今晩、米労働省が発表した５月雇用統計によると、景気動向を反映する非農業
部門の就業者数は、前月比３．８万人の増加と、前月（１２．３000人増＝改定）
から大幅に伸びが鈍化した。就業者数の増加幅は、マイナスとなった１０年９月
以来５年８カ月ぶりの小ささだった。
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20160603-00000256-jijf-bus_all
雇用回復ペースは急減速し、米国の追加利上げに逆風となった。一方、就業者
数とは別の調査で算出される失業率は４．７％と０．３ポイント改善し、０７年１１月
に並ぶ８年半ぶりの低さとなった。ただ、働く意欲のある人の多さを示す労働参加
率の低下などが影響した可能性もある。
市場予想（ロイター通信調べ）は、就業者数が１６．４万人増、失業率４．９％
だった。
この流れを受け、今月ＦＲＢの利上げは７月以降に持ち越されるとの思惑から
為替市場、ドル/円で１０６円台と、円が急進しています。
この非農業部門の数値、予想とかい離しており、後で見直しが入るのでは、と
思っています。失業率から、非農業部門以外で吸収している可能性もありそう。
さて、日経平均は、週末に小幅反発７９円高の１６６４２円の大引けでした。
（出来高 概算１６．７億株の商いでした。）
昨日までの過剰の下げで、自律反発の買いが入った格好で、先物主導も、ここ
から下値を売り込む動きは、躊躇した格好でした。
それでも、週明けは下落方のスタートから、押し目がどの程度入るのかポイント。
注目のＮＹ市場、冒頭の雇用統計の結果を受け、売りとなっていますが、それ程
悲観する下落でなく、利上げが７月以降になるとの思惑から下げ渋っています。
来週の日経平均、何れにせよ米利上げがあるので、先物主導の売り仕掛けが
入りそうですが、日経平均は、昨日まで大きく下げており、週明けの大きく下げた
場面は、押し目買いのチャンスになりそうです。
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