東証が、２０日に纏めた海外投資家地域別株券売買状況（全国証券取引所）によると４月の外国人による日本株の
買い越し額は１兆０９１８億０２３４万円で、そのうち欧州からの買い越しが９２６７億８９５４万円と他の地域を圧倒したらしい。
欧州からの買い越し額は、９９年１月の統計開始以来で最大。（ロイタ－５／２０）
欧州勢は、サブプライム問題の損失補填？のため、３月迄大きく売り越していたから
その反動の買い戻しが中心とも受け取れそうだ。何れにせよ、日本株を４月以降評価してる訳だから、
日経平均の上昇トレンドに寄与したと言えそうですね。５月も引き続き、買い越し継続となれば良いが・・・。
ところで、高炉株の新日鉄（５４０１）、住金（５４０５）、ＪＦＥ（５４１１）、神戸製鋼（５４０６）が動意づいている。
クレディスイス証券が、鉄鋼各社に高めのレーティングを付与しており、これも上昇にはずみをつけている。
同証券では、ＪＦＥを「アウトパフォーム」の継続とし、新日鉄、住金、神戸製鋼をそれぞれ「ニュートラル」から
「アウトパフォーム」に引き上げた模様。
新日本製鉄―投資評価「ニュートラル」→「アウトパフォーム」目標株価 ５３０円 → ８２０円
住金 ―投資評価「ニュートラル」→「アウトパフォーム」目標株価 ４３０円 → ６２０円
ＪＦＥ ―投資評価「アウトパフォーム」継続 目標株価５９５０円 →８０００円
神戸製鋼所―投資評価「ニュートラル」→「アウトパフォーム」目標株価 ３３０円 → ４２０円
鋼材価格の値上げが４月に遡り、適用できれば０９／３月通期の業績見通しも上振れ大で、調整や
下押した場面で購入検討余地あると思う。（新日鉄と住金を保有）
さて、日経平均は、１０９円安の１４１６０円と反落したが、出来高２４億株超あり、
マインドは悪くない。
ＮＹ市場が軟調なスタートですが、日経平均は、為替の円高シフトが進まなければ、
案外、底堅い展開になるかもしれません。