「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

08/3月決算本格化(4)

2008-05-08 21:36:17 | 企業を斬る

日経平均は、7日NY市場の大幅下落の流れを受け、159円安の13943円で
引けました。大引けで押し目買いから14000円台への戻りもあるかなと期待
してましたが、為替の円高シフトやオプションSQを明日に控え、様子見になった
ようです。

26週移動平均線(13989円)を下回りましたが、25日、75日線上にあり
ボリンジャ-バンドの+2σと+1σのレンジ内で、上昇トレンドを崩してません。

テクニカル的に見て、調整の範囲内と捉えれば、過熱を冷ます丁度良い1日だった
かもしれません。

明日は週末で、オプションSQ通過しますが、好決算の出遅れ銘柄や個別銘柄が

物色候補でしょうか。

注目2銘柄

1)トヨタが、08/3月期の決算を発表。

連結営業利益は、前期比1.4%%増の2兆2703億円、連結純利益は同4.5%
増の1兆7178億円での着地で、まずまずですが、今期の連結営業利益30%減の
予想をしています。
市場が20%減まで織り込んでるとすれば、この予想は少しネガテイブに写るかも・・。

と言っても、為替レートは1ドル100円と1ユーロ155円なので、深押しするなら拾いたい。
また、発行済み株式総数の0.95%にあたる3000万株・2000億円を上限に
自社株買いを実施するとのリリースは株価の下支え要因ですね。

2)ソフトバンク(9984)も08/3月期の決算を発表。

営業利益が前年比19.6%増の3242億円で、創業以来初めて3000億円の大台
を超えました。
特に、携帯電話事業やインターネット関連子会社のヤフー(4689)が利益貢献した
ようです。売上高は、同9.1%増の2兆7762億円、経常利益は、持分法適用関連
会社の子会社による、上場に伴う利益計上などで同68.6%増の2586億円、当期
利益は子会社による投資有価証券売却益などがあり、277.0%増の1086億円。
年間配当は、07年3月期と変わらず2.5円。(優先株を発行せずに、増配できそう!

また、議決権がない代わりに、配当が普通株より高い優先株(無議決権優先株)を

発行できるよう定款を変更する議案を、6月の株主総会に付議することを取締役会で決議。

----------(株)東洋経済新報社 四季報------------
予は、四季報予想
実は、実績 
(百万円)      売 上   営業利益   経常利益  当期利益  1株益  1株配
連本2007.03実  2,544,219    271,065     153,423     28,515      27.31  2.5
連本2008.03予  2,850,000   325,000    275,000  120,000    111.1   2.5   
 5/8会社発表    2,776,168    324,287     258,614    108,624     101.68 2.5

連本2009.03予  2,970,000   355,000    275,000   120,000    111.1  2.5  
 会社予想     -----------非公表--------------
連中2008.09予  1,425,000    180,000     126.000      54,000      50.0     0 

-----------------------------------
08年通期営業利益は、ロイターアナリスト事前予想平均値3354億円を下回って
ますが、ほぼ四季報並。EPS約102円で、今日の株価2040円はPER約20倍。
(ソフトバンクの過去PERの安値平均は、69.4倍)

また、09/3月期の業績予想は、移動体通信事業のユーザー動向を推測しづらいとして

未公表ですが、ロイターアナリストの予想営業利益平均値、3559億円。

 


押し目を少し拾う

2008-05-08 07:47:18 | 政治に物申す

「東シナ海ガス田開発問題」での共同開発で、一部進展があったことは「毒ギョーザ問題」や「チベット 問題」等の課題の置き去りがあったものの、日中コラボ、経済の活性化に道筋をつけたことで、それなりに評価できると思いますが、いかがでしょうか。 

 一部マスコミが、「福田政権の支持率約20%程度の中、日中会談の成果はパンダだけ。」と揶揄して ますが、地道な一歩でも経済的に両国の国益になりましょう。
「毒ギョーザ」や「チベット問題」も、主張すべきことは、主張する、それが国益に繋がる外交でしょう。    

 さて、戦略的な互恵関係の推進で、中国関連の銘柄等を、今日のように、約1ヶ月ぶりの押し目となる日に少し拾って見るのも投資戦略の1つで、半年スパンの投資なら間違いなく妙味あると思います。

 ex)東芝、三菱重工、コマツ、日立建機、国際石油開発帝石HD etc.

 PS 5/7米市場の大幅下落で、日経平均も14000円割れとなりそうですが、どこまで戻せるか・・・ 

----------------------<ロイタ-5/7>------------------------------------------
 福田康夫首相と胡錦濤・中国国家主席は7日、会談終了後に共同記者会見に臨み、懸案の東シナ海 ガス田開発問題で大きな進展があったことを明らかにした。

 福田首相は「長年の懸案に解決のめどがたった」とし、胡主席も「問題解決が見えてきた」と表明。
 両首脳は今後細目を詰めてできるだけ早期に合意することで一致したことを明らかにした。

 また、福田首相は、気候変動問題で2013年以降の新たな枠組み(ポスト京都議定書)づくりに 積極的に参加していく方針を日中共同声明に盛り込んだことや、分野別アプローチに対し中国から 前向きな評価が得られたことを会談の成果としてあげ、「有意義な会談が出来た」と述べた。 

 これに対して胡主席は「率直で友好な雰囲気のなかで、率直に深く意見交換を行い、幅広いコンセン サスを得た」と述べ、「中日関係は新しい歴史のスタート時点にたっている」と関係改善を評価した。

 中国のチベット自治区での騒乱問題では、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世側の特使と 中国政府の対話が実現し「引き続き双方が接触を行うこと」と「接触が積極的な成果を上げることを 望んでいる」と説明。

 福田首相は8月の北京オリンピックの成功に向けた協力を約束したほか、開会式出席について「まだ先のこと」としながらも、「前向きに検討する」ことを明らかにした。

 両首脳は会見で友好関係を強調。会談では「戦略的互恵関係」の推進を確認し、双方が日中関係にとどまらず、アジア太平洋地域や世界の平和と安定、発展のために貢献していくことで一致した。
 これらを今後の日中関係の方向性の指針となる「日中共同声明」に盛り込んだ。東シナ海資源開発問題など懸案事項に進展があったことも明らかになったが、最終決着までは至らず早期決着を確認した。

 中国の国家主席の来日は1998年11月の江沢民国家主席(当時)以来、約10年ぶり。胡錦濤国家主席の訪日は10日までの5日間で、2003年に同氏が国家主席就任以来、公式訪問としては最長。
 またチベット騒乱後初めての外国訪問となる。

                                                                      (ロイター日本語ニュース 吉川 裕子記者)