今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

2023年の元日を過ごす

2023年01月01日 | 歳時

皆様、新年明けまして おめでとうございます
今年一年、皆様にとって良い年でありますように

さて、自然な目覚めで元日の朝を迎えた私は、湯垢離をして体を清め、この日だけの絹の下帯をつけ、羽織袴姿になる。
まず室内の諸仏(如意輪観音、吉祥天、薬師如来、不動明王、孔雀明王、愛染明王、大勢至菩薩、観世音菩薩)を礼拝し、下駄を履いて地元鎮守の天祖神社を参拝。
晴天で寒くないが、参拝者はいつもより少ない感じで行列にならなかった。

この神社が管理している近くの富士神社の登拝札が売られていた。
ぜひほしいと思ったが、それならそこの富士塚に登らなくてはと思い、富士神社の富士塚の急な石段を登り、頂上の社殿に富士講式に「南無富士浅間大菩薩」と唱えて参拝して、再び天祖神社に戻り登拝札を求めた(500円:写真)。
これで元日に富士登山をしたことになる。

ついで第二鎮守の八幡神社を詣で、干支の置物を買い、ここの境内にも富士塚があるのでそこも富士講式で参拝し、神社隣の東覚寺(谷中七福神巡りの起点となっている)に詣で、本堂前に安置してある福禄寿を拝み、赤紙仁王のある不動堂も参拝。
かくして、例年の2社1寺に1社加えて近所の初詣を終える。

自宅に帰り、元日だけはトイレの烏蒭沙摩(うすさま)明王と台所の三宝荒神にも線香を手向け、真言を唱える。

ここから先は例年通り、母はおせち料理を大皿に盛り付け、私は酒の支度。
そして、弟一家も集まると、私は烏帽子・直垂の正装になり、屠蘇の儀を式三献に則って執り行なう。

それが終わると、子供たちにお年玉を渡して、大人たちは飲み食いに専念する。
かくして、飲み食い三昧の三が日が始まる。