今日、キヤノンは、監視カメラ世界首位であるスウェーデンのアクシスを
買収して完全子会社化すると発表しました。同社の発行済み株式の全株の
取得を目指し、3月初旬に公開買い付け(TOB)する予定です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150210-00000098-reut-bus_all
買収総額は236億スウェーデンクローネ(約3337億円)。キヤノンにとって
過去最大規模の買収となります。
一眼レフなど個人向けデジカメ市場が縮小する中、キヤノンは、法人向けの
監視カメラを新規事業の一環として育成。2013年1月に、デジカメ部門
から独立して監視カメラの専門部署を設置し、昨年6月には、ビデオ管理の
システム会社、オランダのマイルストーンを買収するなど事業拡大を図って
きました。
調査会社IHSテクノロジーによると、2013年の監視カメラ市場における
世界シェアは、アクシスが17.5%で首位、2位が中国のハイクビジョンで
13.0%、3位がパナソニックで9.1%と続きます。
デジカメ世界首位のキヤノンは、アクシス買収により、監視カメラでもトップ
となります。
スウェーデンのルンド市に本社を置くアクシス社は1984年に創業。従業員は
1941人。14年12月期の売上高は約770億円、当期利益は約76億円。
キヤノンはアクシス社の経営陣やブランドを維持して、監視カメラ事業を展開。
キヤノンのカメラ技術と、アクシス社が世界で展開するネットワークカメラの
販売網の相乗効果をねらっていきます。
キヤノンの高付加価値路線がどう展開していくのか、注力しています。
さて、日経平均は、59円安の17652円の大引けでした。
(出来高 概算20億株の商いでした。)
今朝方のNY市場が軟調で終了したのを受け、小幅安でスタートし、先物主導
値を下げ、150円超下落する場面もあり、為替が大きく円高に振れない中で
逆バイアスをかける先物ですが、さすがに大引けにかけ買戻しも入り、59円
下落で済みました。
日経平均、3日ぶりの下落で、5日線辺りの攻防です。陰線でも下ひげを残し
祝日明けにつながった格好です。
注目のNY市場、EUによるギリシヤ支援に道筋がs付くかもしれない思惑で
欧州市場が上昇し、その流れで、序盤は反発スタートしています。
このまま、終了時にプラス引けとなるか注目です。
明後日の日経平均のもみ合い上放れの芽を残しており、良しとしましょうか。
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