今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

ベランダからの侵入者

2012年05月16日 | 生活
昨日の雨上がり、風呂上がりのほてった体にとっては部屋が暑かったので、
ベランダ側のドアを開けたままにし、風を入れていた。

そのままの状態で、夕食を取り、近所の整形外科にリハビリをしに行き、
そしてパソコンで作業をして、だいぶ冷えてきたのでドアを閉めた。

何事もなく、寝る準備をして、布団を敷き、寝酒をちびりとやりながら、
催眠用の読書をしはじめた時だった。

私の敷布団の白いシーツの上に、自分とはまったく異質の生命体が、
私に接近(すでに充分間近であった)してくるのが目に入った。
その生命体は、長さ10cm、幅5mm、色は黒。
胴は平たく、体節がやたら多い。

動きは、今のところゆっくり(私に接近中)。
体の前方には1cmほどの黒い触角が2本のびている。
そして各体節から左右に伸びている細い足が、足が、…、一度に数えられない数。
これは、ゲジゲジ(ヤスデ)なんかではない、、ムカデ(百足)だ!

そう認識した瞬間、私は素っ頓狂な叫び声をあげ、布団から跳ね起きた。
このままでは、ムカデが私のパジャマの中に入ってしまうから。
足の無い生き物も苦手だが、足が多すぎる生き物も馴染めない。

以前、この室内でゴキブリと遭遇した事があるが、
ヤツは嫌悪感こそムカデ並だが、ムカデにはそれに加えて毒がある。
だからむやみに素手で触れない(触れたくもない)。

幸い手近にあった殺虫スプレーを取り上げ、ムカデめがけて数秒間噴射した。
ふだんは、室内でみつけた小さな虫などは、殺さずに、室外に追い出すことにしている心優しい私だが、
今回のムカデに対しては、そんな精神的余裕はなく、ひたすら防御本能に自分をまかせた。

次の懸念は、ムカデが素早く、室内の隙間に逃げ込むことだが、
殺虫剤はムカデに見事に効き、ムカデは苦しげにのたうち回るだけ。
以降は落ち着いて処理した。

それにしても、何で室内にムカデがいたのか。
もちろん以前から同居を認めていたわけではない。
思い当たるのは1つ。
ベランダ側の網戸のないドアを開けたままにしていたこと(しかも外出までした)。
ここは3階なのだが、蚊はなんの苦もなく飛んでくる。
あれだけ足のあるムカデの事、コンクリの壁を3階までよじ登るのはわけないだろう。
雨上がりだった点も虫が外に出やすくしたかも。

これから暑くなる時期だが、こういう体験をしてしまうと、ベランダのドアを開けれなくなる。
虫の侵入をストップする薬剤を、ドアの下側にも置いておくかな。