今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

伊豆長岡で温泉・バイキング

2016年02月27日 | 温泉

最近、温泉地などの古い旅館・ホテルを買い取って安い料金(8−9000円程度)で提供するチェーンホテルが拡大している。
中部・近畿圏では「湯快リゾート」だが、
関東圏では「大江戸温泉物語」そして伊豆を中心とした「伊東園」が頑張っている。
これらはコストを抑えるために夕食はバイキングである点で、
カロリーオーバーの豪華夕食はいらない私にとっては糖質抜きで満腹になれるのがありがたい(質的には満足しないが)。
その中で伊東園は夕食バイキングに”アルコール飲み放題”もついているのが酒好きにはうれしい限り。

さてその伊東園の、富士の眺めがよさそうな伊豆大仁の宿を狙ったが、
部屋がとれなかったので、そこに近い伊豆長岡温泉の金城館にした。

伊豆長岡温泉は毎春、別の宿に通っていたが、この地は泉質が薄く(単純泉)、
訪問地としてもたいして魅力がない(史跡は数々あるが、それらは一度訪れればもういい)ので、
足が遠のき気味だった(昨年は近くの畑毛温泉。こちらは富士が真正面だった)。
ただ温泉街は熱海や伊東に比べれば素朴で、骨休みにはよい。

ここ金城館は、本館と新館とがあり、大浴場は両方にある。
私は1泊につき4回入るので問題ない。

もちろん計測を怠らない。
そもそも源泉が単純泉なので濃さや効能には期待できない。
測定の結果、溶存物質量(温泉成分の濃さ)は、本館内湯>新館露天>新館内湯の順で値が半分になった
(つまり新館内湯は本館内湯の1/4)。
源泉段階で成分が薄いのだから、温泉として入る意味があるのは本館内湯ということ。
客の評判は新館の方が高いが、それは浴室の造作の評価にすぎず、温泉”気分”になっているだけ。
温泉としての湯の評価は、温泉ソムリエでもある私”計測マン”におまかせを。 

ついでに、伊豆長岡温泉は歴史ある温泉だが、薄い単純泉なので特別な効能のある療養泉ではない。
ではなぜ温泉として歴史があるのか。
それは泉温が高く(59℃)、熱い湯がこんこんと湧き出ているためである。
熱い湯が自然に湧き出ているだけで、昔の人は神秘的パワーを感じた。
泉温こそが温泉の第一の指標であったのだ。

さて、夕食だ。
今日は客が少ない方なので、一部制で2時間(混んでいる時は90分の2部制)。
私にとって楽しみなのは、幾度もいうが「飲み放題」。
内容はビール、焼酎(各種割り)、日本酒、ウイスキー(ハイボール)。
それぞれサーバーから自分で注ぐ。
食べ放題よりこちらが主となり、ビール3杯にハイボール2杯いただいた。

食べる方は、”カニ”が今回のウリなのだが、カニ食べ放題は”グリーンプラザ浜名湖”以上の豪気さを越える宿は見当たらず、そこで堪能している私はそもそも期待していない。
むしろ、草食男子としては、野菜が生(サラダ)、炒めもの、天ぷら、鍋と多種の料理で提供されているのがよかった。
あとは煮物があれば文句ない(朝に筑前煮が出た)。
逆に肉や魚が好きな人にとっては、インパクトに欠けているようだが、宿代を思いだせば我慢できるだろう(安ホテルチェーンのバイキングはどこもワクワク感は得られず、ただ満腹感を得るのみ)。

もちろん糖質類(ご飯、麺、果物、スイーツ)には手を出さない。
もっぱら野菜と肉だけで満腹になる。
ホント、バイキングこそ糖質制限が自然にできる。

実際、2時間後の尿糖は、あれだけ飲み食いしても「−」(検出限界以下)だった。



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