＭが公表した６月製造業景況指数が４９．７と予想を下
回り、ダウは急速に値を消しています。終了までどこまで戻せるかポイント。
明日の日経平均、今晩のＮＹ市場を大幅に織り込んでおり、反発が期待され、
市場がどう反応するか、注目しています。
