2週連続して関東を襲った南岸低気圧。
特に2回目の雪は、大変な雪害をもたらしている(まだ収束していない)。
気象庁の天気予報では、大雨になると外してしまった。
ちなみに、10mmの降水は、雪になると10cmにもなる。
なので100mmの大雨予想が雪になると、1mもの大雪になってしまう。
気象予報の誤差は、一般的には、気温にしろ降水量にしろ、低気圧の進路・速度にしろ”量的”であるので、
大きな違いにならないのが普通。
ところが、南岸低気圧時の天気予報は、雨か雪かという”質的”な境界の問題になるので、今回のように外した時の差が大きい(予想が難しい)。
一般に、南岸低気圧は、「八丈島と鳥島の間を抜ける時、関東は雪になる」という傾向がある。
これには、関東の上空850hPa(約1500m)面が-6℃以下になっていることが条件となる。
たとえば、16日21時に出された72時間後(19日21時)の高層予想図(FXFE:気象予報士のアンチョコ)では、
南岸低気圧はちょうど鳥島付近(そのやや南方)で、850hPa面の気温は南関東で-3℃、北関東・山梨でも-6℃までは下らない(FXFE577による)。
しかも予想降水域は房総半島や三浦半島など関東南岸に限定されている(FXFE507による)。
なので、19日(水)は、関東は降水は少なく、しかも雪ではなく雨と予想される。
一応は。
予想は、遠いほど精度が低く、近いほど精度が高くなる。
なので72時間後の予想精度は高くない。
前日、できたら12時間前の予想こそ頼りにしてほしい。
くれぐれも「週間天気予報」に運命を託さないこと。
特に2回目の雪は、大変な雪害をもたらしている(まだ収束していない)。
気象庁の天気予報では、大雨になると外してしまった。
ちなみに、10mmの降水は、雪になると10cmにもなる。
なので100mmの大雨予想が雪になると、1mもの大雪になってしまう。
気象予報の誤差は、一般的には、気温にしろ降水量にしろ、低気圧の進路・速度にしろ”量的”であるので、
大きな違いにならないのが普通。
ところが、南岸低気圧時の天気予報は、雨か雪かという”質的”な境界の問題になるので、今回のように外した時の差が大きい(予想が難しい)。
一般に、南岸低気圧は、「八丈島と鳥島の間を抜ける時、関東は雪になる」という傾向がある。
これには、関東の上空850hPa(約1500m)面が-6℃以下になっていることが条件となる。
たとえば、16日21時に出された72時間後(19日21時)の高層予想図(FXFE:気象予報士のアンチョコ)では、
南岸低気圧はちょうど鳥島付近(そのやや南方)で、850hPa面の気温は南関東で-3℃、北関東・山梨でも-6℃までは下らない(FXFE577による)。
しかも予想降水域は房総半島や三浦半島など関東南岸に限定されている(FXFE507による)。
なので、19日(水)は、関東は降水は少なく、しかも雪ではなく雨と予想される。
一応は。
予想は、遠いほど精度が低く、近いほど精度が高くなる。
なので72時間後の予想精度は高くない。
前日、できたら12時間前の予想こそ頼りにしてほしい。
くれぐれも「週間天気予報」に運命を託さないこと。