私は東京で研究や授業関係の仕事をする場合、ノートパソコン(以下、ノーパソ)を持ち込んで使える都立中央図書館(渋谷区広尾)か国立国会図書館(千代田区永田町)のどちらかでやる。
以前は、ノーパソ使用可のエリアの広さで中央図書館を主に使い、そこが休館の時だけ国会図書館を使っていたが、最近は使い方が真逆になった。
国会図書館の新館でのノーパソエリアの拡大と机の使いやすさのためである。
その他に食堂のメニューの多さ、家からの近さも国会図書館にアドバンテージがある。
そして、そのアドバンテージが更に増した。
国会図書館で公衆無線LANサービスが開始されたのだ。
すなわち、ノーパソで作業するエリアで無線LANが自由に使えるのだ。
館内で簡単に申込をするだけで、手持ちのノーパソ、タブレットが接続できる。
これでWiFi機器を携帯しなくてすむ。
中央図書館でも4階のフロアでは、ユーザーが加入しているプロバイダの無線LANサービスは使えるが、そうでない人は自前のWiFi機器を携帯する必要がある。
さらに水を開けられたな。
国会図書館の唯一にして最大の弱点は、空調が弱いこと。
夏は暑く、冬は寒い。冬は厚着して入館すべし。
そもそも、日本は公衆無線LANのサービスをもっと大々的に拡大すべきだ。
それが情報大国の底上げに繋がり、新しいサービス創業のインフラとなる。
旅先でもビジネスホテル以外だと無線LANのサービスがない(外国客から評判悪い)。
情報インフラは道路や水道のように公共的価値があるのだが、
その認識がまだまだ低い。
世代間ギャップも大きいし。
その後の比較は、「国立国会図書館vs都立中央図書館:その後」(2015年5月2日)の記事へ。
」