「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

7月第3週 相場展望と予定

2012-07-15 22:41:32 | 相場展望

            
7/9~週は、週初のEU財務省会議で、スペインの財政赤字削減が1年先
送りされることで合意して、支援体制に不透明感が漂い、ユーロ安/円高の
流れとなりました。

また、各国が追加緩和(欧州、中国の利下げ)が実施される中、米でも追加
緩和に慎重な見方が、FOMC議事録に記載され、NY市場も軟調になり、
ただ、週末は企業決算の精査から買戻しの大幅高となっています。

週間を通したこのトレンド(為替の円高高止まりや世界株式市場の軟調さ)に
加え、何もしない日銀金融政策決定会合で、東京市場は逆風となった格好です。

結局、日経平均は、1週間で約297円下落(↓3.29%)し8724円の大引け
となりました。3連休後は、踏ん張りどころです。

さて、7月第3週(7/16~7/20)の主なイベントと予定は下記1.の通り。

4営業日になる上、国内外の経済イベント目白押しで、一喜一憂の展開になり
そうです。

まず、本格化する米国の決算発表に注目が集まり、特にインテル決算が景気
敏感株への見直しトリガーになるか、注目です。

内需成長株から国際優良株へ物色が動くためにも、円高是正がほしい所です。

日経平均、7月第3週(7/16~7/20)のレンジは、8700円~9000円
程度を想定しています。

1.7月第3週(7/16~7/20)主なイベントと予定
 7/16
  日本 休場(海の日)
  日本 新潟県中越沖地震から5年
   米   6月小売売上高
  米   7月NY連銀製造業景気指数
  米   シティグループ 決算
  EU   6月ユーロ圏消費者物価指数
  世   IMF世界経済見通し公表
 7/17
  日本 常盤薬品、ウッドフレンズ、PLANT等 各決算
   米   6月消費者物価指数
  米   6月鉱工業生産
  米   6月設備稼働率
  米   7月NAHB住宅市場指数
  米   ジョージ・カンザスシティ連銀総裁、講演
   米   ピアナルト・クリーブランド連銀総裁、講演
  米   バーナンキFRB議長、上院で半期の金融政策報告
  米   コカ・コーラ、インテルゴールドマン・サックスG
       ステート・ストリート、ヤフー 各決算
  豪   中銀議事録
   英   6月消費者物価指数
  英   6月小売物価指数
   独   7月ZEW景況感調査
 7/18
  日本  日銀議事録(6/14、15日分)
  日本 6月首都圏マンション販売
  日本 総合メディカル、平和不動産リート等 各決算
  日本 ANA公募価格決定期間入り(~7/20)
   米   6月住宅着工件数
  米   6月建設許可件数
   米   ベージュブック(地区連銀経済報告書)
  米   バーナンキFRB議長、下院で半期の金融政策報告
   米   IBM、バンク・オブ・アメリカ、アメリカン・エキスプレス
       イーベイ 各決算
   英   中銀議事録
   英   6月失業率
 7/19
  日本 6月粗鋼生産
  日本 6月 日本製半導体製造装置BBレシオ
  日本 ワイヤレスゲート新規上場
  日本 KG情報 等決算
  日本 楽天、電子書籍「コボタッチ」発売
   米   新規失業保険申請件数(7/14までの週)
   米   6月中古住宅販売件数
   米   6月景気先行指数
   米   マイクロソフト 決算
   米   国債入札 10年債TIPS(150億ドル)
  印   インド大統領選(7/22開票)
   英   6月小売売上高
  西   スペイン国債入札
 7/20
  日本 6月コンビニエンスストア売上高
  日本 ニッセン、アルインコ、リコーリース等 各決算 
  米   GE、モルガン・スタンレー、ゼロックス 各決算
  加   6月消費者物価指数
  独   6月生産者物価指数
  ギ   ギリシャ国債償還
 7/21
  米  米銀行規制(ボルカールール)発効(2年間は、移行期間)
 7/22
   伊  モンティ伊首相ロシア訪問、プーチン大統領と会談

2.NY市場、為替/債券 各結果(7/13)

 13日のNY市場はリスク回避の雰囲気が一服し、ユーロや資源国通貨は
 大きく買い戻されている。中国GDPが予想範囲内に収まり、ハードランディ
 ングへの懸念が緩んだことや、この日発表になった米金融機関の決算も
 予想ほど悪化しなかったことで、市場全体がリスク回避ムードが一服した。

 JPモルガンの決算はCIO部門の巨額損失が44億ドルにのぼったものの、
  通常業務の収益は堅調で、損失をカバーできる範囲に留まったことで、健闘
  したとの評価だったようだ。
 
 米株が大きく反発する中、ドルの逃避買いも一服している。
 
 ユーロドルは朝方1.2160近辺と安値を更新していたが、一気に1.2250
  付近まで上昇している。
 欧州系中銀から10億~20億ユーロ規模の買いが一気に持ち込まれたとの
 憶測も出ており、追随するように、米系や英大手銀経由の買いが入っていた
 との観測も出ていた。
 
 ただ、欧州不安が一服した訳ではなく、1.2250から上には戻り売りオーダー
 も多数入っていたようで、それ以上の上値を止められている。
 
 一方、円相場も豪ドル円やユーロ円といったクロス円は上昇を見せたが、ドル
 円はドル売り・円売りの動きから79円台前半での振幅に留まっている。どうも
 上にも下にも抜けれない日々が続いているようだ。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154149

   米国債利回り(NY時間16:54)
     2年債          0.238(-0.016)
     10年債         1.489(+0.015)
     30年債        2.575(+0.013)
     期待インフレ率   2.077(+0.025)
                   *期待インフレ率は10年債で算出
 
 13日のNY債券市場、利回りは上昇。中国GDPが予想範囲内に収まり、ハード
 ランディングへの懸念が緩んだことや、この日発表になった米金融機関の決算も
 予想ほど悪化しなかったことで、市場全体がリスク回避ムードが一服した。逃避
 買いも緩み、利回りは幾分戻している。
 
 2-10年債の利回り格差は125(前日+121)とフラット化が一服している。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154148
3.NY株式市場 結果(7/13)

   NY株式13日(NY時間16:51)
     ダウ平均     12777.09(+203.82 +1.62%)
     S&P500      1356.78(  +22.02 +1.65%)
     ナスダック       2908.47(  +42.28 +1.48%)
     CME日経平均  8810    (大証比:+110 +1.25%)
 
 13日のNY市場、ダウ平均は7日ぶりに大幅反発。中国GDPが予想範囲内に
 収まり、ハードランディングへの懸念が緩んだことや、この日発表になった
 米金融機関の決算も予想ほど悪化しなかったことで、市場全体がリスク回避
 ムードが一服した。JPモルガンの決算はCIO部門の巨額損失が44億ドルに
 のぼったものの、通常業務の収益は堅調で、減益の範囲に留まっている。

 ウェルズファーゴの決算が好調だったことも寄与した。
 
 金融株中心に買い戻しが活発となり、ダウ平均は75日線の水準まで一気に
  回復。ダウ採用銘柄はHPを除く29銘柄が上昇。JPモルガンやバンカメが
  上げを牽引し、キャタピラー、ボーイングも上昇している。HPはアナリストの
  投資判断が伝わっており、下落が続いているものの、特に割安感も示されな
  かったことから売りが優勢となった。リストラ費用による業績への圧迫が指摘
  されている。印刷機器のメーカーの決算が冴えなかったことからの連想売りも
  出てたようだ。
 
 その印刷機器のレックスマークは大幅安。第2四半期の暫定決算を発表し、
  欧州での売上げ不振から予想を下回る決算を発表した。
 
 ナスダックも反発。アップルやインテルなど主力ハイテク株も揃って買い戻しが
  入っている。
 
 個別にグリーンマウンテン・コーヒーロースターが大幅安。同社の主力製品で
 ある1杯用コーヒーのカートリッチ「Kカップ」に関して、アナリストから競争の
  激化が懸念されるといったレポートも出て嫌気されている。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154147

4.NY市場、原油先物8月限/金先物8月限 各結果(7/13)

   NY原油先物8月限(WTI)
     1バレル=87.10(+1.02 +1.18%)
 
 13日のNY原油先物相場は3日続伸。中国GDPが予想範囲内に収まり、ハード
 ランディングへの懸念が緩んだことや、この日発表になった米金融機関の決算
 も予想ほど悪化しなかったことで、市場全体がリスク回避ムードが一服した。

 為替市場でのドル買いも一服する中、原油も買戻しを続けている。
  8月限は87ドル台を回復し、5日線の上にローソク足は出てきている。
                     http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154140
   NY金先物8月限(COMEX)
     1オンス=1592.00(+26.70 +1.71%)
 
 13日のNY金先物相場は4日ぶりに反発。中国GDPが予想範囲内に収まり、
 ハードランディングへの懸念が緩んだことで、為替市場でもドル買いが一服し、
 金は買い戻しが入った。
 
 8月限は1600ドル手前まで上昇。1600ドルは回復できなかったが、堅調な動きが
 続いた。            http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=154141


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