今年度の仕事が終わっての”大締めの慰労”として(後期の”締めの慰労”は先月)、
ここ数年は伊豆長岡温泉にある弘法の湯・長岡店に通っている(東京の実家から出発)。
毎月の温泉旅は2泊を基本にしているが、ここは内容が濃いこともあり1泊にしている。
「内容が濃い」とは、この宿は長岡温泉自体の「アルカリ単純泉」では満足せず、
ラジウム温泉としての湯治効果を発揮するために、ラドン浴の発祥地オーストリアの
バードガスタイン鉱石をふんだんに使った浴室・岩盤浴・ミストサウナ・
ストーンセラピールーム(写真:実際は照明を落としてある)、
それに無料のマッサージ機5台が揃っているから。
まずは岩盤浴で体を暖めながら汗をたっぷり流し、
次いで源泉かけ流しの風呂に入り、
マッサージ機に30分坐って首筋から足までのコリを充分にほぐし、
湯上がりのリラックスにストーンセラピールームで心地よく居眠りする、
この1クルーで2時間以上を要する。
この1クルーだけで充分にリラックス・リフレッシュした気になるので、
1泊で満足してしまう(湯治宿なので、料金設定など滞在向き)。
さて、今回は、今年度に研究費で購入したアメリカ製のガイガーカウンター持参で、
バードガスタイン鉱石とやらを測りまくるのが楽しみ。
まず基準値として、長岡温泉の通りでスイッチを入れる。
計器はμSv(マイクロシーベルト)の小数点以下3桁まで値を表示する。
0.100μSv(以下単位略)を越え、名古屋や東京の住宅地(日本の室内平均)よりは多い。
客室内は0.140-.220とやや高まり、名古屋宅の2-3倍ほどになる。
さて岩盤浴のきれいに磨かれたバードガスタイン鉱石(以下、鉱石)にかざすと、
0.360-0.400に上昇。
浴室に行き、室内に据えてある鉱石の原石にかざすと0.400台に達するが、
浴槽の水面上(すなわち空気中)では0.160程度。
湯の中にもその鉱石があるのだが、空気中にはさほどラドンガスは出ていないようだ。
マッサージ機のある部屋にも壁面にそって鉱石が並んでいる。
それらにかざすとやはり0.400台に達するが、
マッサージ機の上(すなわち室内の空気中)では多くて0.200程度。
最後は大きな鉱石がデンと置かれているストーンセラピールーム。
中央に置かれた鉱石群(写真)と玉川温泉の北投石にかざすと、やはり0.400。
リラックスするためのソファの上(すなわち室内の空気中)だとこれまた多くて0.200。
この部屋には平らになった鉱石を床(とこ)代わりにして寝る場所がある。
つまり原石の上に直に寝るのだ。
平らな岩は5つ並べられており、誰もいなかったので、個別に計測した。
いずれも0.400-0.500台に達するが、一番大きくて寝やすい岩は0.700の最高値を示した。
当然、その岩の上で寝た(眠った)。
このように、バードガスタイン鉱石といっても、それほどすごい量の放射線を空気中に出しているわけではなかった。
1月に行った岐阜県・中津川の鉱物博物館前の苗木石の数値には及ばなかったし、
0.700という数値も中津川のホテルの浴室の岩と同じ値。
ただしガイガーカウンターの計測対象はα~γ線であり、ラドン(α線)に限定したものではない
(といっても天然石から出る放射線はほとんどラドン)。
ラドン濃度の測定器も持っているが、こちらは3日間滞在しないと値(単位ベクレル)がでないので、
自宅に置いて地震予知用に使っている。
ここ数年は伊豆長岡温泉にある弘法の湯・長岡店に通っている(東京の実家から出発)。
毎月の温泉旅は2泊を基本にしているが、ここは内容が濃いこともあり1泊にしている。
「内容が濃い」とは、この宿は長岡温泉自体の「アルカリ単純泉」では満足せず、
ラジウム温泉としての湯治効果を発揮するために、ラドン浴の発祥地オーストリアの
バードガスタイン鉱石をふんだんに使った浴室・岩盤浴・ミストサウナ・
ストーンセラピールーム(写真:実際は照明を落としてある)、
それに無料のマッサージ機5台が揃っているから。
まずは岩盤浴で体を暖めながら汗をたっぷり流し、
次いで源泉かけ流しの風呂に入り、
マッサージ機に30分坐って首筋から足までのコリを充分にほぐし、
湯上がりのリラックスにストーンセラピールームで心地よく居眠りする、
この1クルーで2時間以上を要する。
この1クルーだけで充分にリラックス・リフレッシュした気になるので、
1泊で満足してしまう(湯治宿なので、料金設定など滞在向き)。
さて、今回は、今年度に研究費で購入したアメリカ製のガイガーカウンター持参で、
バードガスタイン鉱石とやらを測りまくるのが楽しみ。
まず基準値として、長岡温泉の通りでスイッチを入れる。
計器はμSv(マイクロシーベルト)の小数点以下3桁まで値を表示する。
0.100μSv(以下単位略)を越え、名古屋や東京の住宅地(日本の室内平均)よりは多い。
客室内は0.140-.220とやや高まり、名古屋宅の2-3倍ほどになる。
さて岩盤浴のきれいに磨かれたバードガスタイン鉱石(以下、鉱石)にかざすと、
0.360-0.400に上昇。
浴室に行き、室内に据えてある鉱石の原石にかざすと0.400台に達するが、
浴槽の水面上(すなわち空気中)では0.160程度。
湯の中にもその鉱石があるのだが、空気中にはさほどラドンガスは出ていないようだ。
マッサージ機のある部屋にも壁面にそって鉱石が並んでいる。
それらにかざすとやはり0.400台に達するが、
マッサージ機の上(すなわち室内の空気中)では多くて0.200程度。
最後は大きな鉱石がデンと置かれているストーンセラピールーム。
中央に置かれた鉱石群(写真)と玉川温泉の北投石にかざすと、やはり0.400。
リラックスするためのソファの上(すなわち室内の空気中)だとこれまた多くて0.200。
この部屋には平らになった鉱石を床(とこ)代わりにして寝る場所がある。
つまり原石の上に直に寝るのだ。
平らな岩は5つ並べられており、誰もいなかったので、個別に計測した。
いずれも0.400-0.500台に達するが、一番大きくて寝やすい岩は0.700の最高値を示した。
当然、その岩の上で寝た(眠った)。
このように、バードガスタイン鉱石といっても、それほどすごい量の放射線を空気中に出しているわけではなかった。
1月に行った岐阜県・中津川の鉱物博物館前の苗木石の数値には及ばなかったし、
0.700という数値も中津川のホテルの浴室の岩と同じ値。
ただしガイガーカウンターの計測対象はα~γ線であり、ラドン(α線)に限定したものではない
(といっても天然石から出る放射線はほとんどラドン)。
ラドン濃度の測定器も持っているが、こちらは3日間滞在しないと値(単位ベクレル)がでないので、
自宅に置いて地震予知用に使っている。