後期授業開始の疲れを癒すため、
この週末は定宿の中津川温泉・ホテル花更紗に3泊してきた。
連休の前の週で、紅葉もまだのためか、
宿は比較的空いていて、大浴場はたいてい1人だった。
実は今回、大浴場でラドン測定をするのをねらって行った。
というのも、前回利用の7月、浴室の露天風呂にある岩が意外に高い放射線量を示したので(1μSv)、
ぜひ自宅に設置してるラドン測定器を置かせてもらって、実際のラドン量を測りたかった。
ただ、ラドン測定器は移動平均の計測値が出るまでに3日かかる。
今回は3泊するから、滞在期間中ずっと置かせてもらえれば値が出るのだ。
受け付けのカウンターで、上の趣旨を話し、3日間露天風呂の所に置かせて欲しいと頼んだ。
一番の懸念は電源で、露天風呂の所に電源コンセントが1口あるのを知っているのだが、
掃除などに毎日使用されるとなると、計測値の算出が中断されてしまう。
カウンターの人は、スタッフと相談して後で連絡すると言った。
客室で休んでいるカウンターから電話がかってきた。
私が心配した電源に関しては支障はないのだが、浴室は日ごとに男女入れ替えるので、
つまり私が入れない日があるので、盗難などにあっても対処できない。
なので、代わりに成分表を渡すという。
それを聞いて、浴室が男女入れ替えなのをまったく気にしていなかった自分に気づいた。
ただひたすら計測したいという一念で、その支障となるのは電源だけだと思っていたが、
得体のしれぬ機器を女性の入る露天風呂の近くに設置させてくれという要望は、
いかにも問題がある。
少なくとも女性客がその機器を見つけて不審に思ってもおかしくない。
そう思うと、私の申し出は断られて当然で、断らない方が無防備で心配なくらいだ。
私は、素直に返答に従った。
そしてラドン測定器を客室内にセットした。
3日目、やっと値が出た。
111Bq/m3
名古屋宅のおよそ二倍だ。
やはりそれなりにラドンが出ている。
う~ん、やっぱり浴室内を測りたい…。