「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

6月第4週 相場展望と予定

2016-06-19 23:58:52 | 相場展望

             
6/13~週の日経平均は、英のEU離脱懸念を先取りした暴落の週となった。

欧米株式市場も軟調となる中、為替市場で、安全資産とされる円が買われ続け、
日銀のノーアクションにより、仕掛け的な円買い、株先物売りを誘発し、週間で
1000円以上の暴落となった。

日米金融政策で、両国の動きは対照的。米国は、追加利上げ見送りに先送りを
含みにしたのに対し、黒田総裁は、ただ変更なしを決定。市場との対話ができて
なく、為替市場の餌食になった格好でした。

為替を安定的に保つ仕事の日銀が、通貨の番人を放棄するような格好でした。

結局、日経平均は週間で、1001円下落(↓6.03%)15599円でした。

6月第4週(6/20~6/24)の主なイベントと予定は、下記1の通りです。

6/20~週は、6/23英国のEU離脱可否を問う国民投票がポイント。
昨日のファンドマネージャーの予想通りになるか、予断を許さないのが一般の
国民投票。小生は、残留が過半を握ると読んでますが、5p差あるかないか。

日経平均は、6/24に残留決定後の買戻しになると読んでいますが、どうなる
か、注目です。

日経平均、6月第4週(6/20~6/24)のレンジは、15200円~16000円
程度を想定しています。

1.6月第4週(6/9~6/24)主なイベントと予定
 6/20
  日本 黒田日銀総裁、講演
  日本 5月貿易収支
  日本 5月百貨店売上高
  日本 5月コンビニエンス売上高
   日本 あさひ 決算
  米   ミネアポリス連銀総裁、講演
  EU  ドラギECB総裁、欧州議会で発言
 6/21
  日本 日銀議事録(4/27、28分)
  日本 AWS、ストライク 各新規 東証マ上場
  日本 アークランドサカモト 決算
  日本 ゆうちょ銀行、三井物産 各株主総会 
  日本 党首討論会
  米  イエレンFRB議長、上院証言
  米  アドビ・システムズ  決算
  米  国債入札 2年債(260億ドル)
  独  6月ZEW景況感指数
  英  中銀臨時オペ
 6/22
  日本 5月工作機械受注確報
  日本 ジェイリース 新規 東証マ上場
  日本 東芝、かんぽ生命 各株主総会
  日本 参議院選挙告示(7/10 投開票)
  米   5月中古住宅販売件数
   米  4月FHFA住宅価格指数
  米   パウエルFRB理事、講演
  米   イエレンFRB議長、下院証言
  米   フェデックス 決算
  米   国債入札 5年債(340億ドル)
 6/23
  日本 バーチャレクス 新規 東証マ上場
  日本 シーズメン、オプトエレクトロニクス 各決算
  日本 シャープ、三菱重工、日本郵政 各株主総会
  日本 沖縄 慰霊の日
  日本 クラブなど、ダンス営業規制緩和 
  米   5月コンファレンスボード景気先行指数
  米   新規失業保険申請件数(~6/18までの週)
  米   ダラス連銀総裁、講演
    米   FRBストレステスト結果発表
  米   国債入札 7年債(280億ドル)
  独   6月製造業PMI速報値
  英   EU残留・離脱を問う国民投票
  EU  6月製造業PMI速報値
 6/24
  日本 日銀会合(6/15、16)主な意見
  日本 瑞光、高島屋、パルコ 各決算
  日本 三菱自動車、伊藤忠商事、三菱商事 各決算
  日本 気象庁3カ月予報
  米   5月製造業新規受注
  米  トランプ氏、訪英
   独  6月Ifo景況感指数
 6/25
  日本 株主総会 ベネッセ
 6/26
   西  スペイン総選挙

2.NY市場、為替/債券 各結果(6/17)

 今日のNY外国為替市場は、欧州通貨が買い戻され、この所のドル買いの動きも
 一服していた。きのうは英労働党の女性下院議員ジョー・コックス氏が男に襲撃
 され死亡という事件が発生した。コックス氏は残留支持を訴えていた。
 この影響で残留、離脱双方のキャンペーンが中断となっており、発表予定の世論
 調査も1日延期されている。

 また、IMFも英離脱の予期される影響についてのレポートの公表を延期する中、
 全体的に英国民投票への警戒感が一服しており、週末ということもあって様子見
 姿勢が強まっていたものと思われる。

 ユーロドルは買い戻しが強まり、1.13台をうかがう動きも見られていたが、1.13が
 上値抵抗となり上値の重さも意識された。

 ポンドドルも1.43台半ばまで上昇。きょうの上げで3日続伸となっており、100日
  線の水準まで回復してきている。ただ、来週のイベントを考慮すると、反発したと
  してもポジション調整の戻りに留まりそうで、全ては国民投票の結果次第といった
  ところだ。ポンド円も一時149円台後半まで上昇し、150円をうかがう動きも見せて
  いた。

 一方、ドル円は104円台前半での振幅に留まっている。東京時間には麻生財務相
 発言もあり、一時104円台後半まで上昇する場面が見られた。財務相は「一方向に
 偏った投機的な動きが継続することがないよう、為替市場の動向を緊張感を持って
 見守っていく。これまで以上に必要な時にはしっかりと対応していきたい」と言及。
 こうした対応はG7やG20の合意内容に沿うとの見解も示していた。

 市場では、介入は難しいとの見方が根強い。ただ、万一、英国民がEU離脱を選択し、
 金融市場が混乱した場合には、G7、G20声明で言及されている無秩序な動きに
 該当し、介入も正当化されるものと思われる。米国も文句は言えないであろう。

 ただし、円高が過度に進んでいるとはいえ、英国民投票の結果が判明するまでは、
 介入は難しいのではとも思われる。   http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=317963

 米国債利回り(NY時間16:55)
   2年債         0.693(+0.007)
   10年債       1.608(+0.029)
   30年債       2.420(+0.023)
   期待インフレ率  1.460(-0.002)
                  ※期待インフレ率は10年債で算出

 今日のNY債券市場で利回りは上昇。今日は英EU離脱への警戒感も一服しており、
 債券市場への逃避の動きも一服している。きょうはブラード・セントルイス連銀総裁の
  発言が伝わっており、年内1回の利上げが適切と、これまでの2回から1回に見方を
  変更していた。

 今週のFOMCメンバーによる金利見通し(ドット・チャート)で、年内1回の見通しが急増
  していたが、総裁もその1人だったのかもしれない。この発言を受けて、利回りも上げ幅
  を縮小する場面が見られたが、一時的な動きに留まった。

 なお、利上げ期待が後退する中、期待インフレ率(ブレイク・イーブン・レート)は低下が
  続いている。

 政策金利に敏感な2年債利回りは0.69%、10年債は1.6%台を回復した。
 2-10年債の利回り格差+92(前日+89)http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=317960

3.NY株式市場 結果(6/17)

 NY株式17日
  ダウ平均     17675.16 (-57.94 -0.33%)
 S&P500       2071.22(  -6.77 -0.33%)
 ナスダック        4800.34(-44.58 -0.92%)
 CME日経平均    15640    (大証比:+110 +0.71%)

 今日のNY株式市場は反落。全体的に来週の英国民投票への警戒感は一服していた
 ものの、ハイテク株やヘルスケア株が売りに押されており、指数も上値が重い。

 ダウ平均は一時130ドル安まで下落、17600ドル付近迄 値を落とす場面が見られた。
 その後、下げ渋ったものの、プラス圏は回復できずに終えている。

 ダウ採用銘柄ではメルクが反落したほか、アップルが軟調。アップルは、中国北京市
 知的財産当局が、アイフォーンが中国の端末メーカーのデザイン特許を侵害している
 として、北京市での最新機種の販売を停止を命じたことが嫌気されている。

 一方、キャタピラーやディズニーが上昇している。
 ナスダックも続落。アップルのほか、アルファベットやアマゾンなど主力株が揃って
 下落。アルファベットは、アナリストが検索マーケティング支出の伸びが4-6月に
 やや減速した模様だと指摘したことが嫌気されている。

 ウェアラブル・カメラのゴープロが大幅高。アナリストから、今年下半期の主力製品刷新
 予定にもかかわらず、販売店からの需要が底堅いとの指摘が出ていた。同社のCFOも、
 販売が底堅く推移しており、販売店からの再受注で在庫が予想以上に圧縮する可能性
 を言及していた。

 システム開発のシナプティクスが下落。約160人の人員削減を発表し、同時にCEO
 基本給の20%削減を申し出ており、他の役員にも10%カットを求めている。事業所
 整理統合も進めており、リストラ費用は1000万ドルから1100万ドルに上る見込みだ
 としている。           http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=317958

4.NY市場、原油先物7月限/金先物8月限 各結果(6/17)

 NY原油先物7月限(WTI)
  1バレル=47.98(+1.77 +3.83%)
 ブレント先物8 月限(ICE)(終値)
  1バレル=49.17(+1.98 +4.20%)
 ブレント-WTI(8月限)0.61

 今日のNY原油先物相場は7日ぶりに大幅反発。きょうは英EU離脱への警戒感も
 一服しており、為替市場はドル高が一服し、原油も買い戻しが強まっている。

 7月限は前日、45ドル台まで下落する場面も見られていたが、きょうは48ドル台まで
 一時買戻しが強まった。

 なお、原油の米リグ稼働数は3週連続の増加となっている。米大手石油ガス開発の
 ベーカー・ヒューズによると、米国内の原油の掘削装置(リグ)稼動数は先週から9基
 増加し、337基であると発表した。3週連続での増加となっているが、原油価格が、
 50ドル付近まで回復する中、生産を再開するリグが増えつつあるのかもしれない。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=317954
 NY金先物8月限(COMEX)
  1オンス=1294.80(-3.60 -0.28%)

 今日のNY金先物相場は8日ぶりに反落。きょうは英EU離脱への警戒感も一服して
 おり、リスク回避の金買いも一服している。8月限は1300ドル台からの戻り売り圧力
 に押されているが、先高感は根強く、下値では押し目を拾う動きが見られている。
                    http://klug-fx.jp/fxnews/detail.php?id=317955


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