JTBは6月14日、顧客の個人情報約793万人分が流出した可能性がある
と発表した。グループ会社のサーバに不正アクセスがあり、個人情報を含む
データファイルにアクセスされた形跡があるという。現時点では流出は確認
できず、悪用による被害報告もないという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160614-00000099-zdn_mkt-bus_all
含まれていた個人情報は、「JTBホームページ」、「るるぶトラベル」「JAPAN
iCAN」で予約した顧客か、または、JTBグループ内外のオンライン販売提携
サイトでJTB商品を予約した顧客のもの。氏名や性別、生年月日、メールアド
レス、住所、電話番号などのほか、パスポート番号とパスポート取得日も含まれ
ていた様です。
パスポート情報のうち、現在も有効なパスポートのものが約4300件あるという。
クレジットカード番号や銀行口座情報、旅行の予約内容は含まれていないという。
同社によると、3/15、ネット販売を手がけるG会社 i.JTB(アイドットジェイティ
ービー)PCが、取引先を装ったメールの添付ファイルを開いたことでウイルスに
感染。3/19~24に、内部から外部への不信な通信が複数確認されたため、
通信を遮断して調べたところ、不正侵入者が外部からサーバ内に作成して削除
したデータファイルが存在していたことが4/1に分かったという。
セキュリティ専門会社と共同でファイルの復元と分析を進めたところ、個人情報が
含まれていた事が判明。流出の可能性があるとして、JTB内に「事故対策本部」を
設置し、データの正規化を進め、約793万人分の個人情報が含まれていたことが
分かったとしています。
対象の顧客には順次メールで連絡しており、データの悪用と思われる不振な連絡
被害があった場合は同社に連絡するよう呼び掛けている。
今回のデータ流出懸念、様々な企業で散見されますが、幸い銀行口座番号や
クレジット番号は流出していないと言う。怪しい「添付メール」の添付を開けない、
が鉄則です。小生も怪しい、添付ファイル付メールは、すぐゴミ箱に捨ててます。
会社は、個人に徹底教育(情報セキュリティ)を実施して、水際で防ぐよう、この
種の事例を「他山の石」にしないことが大切です。
さて、日経平均は続落し、160円安の15859円の大引けでした。
(出来高 概算19.7億株の商いでした。)
先物主導の売り仕掛けは、「もうはまだなり」の格言通り、自律反発の芽を
摘んだ格好でした。
日経平均は、寄り付き直後に上昇する場面も、先物主導の売りが入り、節目の
16000円を割り込みました。
日経平均の4日続落で、連日上ひげ陰線で、チャート上も悪化。今日の下落で
ボリンジャーバンドー3σに近づき、正念場。一旦は、自律反発して良い水準。
注目のNY市場、続落の展開。ただ、下落率は穏やかで、終了時どこまで戻すか
ポイント。
明日の日経平均、5日続落を拒否し陽線引けとなるか、為替の円高一服がほしい。
先物は、まだ売り崩すでしょうか。