今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

行田・日帰り旅

2010年02月23日 | 東京周辺
関東の日帰り旅として、昨年は千葉県を重点的に巡ったので、今年は埼玉県。
関東の戦国時代に関心があるので、秀吉の北条攻めでも最後まで落城しなかった
有名な忍(おし)城(写真)に行きたい。
忍城のある行田市には、”埼玉”の地名の元となった所(行田市埼玉)に”さきたま”古墳群という、
関東でも有数の古墳群がある。

ただ城との間に距離があるし、古墳から駅までも遠い。
バスの便はあるらしいが、地方の公共交通機関って便数が不安。

行田市の観光サイトを見たら、無料のレンタサイクルのサービスがあるという。
しかもJRの行田駅前の観光案内所でも借りれるという。
これに決めた。
せっかくなので、観光サイトで知った行田の名物?「フライ」を食べたい。
というわけで、3月並に暖かくなるという今日を待って、行田に向かった。

さっそく行田駅前の観光案内所で自転車を借りた。
前にカゴがついているので荷物が入るのがいい。
ただ変速ギアなしでずいぶんとペダルが重い。
でも城まで4km強の道も、
歩きやいつ来るかわからないバスに較べればスイスイ。

まずは案内所でもらったグルメマップを参考に、「フライ」の店に入る。
「フライ」といっても揚物ではなく、早い話が具の少ないお好み焼き。
今では、卵や焼そばを入れるのが普通らしいが、
私はあえてシンプルな古典的フライにした。
感想は「具がほとんどない薄いお好み焼き」そのまま。
ついでに「ゼリーフライ」というおカラとじゃがいもの粉を揚げた
(要するに具のないコロッケ)も買う。
本丸跡にある歴史博物館を見て、復元された櫓(写真)に登って、
目の前の東照宮・諏訪神社に参拝して、さきたま古墳群へ向かう。

ここは古墳群を含めた公園風になっていて、
その広場に自転車を止めて、「ゼリーフライ」を食す。
離れた古墳の間も自転車ですいすいと全部まわり、
ここの古墳から出土した国宝の鉄剣などがある「史跡の博物館」も見て、
土産物屋で土産用のゼリーフライと、はにわのレプリカ(佐倉の民博の売店よりも種類が多い)を買う。
そして自転車で行田駅に戻った。

レンタサイクルのおかげで時間的・距離的にちょうどいい日帰り旅ができた
(多少の運動にもなったし)。
点在する名所めぐりにおける、
自転車の身軽さ・自由さを改めて感じた。
このサービスはありがたい。
他の自治体も見習って欲しい。