「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

米国でかんばつが進行!?穀物価格高騰!?

2012-07-14 23:59:38 | ニュ-スからひと言

          
世界の主要な穀倉地帯で深刻な干魃(かんばつ)被害が広がっている。と
報じられています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120714-00000092-san-int

記録的熱波に見舞われた米国では、大豆やトウモロコシなどの穀物価格が
歴史的水準まで急騰。日本を含む消費国への打撃が懸念されています。
また途上国では農産物への需要が急増しており、政治的混乱を生み出す
懸念も出ています。

カラカラに乾ききった大地に、しおれた作物が今にも倒れそうだ。10日付
米ウォールストリート・ジャーナルは、インディアナ州のトウモロコシ畑の
惨状とともに「全米が干上がっている」と伝えています。

米国は、大豆やトウモロコシの生産で、世界の約4割を占める世界最大の
穀物輸出国だが、今年は大凶作で穀物相場も天井知らずの様子。

大豆の先物価格は10日に最高値を更新。トウモロコシや小麦も値を上げた。
イリノイ大の農業エコノミスト、ダレル・グッド氏は「消費の増大と収穫量への
懸念から、相場が跳ね上がっている」と指摘しています。

凶作の原因は今年の異常な熱波。7月の最高気温は米本土の東寄り2/3の
地域、約3400カ所で過去最高と同水準か、それを上回り、数十人が死亡
したようです。

干魃に苦しむのは米国だけではありません。生産量で米国を上回るロシアと
その周辺国、中国やインドでも高温小雨で作柄が悪化。小麦の生産量の多い
黒海沿岸の干魃が深刻なほか、世界的な大豆の生産地である中国東北部や
南米も深刻な降水不足や凶作に直面しています。

穀物価格の高騰は、日本など各国で食品や飼料の価格に跳ね返る恐れが
強い。国連食糧農業機関(FAO)は11日、「農産物の平均価格は今後10年間
高止まる」と予測。途上国の需要増に対応するため、2050年までに世界全体
の農産物を05~07年比で60%増産する必要があると公表しました。

凶作と穀物価格高騰は、10~11年の 「アラブの春」 と呼ばれる中東・北
アフリカの民主化運動の一因となっっています。今年の凶作はさらに深刻で、
「世界の指導者は食糧安全保障に一層気を使う」(ロイター通信)ことにも
なりそうです。


2007年から2008年のリーマンショック前に、原油価格や穀物価格が
高騰したことが直近思い出されます。今や、リーマンショック後の欧州債務
問題や、エマージング諸国も経済が伸びが鈍化している時期で、食料増産が
急務になります。

途上国の3P(Population,Poverty,Pollution:人口増加、貧困、汚染)問題
だけでなく、グローバルな3E(Economy,Ecology,Energy)に結びついており、
食料の地産地消、フードマイレージ等、国内の食料自給率を40%から高める
努力が、経済力の縁の下の力持ちになるかもしれません。


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