9月3日に多治見市に行ったついでに、多治見のアメダス観測地を見に行った。
熊谷市民からネットでクレームがついている「露場」をチェックするため。
場所は、市街地の北の外れにある消防署裏、高速道路の斜面の下。
問題とされているのは、地面が正規の”芝”でないこと。
青ぽいシートで覆われている(上写真:クリックすると拡大するかも)。
写真の電柱の左の中空の機器が温度計である。
温度計は、この金属の筒内にあり、直射日光から守られ、空気だけが出入りしている。
シートの地面に手を触れてみた。
晴天だったこともあり、空気中よりは高温になっている(温度を測れなかったことが悔やまれる)。
ただ、前にも書いたが、観測器を設置している自分の計測経験から、
この程度の地面の熱が1.5m上の日陰の空気中に影響を及ぼすとは考えにくい。
むしろ、写真左にある高速道路の斜面が疎林となっており、
そこからの日陰の低温の空気が、重たいため斜面をすべりおりてこのアメダスに流れていて、実際に涼風を感じる。
これはむしろ不利な要素といえる。
といっても疎林なので、”日陰”以上の効果はないだろうが
(斜面の上が”密林”だと、ホントに冷却効果がある)。
以上、目くじらを立てるほどではない、というのが私の印象。