日経平均は、7日NY市場の大幅下落の流れを受け、159円安の13943円で
引けました。大引けで押し目買いから14000円台への戻りもあるかなと期待
してましたが、為替の円高シフトやオプションSQを明日に控え、様子見になった
ようです。
26週移動平均線(13989円)を下回りましたが、25日、75日線上にあり
ボリンジャ-バンドの+2σと+1σのレンジ内で、上昇トレンドを崩してません。
テクニカル的に見て、調整の範囲内と捉えれば、過熱を冷ます丁度良い1日だった
かもしれません。
明日は週末で、オプションSQ通過しますが、好決算の出遅れ銘柄や個別銘柄が
物色候補でしょうか。
注目2銘柄
1)トヨタが、08/3月期の決算を発表。
連結営業利益は、前期比1.4%%増の2兆2703億円、連結純利益は同4.5%
増の1兆7178億円での着地で、まずまずですが、今期の連結営業利益30%減の
予想をしています。
市場が20%減まで織り込んでるとすれば、この予想は少しネガテイブに写るかも・・。
と言っても、為替レートは1ドル100円と1ユーロ155円なので、深押しするなら拾いたい。
また、発行済み株式総数の0.95%にあたる3000万株・2000億円を上限に
自社株買いを実施するとのリリースは株価の下支え要因ですね。
2)ソフトバンク(9984)も08/3月期の決算を発表。
営業利益が前年比19.6%増の3242億円で、創業以来初めて3000億円の大台
を超えました。
特に、携帯電話事業やインターネット関連子会社のヤフー(4689)が利益貢献した
ようです。売上高は、同9.1%増の2兆7762億円、経常利益は、持分法適用関連
会社の子会社による、上場に伴う利益計上などで同68.6%増の2586億円、当期
利益は子会社による投資有価証券売却益などがあり、277.0%増の1086億円。
年間配当は、07年3月期と変わらず2.5円。(優先株を発行せずに、増配できそう!)
また、議決権がない代わりに、配当が普通株より高い優先株(無議決権優先株)を
発行できるよう定款を変更する議案を、6月の株主総会に付議することを取締役会で決議。
----------(株)東洋経済新報社 四季報------------
予は、四季報予想
実は、実績
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益 1株益 1株配
連本2007.03実 2,544,219 271,065 153,423 28,515 27.31 2.5
連本2008.03予 2,850,000 325,000 275,000 120,000 111.1 2.5
5/8会社発表 2,776,168 324,287 258,614 108,624 101.68 2.5
連本2009.03予 2,970,000 355,000 275,000 120,000 111.1 2.5
会社予想 -----------非公表--------------
連中2008.09予 1,425,000 180,000 126.000 54,000 50.0 0
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08年通期営業利益は、ロイターアナリスト事前予想平均値3354億円を下回って
ますが、ほぼ四季報並。EPS約102円で、今日の株価2040円はPER約20倍。
(ソフトバンクの過去PERの安値平均は、69.4倍)
また、09/3月期の業績予想は、移動体通信事業のユーザー動向を推測しづらいとして
未公表ですが、ロイターアナリストの予想営業利益平均値、3559億円。