ニッパチ(2月と8月)は、売上げが低調と言われている小売業界だが、
最近は、状況が変化している。今年は、2月18日から中国の旧正月に
あたる春節が始まるため、需要の取り込みに躍起になっています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150217-00000083-reut-bus_all
免税カウンターの増設や通訳増員などのサービスはもちろんの事、買い
物時間短縮や決済の利便性向上、「春節福袋」など、各社ともに一歩進
んだ工夫で集客に努めています。
一部を紹介すると、
○ 百貨店、松屋;免税カウンターを約2倍に広げて対応
和洋酒売り場では、独自に作成したQRコードを読み
込むと商品情報の日本語・英語・中国語で対応。
○ 松坂屋 ;「春節福袋」品揃え強化。上野店で、30万、50万、
100万円の宝飾品福袋を展開。
○ ラオックス ;ブランド品やインポート時計等の888万8888円を
最高額として、2万個・総額10億円の福袋を販売予定。
○ 三越 銀座店:中国人の体形に合わせたスーツの販売
○ 資生堂 :英語、中国語、タイ語に対応できるiPadを持つ販売員
(美容部員)がいる店舗を270店舗に大幅に増やす。
○ ドン・キホーテ:2/9に「ウエルカム予約サイト」(中国語版)を開設。
旅行前に専用サイトで希望の商品を予約し、指定した
ドンキ店舗で、商品を受け取れるサービス。
訪日外国人観光客の利用の多い20店舗で、18日から
外貨7通貨での決済サービス。
今年の春節休暇は、2/18~2/24となる。昨年10月の免税対象品の
拡大、1月のビザの発給要件緩和があり、昨年の春節に比べて、訪日客数・
消費金額の増加が見込まれている。2014年に円は対ドルで最大20%下落、
人民元は対ドルで3%程度下落しており、中国人にとって、日本での買い物は
割安なものとなっている様です。
日本政府観光局によると、2014年の訪日中国人は240万9200人(前年
比85%増)で、過去最高だった2012年の142万5100人を大きく上回った。
訪日外国人1341万人(前年比29.4%増)のうち、17.9%を占めている。
また、2014年、訪日外国人の旅行消費は2兆円に達し、過去最高となった。
このうち、中国が前年の2倍を超える約5600億円となり、総額の4分の1を
超えている。
明日、訪日外国人客数が発表されますが、観光誘致に加え、中国人などピザ
条件緩和や円安効果で、どの程度伸びるか注目しています。
数字がよければ、インバウンド銘柄などフォーカスされそうです。
さて、日経平均は、17円下落して17987円の大引けでした。
(出来高 概算23.1億株の商いでした。)
ギリシャ債務問題の協議は合意に至らず、不安が燻っている中、弱く始まっ
た日経平均でしたが、最悪の事態は織り込んでいるとの思惑か、先物主導も
悪させず、小反落も陽線引となりました。思ったより底堅い印象でした。
日経平均の小反落も、5日線がサポートして、再度18000円にチャレンジ
する芽を持っています。
注目のNY市場、ギリシャ問題に反応して下落からのスタートですが、消化して
終了時 どこまで持ち直すか焦点です。
明日の日経平均、18000円前後のもみ合いを想定しています。
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