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今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

カエル館でのビリビリ感を測る

2020年11月01日 | 茶臼山カエル館計測

冬期閉鎖間際の茶臼山高原カエル館(長野県根羽村)に訪れ、館内のパワー・スポット(私が唯一認めるパワー・スポット)でビリビリ感を得る人の計測を試みた。

来館者の半数は、このスポットで温熱感あるいはビリビリ感を得る(これほど高頻度にパワーが実感されるスポットは他にない)。
温熱感は実際に皮膚温が上昇することをサーモグラフィで客観化できるが、ビリビリ感を測るのに難儀している。

ビリビリ感をもたらすのは電気なのではないかと仮定する。
まず体表面を静電位計で測ったが、静電位の発生はみられなかった(強い磁場ではあっても直流なので、電場は発生していない)。

次に皮膚の電流を測るべく、ノイロメーターの一種である、良導絡測定器(製品名「ロイヤルエイト」)を購入した。
この機器は「良導絡」というほぼ経絡の電気鍼治療に使うものだが、皮膚に電圧(V)を与えてその電流(μA)を計測するものなのでその用途で使う。

カエル館館長に、私が訪問する日に、ビリビリ感を得ている常連客(カエル館のスポットでパワーを得るため高頻度に来館する人たち)に集合してもらった。

まず館外で、手の平の特定点の電流を測定し、次いでスポットに座ってもらって、ビリビリ感が来たら、その場で同じ部位の電流を測定した。
客観的に位置を確認しやすい特定点(労宮近傍の手相線分岐点または交点)での反応性がおしなべて弱かったので、与える電圧は良導絡の通常測定に使う12Vの倍の24Vとした。

5名を測定した結果は、上の2箇所で変化があったのは1名で、他の4名は変化がなかった(うち1名は0μA)。
変化した1名も、スポットでの方が電流が下がった。
仮説的には、ビリビリ感は交感神経の興奮によるもので、それによって皮膚下の電流が増えると思ったのだが、この方向での変化は0名だった。
すなわち仮説は支持されなかった。

もちろん、部位によって、すなわち良導絡でない部位では電流が流れにくいので、値が出そうな部位を探索しての結果である(値が0μAの人は、手のどの部位も0μAだった。おでこではきちんと反応した)。

ということで、ビリビリ感は皮膚下の交感神経の興奮としての生理的確認ができなかった。
すなわち、スポットで感じるビリビリ感は、皮膚内外の電場によるものではない、ということになる。
手が尽きてしまった。


パワースポットのカエル館で水質実験

2020年06月16日 | 茶臼山カエル館計測

私が認定するパワースポットである茶臼山のカエル館(長野県根羽村)で、水質実験※をしてみた。

※後日訂正:測定したのは電気伝導率ではなく TDS(総電解物質)でした。
単位はppmで、値はイオンと水の重量比を指し、電気伝導度をもとに計算されるため、電気伝導度と相関し、また測定目的も同じ。なので、名称と単位だけを修正します。評価は変わりません。

すなわち、館内の強磁場と弱磁場と平常磁場の3ヶ所に、蒸留水をおいて、それの電気伝導率の変化を測定するもの。
TDSは、液中のイオンの総量の指標。
それが何を意味するかは、後述する。

まず、館内の磁気が平常値の対照地(44.9μT=この地域の地磁気として標準的な値)の机上にビーカを置き、購入した蒸留水を入れる。
蒸留水は水質検査器の洗浄に使うものなので、TDSの値は0ppm(25.1℃)。
TDSは水温が上がると増えるため、本来は水温を一定にすべきだが、自然状態で計るので水温も記す。

弱磁場とは、(パワー)スポット空間内の北側の壁面で、ビーカを置いたベンチの上は22.8μTと、平常値の半分の値(しかも極性が逆転している)。

強磁場とは、スポット空間の南側の壁面で、ビーカを置いた床面は133.3μTと、平常値の約3倍(写真:壁面の小さなビーカにTDS測定器を差して、同時に手前で直流磁気を測定)。

この3ヶ所に蒸留水をいれたビーカを置いたままにした。
ちなみに、蒸留水のTDSの初期値は理論的には0なのだが、対照地と弱磁場は1μS、強磁場だけが0だった(±1程度は測定誤差ともいえる)。

そして設置してから26時間後の翌日の15時40分、TDSを再測定した(以下、単位はμS,()内は水温℃)。
対照地:20 (22.6)、弱磁場:6(22.5)、強磁場:371(22.1)

3ヶ所の水温はほぼ等しいから、TDSの値はそのまま比較できる。
強磁場のTDSの急上昇に驚いた。

さらに、翌日の午前10時に計った結果は、
対照地:22(20.0)、弱磁場:6(19.0)、強磁場:365(18.0)

互いの水温に違いが出たが、昨日と同じような値だった(強磁場の値が下ったのは、4℃もの低温のためかも)。
強磁場のこの値は、アルカリ単純泉レベル。
私はあちこちの温泉でTDSを測っているのだが、それは温泉の濃さ(イオン濃度)の指標になるから。
すなわち、蒸留水が日帰り温泉並みのイオンの濃さになったのだ(普通の療養泉だと、TDSの値は4桁になる)。
ちなみに、カエル館近くの矢作川水源の湧水の、伝導率からの推定値によるTDSは25程度(22.6℃)。

それにしても、磁場の値の順にTDSが高くなっているのがおもしろい。
磁場にイオン化作用があるかのよう。

気功師が「気」を入れた蒸留水で電気伝導率(TDSと相関)を測定した、佐々木茂美博士によると、伝導率の上昇の原因は、水分子のクラスターが変化し、電子が活性化して、自由電子となったためと解釈している。
「気」には電離(イオン化)作用があるということか。

ちなみに佐々木氏によると水温を40℃にしないと、伝導率が変化しにくいという。
ところが、カエル館の強磁場では20℃前後なのにこの上昇度だ。

この強磁場近くに来館者が座ると、約半数の人がビリビリ感や温熱感を訴える(本当は順序が逆で、来館者が体感異常を訴えるので、磁気を計ったら異常に強かったのだ)。

ということでカエル館内のスポット空間は、磁気以外に、水のTDSも変化を与えることがわかった。

今後もさらに実験を続ける。

参考文献:佐々木茂美 『気のつくり方・高め方:実験データが示した「気」の正体』 サンマーク出版 1990


茶臼山カエル館に癒し効果?

2019年10月28日 | 茶臼山カエル館計測

昨日に続いて来週に冬期休業となる茶臼山カエル館に向う。
館内に入る前に、カエル館の前に広がる茶臼山湖を一周する。

私は信じてはいないものの”地理風水”の理論を使うとカエル館周囲がパワースポットであることを説明できそうなので、カエル館周辺の地形を目視で確認する。
その結果、ますます説明可能になった(後日きちんと説明する予定)。

カエル館に向うと、館長が私が来ることを知らせた人や夏の調査に回答した人などと顔を合せた。

その人たちはカエル館内外のスポットには身体的トラブルの癒し効果があることを体験的に語る。
このような報告例が最近増えている。 

私は、そのパワーの客観的計測を試行しているのだが、かように現実はどんどん先に進んでいく。

物理的計測はもう限界なので、生体反応にシフトしたいのだが、サーモグラフィに続く次の計器がない。
とりわけ、多くの人が訴える手のビリビリ感(かなり触覚的な感覚)を測りたいのだが、 今は静電位計で、そのビリビリ感は手周辺の静電位によるものではないという証拠しか出せない。
いっそのこと手のオーラの厚さでも測ってみるか…て客観性がないよな。
来春開館するまでに、考えておきたい。 


カエル館のパワーについての放送がYahooニュースに掲載

2019年10月07日 | 茶臼山カエル館計測

先日,中京テレビで放送された、茶臼山カエル館でのパワーについての話が、ネットのYahooニュースの科学トピックスに掲載されていた(動画つき)。
放送を見逃した方も、これで見れる。 

「茶臼山パワースポットの謎 カエル館でのピリピリ現象に挑む 磁気異常との関連も」というタイトルで、10/3(木) 11:20配信→リンク

ちなみに、カエル館では直流磁気以外に、交流磁気(電磁波)、静電位、温度、放射線(γ線)は測定済みでこれらはいずれも平常値だった。


カエル館でのテレビ取材が放映された

2019年10月01日 | 茶臼山カエル館計測

9月12日、茶臼山カエル館内のパワースポットのテレビ取材に同行した(本来は休館日)。

それが本日の中京テレビの「キャッチ!」という情報番組で放映された。

いわゆるパワーの根拠なしの凡百の自称”パワースポット”と違って、物理的なパワーが計測され、多くの人から生体反応が報告されるカエル館こそ、学術的な研究に値する真のパワースポットであることが伝わったと思う。

番組スタッフから言われた「更なる研究を期待します」というセリフが、お世辞でも一番嬉しい。

今現在は、カエル館で集めた生体反応についてのアンケート調査を集計しているところ。 


カエル館内のパワーの正体に悩む

2018年10月29日 | 茶臼山カエル館計測

茶臼山の長野県根羽村側にある「カエル館」内の”パワースポット”は、
来館者の反応がきっかけで発見されたのだが、その場所の磁気が異常に高いことがわかり、
多くの人がその場所に座るとビリビリ感や温感を感じるという。
だが実際には、静電位は検出されず、また温度も高くないので、
これら感覚を物理的原因に帰すことはできない。
そもそも、なぜそここの磁気が異常に高いのか、その原因を探るのに苦労している。

このスポットだけでなく、館内のあちこちに打込んだネジが、ことごとく磁化しているのだが、
これはネジを打込む時に使った電動ドライバ(磁石でネジを吸着し、モーターの回転でドライバを回転させる)のしわざと判った。

問題は、ネジを打込む前から磁気が高い床と壁面。
床下は空洞で、幾つかの柱は磁化元とされる地面(=茶臼山)とはコンクリの土台で隔てられている。 

それと多くの人がここでなぜビリビリ感や温感を感じるのか(磁気が高いだけのネジでは感じない)。
温感を訴える人のサーモグラフィを取ると、実際に表皮の温度が上がっているので、気のせいではない。

また感じる有無と感じ方に個人差があるのは、感受性の違いなのか。
かくいう私は、この場では何も感じない。
ところが、館外の「ビリビリ苔石」ではビリビリ感も温感も得られる。 

ビリビリ感は”気”が出ている時の感覚だし、温感は毛細血管の拡張によるものだ。
いずれにしろ血気を含めた体内の”気”が体内で活発に流れている状態といえる。

中国では”気”の物理的計測として磁気が使われることもあるという。
ということは、ここのパワースポットのパワーの本体は、単なる磁気ではなく、磁気でも測定可能な”気”なのかもしれない。

ではここの”気”が高い理由は?
はやり説明がつかない(風水には流れたくない)。


茶臼山高原に泊る

2018年10月28日 | 茶臼山カエル館計測

私が愛知県で一番好きな場所は、愛知で一番高所にある茶臼山高原(豊根村。長野県との県境。周囲は天竜奥三河国定公園)。
山上の草原に牛が放牧され、 愛知側は奥三河の山々を見下ろし、信州側に目を転じれば、連々たる南アルプスを見上げる。

嬉しいことに、この山上の高原に休暇村の宿が建ち、客室からこの風景を楽しめる。
冬はスキー場にもなるこの高原に、私は春と秋の2回、それぞれ2泊することにしている。
休暇村の大浴場は温泉ではなく、段戸鉱石を入れたいわば人工鉱泉だが、愛知側にも長野側にも麓に降りれば日帰り温泉がある。
2泊の2日目の昼はどちらかの温泉に入る。 

山上の長野側に「カエル館」という「ワン」と鳴くネバタゴガエルなどのカエルを展示してある所があるのだが、
この館内が磁気異常によるパワースポットになっている(館外にもパワースポットはあるが館内が最強)。

私は、ここのパワースポットを科学的に計測する担当になっていて、それで定期的に通っているのだ。

さて、今回は、麓の長野県根羽村側にある、浅間(センゲン)神社に立ち寄り、そこのパワーを計測した(新たなパワースポットになるかの検証)。
誰も来ない山の谷あいにぽつんと建つ神社は、高い木々に囲まれ、それなりに雰囲気はある(写真)。

残念ながら、地磁気は正常で、静電位も正常。
唯一、放射線が社殿前の両側の石灯籠で高めに出た(花崗岩製のため)。 

次に心霊パワーの計測。
私の新兵器”BAKETAN霊石”の探知によると、青い光が反応したので、
「良い霊に守られている」と解釈できる。
ダウジングによっても、反応が出る。
なので、「暫定パワースポット」といえるか。 

さて、休暇村で夕食を済ませた後、近くの矢筈池がライトアップされているというので、
持参した懐中電灯を頼りに、暗い中(街灯がないので)池に向った。

確かに池の周囲はライトアップされているが、標高1200m以上のここは、もう葉が落ちていて、
照らされているのは枯れ枝ばかり。
まぁ、それでも色のついた照明のせいで演色効果はある(写真)。

夜空を見上げれば、頭上に天の川がくっきり。
こうまで星がはっきり見えると、にわかに星座や星の名が気になり出し、
iPadに入れてある星座アプリで確認する(このアプリ、都会では使う機会がない)。 

愛知一番の高所で満天の星を見るだけでも、来た甲斐があるというもの。
県内=日帰り圏内という発想もわからなくはないが、茶臼山高原は昼夜問わず愛知の別天地。
日帰りではもったいない。
山上の休暇村以外に、愛知側の麓には個性的な民宿(清水館、設楽山荘)、
長野側の麓には温泉宿(ささゆり荘、森の宿遊星館)があり、いずれも利用した。


茶臼山のパワースポット巡り

2018年05月14日 | 茶臼山カエル館計測

毎年初夏と秋の2回、愛知と長野の県境にある茶臼山高原に泊りに行く。
茶臼山高原自体が好きなのも確かだが(愛知の観光スポットで一番のお気に入り!)、
ここ数年は、高原の長野県根羽村側にあるカエル館に計測に訪れることが義務化しているためでもある。

カエル館は、全国に数ある(根拠があやふやな)パワースポットの中で、物理的計測によってそのパワーが確認できる貴重な地である。
その計測できるパワー(力)は磁(直流磁気)。
※:永久磁石と同じ性質の非波動的な磁力(磁界)で地磁気も含む。一方、交流磁気(磁界)は交流電気に付随して”電磁波”を構成するもの。

館内最強のスポットは、250μT にも達する(ベースの値となる地磁気は40台)。
そしてそのスポット上に座ると、多くの人がぽかぽか温かくなり、
実際に表皮の温度が上がることが、サーモグラフィによって確認された。
ただし、磁気の値と皮膚温上昇との因果関係は説明できない
(医療効果を示すほどの磁力ではないため)。 

また、館内のその場所の磁力がなぜ強いのかも説明できない。
鉄分を含む玄武岩からなっている茶臼山の山体に接地された金属(鉄分)が磁化することは、
山中に設置されている人工物の計測で確認できたが、
カエル館の床下は、コンクリートと木材で、金属はそれらの留め具として使われているのみで、
スポット床のトタン板には接していない。
第一、床下の留め具の磁力は確かに強いが100μTほどで、床上より低い。
館内に2本ある鉄柱は、床下よりも2階に達する上部の方が磁力が強い(しかも極性が逆転している)。 
つまり、カエル館は建物の下部より上部の方が磁力が強い傾向にある。
館長によるとトタン屋根の一部は(スマホのアプリだが)1000μTに達するという。

以上の傾向は、磁力が地面からではなく、上から降ってきたと考える方が説明できる
(もちろん実際にはあり得ないし、空気中の磁力は平常値)。

ところで、カエル館の周辺にもいくつものパワースポットが分布している。
最近、地元根羽村がそのマップを作った(長野最南端の村がいよいよ動き出した)。
今回は、そこに記されているスポットの幾つかを訪れた。

まず道沿いにあるブナ(広葉樹)とサワラ(針葉樹)が抱き合っているような「ラブラブサワラ」(写真右)。
見た目に面白いが、ブナの幹が空洞化し、だいぶ危うい。
実際、ダウンジングすると、サワラの方は反応するがブナには反応しない。
こういう木に対しては、気をもらう(奪う)のではなく、
むしろ与えるようにしたい。
むしろ、この木の後ろにある独り立ちした木の方(写真左)が気のパワーを感じた(ダウジングと手かざしによる)。

次はちょっと奥に入った所にある樹齢300年の「長寿のブナ」(下写真)。
このブナはいまだ健康で、ダウジングでもパワーを確認できた。
樹齢300年というだけで、生命パワーの証明となるので物理的計測は不要(パワースポット認定)。 
ちなみにこの木の少し東(南アルプス)側に下った所にも、
樹齢は少々若いようだが立派にパワーを発散している巨樹がある(ブナという名札がある木)。 

これらの木を巡る入口部分(道路脇)に、「ビリビリ丸石」と名づけられた一抱えほどの岩がある。
カエル館南奥の最初に発見されたビリビリ岩(私が勝手に名づけた)と同じく手をかざすと、
気を感じる時のようなビリビリ感がある。
そのビリビリ岩も今では「ビリビリ苔石」と名づけられている。 
ただしこれらの木・岩は物理的計測(磁気、静電位)ではパワー(電磁気力)は示されない。 
その点がカエル館とは異なり、また生体反応性もカエル館の足下にも及ばない。 
カエル館内の最強スポットの床上に半年前に鉄の棒をおいてもらい(冬期は閉館)、
今回計測したら、見事に磁化して棒磁石になっていた。 

かようにここは確かに磁力が強いが、生体反応を起こすのは磁力以外の何ものかであり、
それは物理的計測ができない”気”のエネルギーではないかと思う。

実際、気功家や波動医学の人たちもカエル館のスポットに太鼓判を押している。 
私がスピリチュアルな方向に関心を示す理由のひとつに、
ここのパワーが物理学的力(パワー)だけでは説明できない点がある。 


茶臼山カエル館のパワーについて

2017年10月30日 | 茶臼山カエル館計測

昨日と今日、茶臼山カエル館で来館者のパワー体験を目の当たりにし、
また自分自身ダウジング経由でパワーを実感した。

館長が招集してくれたパワー感度の高い人たちに話しを聞くと、
実はもともとこのようなパワー体験があったのではなく、
このカエル館ではじめて経験したという人が幾人もいた。
すなわち、このカエル館でパワーの感性が開眼したのだ。
その理由は、ここが格別強いパワーだからだろう。

今日招集された若い男性は、ここでビリビリ感と温感の両方を感じるという
(どちらか一方の人がほとんど。ただし今日は室温が5℃と寒い中だったので温感はでなかった)。

初来館の女性も、さっそくビリビリ感を得た。
館長によると、来館者の二人に一人はパワーを感じるという。

そのパワー(力)の物理学的根拠は館内の強い磁なので、その磁力の平面分布を詳細に計測した。
そこでわかったことは、2年前に内壁に打ち付けられた小さな釘が、
すでに磁化して強い磁力(200μT)を発しているのだ(館内の磁力の根拠は地面下の玄武岩)。

2年前ということは、このカエル館の磁力パワーが発見された後なので、
カエル館の磁力は年々強まっているかもしれない。
実際、パワーを感じるとされる空間がカエル館内で拡大している。

さて、客観的にパワーを測れる私だが、主観的には館内のパワーを感じることはできない。

そこで自分の潜在意識の通りをよくするために、数週間前からダウジングのトレーニングをしてきた。
まず最初に手にした先端が螺旋状の棒状ロッドは、自然に発生する揺れの影響を受けるのでかえって難しい。
なので、まず振り子型のペンデュラムで、振り子の動きを潜在意識の力で自在に操れるようにした。
次に、L字型の2本のロッドを両手に持って、自室内で開閉のトレーニングをした
(もちろん潜在意識による開閉)。 

そして、本番の今日、L字型ロッドを手にしてカエル館外の3ヶ所のパワースポットを巡ってみた。
まずは、私もビリビリ感を得る「ビリビリ岩」(私の呼称)。
ビリビリ岩の前に立つと、平行に持っていた左右のロッドは互いに90度内向きに重なった(「ここだよ」という意味)。
個人的には何も感じない他の2ヶ所も同じく内向きに重なる
(もちろんスポット以外ではロッドは平行に進行方向を向く)。
さらにカエル館にほど近い矢作川の水源に行ってみた。
するとここでもロッドは水源を正面にして互いに90度内向きになり、
さらに水源からの帰り道ではロッドが双方とも背後の水流方向を指した
(L字型ロッドは水路に敏感だという)。

自分は体感はなかなか得ないので、このロッドをたよりにしよう。 
ただし館内の50%の人が感じるスポットでは無反応だったが…。

ちなみにカエル館は11月5日で今年の開館は終了する(冬季休業)。


茶臼山カエル館の”パワー”を皮膚温で確認

2017年10月29日 | 茶臼山カエル館計測

半年に一度の割合で、愛知の屋根・茶臼山高原に泊まりに行くのだが、
その時必ず高原の信州側の「カエル館」に立寄ることを事前に館長に伝える。
毎回カエル館内のパワースポットの計測をするためだ。
最近では、生体反応の計測にシフトしている。
なので館長は、感度の良い客を私の来館に合わせて集めてくれる。

さて、台風22号が愛知に接近するというあいにくの天気(1週前の21号よりはまし)の中、
大雨となっているカエル館に到着すれば、6人ほど客が集まっている。

物理計測なら、ただ計器をさし向ければいいのだが、
生体計測の場合はパワースポット環境下でない値を測ってそれと比較しなくてはならない。
手間がかかるし、個人差もあるし、個人内変動もある。

欅坂のタオルを持った若い娘さんは、スポットに座っていると体が温かくなるという。
なのでまずスポットに座った直後の掌をサーモグラフィで撮影。
温感は足下から来て上昇するというので、その温感が手の平まで達するまで待ち
(その間、指先で心拍数を測り、また唾液アミラーゼチップで唾液を採取)。
手が温かくなったというので、今一度掌をサーモグラフィで撮影。
この2枚のサーモグラフィを比較すればいいのだが、これは宿に行ってじっくり精査する必要がある。
その間、心拍数には変化がなかった。
唾液から唾液アミラーゼ(ストレス反応の指標)を測定したかったのだが、
測定エラーが出てしまった(この計器はエラーが出やすい)。

心拍は前後とも同じ値なので、格別緊張もリラックスもなかったようだ。

その母親と見受けられる人は、温感ではなくビリビリ感を得るという(かように個人差が大きい)。
残念ながら、それを測定するすべはない。
確認のため、服の上から静電位を測ったら、体幹と腕との間にかなりの電位差があった。
着ているダウンジャケットを脱いでもらうと電位差はなくなった。
このように人の表面の電位差はたいてい衣服のせいなのだが、
本人が感じるビリビリ感の測定はできない(体表の静電位でビリビリ感を感じる人はいない)。

さて、雨足が一段と強くなる中、宿の休暇村に行き、さっそくサーモグラフィの画像を精査する。

温感を得る前と後のそれぞれの左手の掌で最も温度の高い部分を比較した。

すると、温感を得る前だと34.5℃だが(写真上)、得た後は35.8℃に上昇した
(写真下、画面の明るさは最高温部が白くなる相対表示)。
発熱時の体温を思い出してもらえばわかるが、1℃の上昇ははっきり体感できるものだ
(この場所での皮膚温の上昇データはこれで2例目→1例目はこちら)。 

このように、ここのパワースポットに居る人の温感の上昇は、決して気のせいではなく皮膚温の上昇として客観的に測定できる。

ここのパワースポットのパワーの正体は強い磁力なのだが、それがある人には温感を、別の人にはビリビリ感を与えるのだ。
そのパワーが人に与える効果は、温感を得る人にはもちろん血行促進効果であるが、
ビリビリ感は何だろう。

台風一過の明日も計測を続ける。 

→「茶臼山のパワースポット巡り」へ


1泊の茶臼山高原:亀甲石・カエル館

2016年10月24日 | 茶臼山カエル館計測

毎月、旅行(しかも2泊)に行く事にしているのだが、今月はなかなか機会を作れなかった。
そこで秋に必ず行くことにしている茶臼山高原に1泊で我慢することにした。

茶臼山を訪れる時は、必ず高原上のカエル館に立寄って、何らかの計測をすることが半ば義務になっている。
なにしろそのカエル館において、計測マンとしての私がマスコミデビューしたから。

今回の計測は、まずは茶臼山から谷1つ隔てた三国山(信濃、三河、美濃の三境)にある亀甲石(カメノコイシ)。
この石は茶臼山と同じ大昔の火山の玄武岩で、茶臼山にはない甲羅状の凹凸が一面にあるのが特徴。

車1台ぎりぎりの細い道を山上の平地まで上がって、最後は徒歩で「熊出没注意」の看板におびえながらたどり着く。
石という名の岩(人間より大きい)を3ヶ所計測した結果、
1つの岩だけが、磁場の変動(ある場所は基準値より大幅に大、他の場所は小)と磁極の反転を確認できた。
ほとんど同じ場所の同じ石でもこのように結果が違う理由はわからないが、少なくとも茶臼山と同じく山体を構成する岩石に磁気異常があることがわかった。

計測のための回り道によって、車の後ろと前をぞれぞれ路上の凸部に当ててしまったが、このような道を通ることがわが車の用途だから仕方がない(本来ならもっと車高の高い車にすべき)。

さて茶臼山に達して、カエル館を訪れる。
前回、私が崖下で拾った石(磁気異常を示した)も提供者名とともに展示してあった。
本業の方も、カエルが好きな入館者向けに、ヒキガエルを手乗りさせるサービスが追加されていた。
今回、館内外で静電位とイオンバランスを計測したが、平常値だった。
ガイガーカウンターで展示してある石を測ったら(β線込み)、南西麓の津具の鉱石が 0.4μSv/hに達して一番高かった(バックグラウンドは0.15μSv/h)。
放射能泉が点在する東濃・中津川の花崗岩なら0.5以上になってもおかしくないが、花崗岩でないにしては高めだ。

カエル館は毎年11月に閉じる。
来春の来館を約束してカエル館を後にした。 

茶臼山の宿はいつもの通り休暇村茶臼山高原(共済の2000円引き補助券が使える)。
今日は月曜なのに、駐車場は満車(博物館と理容・美容業界の人たちだろうか)。 

ここの大浴場は温泉ではないが、段戸鉱石の塊を浴槽に入れて、鉱泉効果を出している。
人工照明がない山の上なので、星がきれいだ。
久しぶりに天の川を見た。

明日は正午すぎから会議なので、ゆっくりできないが、 つかぬまの骨休みとしたい。 


茶臼山の磁場を測る

2016年05月09日 | 茶臼山カエル館計測

今回の茶臼山旅行の目的は2つ。
1つは矢作川を河口から源流まで車で遡ること。
これについては2日を要して無事完遂された。

もう1つの目的は、ここ数年間実施してきた茶臼山の信州側にある「カエル館」内の異常磁場の計測が一段落したので、次にその原因を探るべく、茶臼山の山体の磁場を測定すること
(本文ではピンポイントの磁力を「磁気」、面領域の磁力を「磁場」と表現する)。 

茶臼山(1415m)は、とても古い火山で、1200m台の高原より上部は、鉄分を含む玄武岩質からなっている。
つまり茶臼山自体が強い磁場をもっている可能性があるとふんだのだ。

ということで、矢作川の遡上ドライブを終えた昨日、宿にしている休暇村から、まずは愛知側(南面)の山腹に入った。
腰のバンドに着けた磁力計・静電位計・ガイガーカウンターのスイッチを入れっ放しにする。
土はもとより露岩に磁力計をかざすも、異常値は示さない(地磁場は緯度によっておよその標準値がわかる)。
山道を階段状にする木道の破片があり、地面に刺さったままの釘を測ってみると異常に高い値が出た。
ところが地面ではなく木に刺さった釘は通常の地磁場の値。
なるほど。

翌朝、昼から雨天になるので、朝のうちに、今度はカエル館側から信州ルートで茶臼山山頂を目指す。
もちろん地磁場と静電位と放射線を測りながら。

茶臼山には年に複数回訪れているが、山頂まで足を伸ばすのは数年ぶり。
今回は、矢作川の源頭の頂きであるし、山体を測るなら最高点のここも測定範囲にはいる。
誰もいない山頂に立つと、残雪の南アルプスが見えるが、天からポツリと滴が落ちてきた。
計測を急ごう。 

山頂往復の途中、カエル館の看板がいくつかあり、磁気を測り比べてみた。
その結果、鉄の支柱が地に埋っている看板は、支柱の先端部が強い磁気を示し、木の支柱の看板は通常値だった。
やはりな。

山頂直下に長野県が建てた鉄製の展望台があり(老朽化のため使用禁止)、鉄の柱を測るとN極とS極に分極していた(磁力計は磁力の強度とN/Sの極性を同時に測る)。
つまり、磁石になりつつある。

要するに、接地してある鉄材はことごとく磁化されており、接地していない鉄材は磁化されてない。

ついでに、雷岩から一段下にある縦に長い大岩とその付近は、放射線(β線を含む)が周囲の岩の2-3倍高かった。
岩質には差がないはずなのだが…。

話を磁力に戻すと、茶臼山の山体の上に”接地”された鉄材が磁化されたように、木造ながらトタンの外壁や雨戸をもつカエル館も同様に磁化されたのだ。
やはりカエル館の異常磁場は茶臼山そのものが原因だといえる。

ただ奇妙なのは、茶臼山の地表の磁場は正常である点。
新しい看板などは磁化の度合いが低いことから、磁化はゆっくり進行するらしい。
磁化が進行するなら、その原因となる強い磁場が近くに必要である。

その疑問を解決するヒントになったのが、カエル館に展示してある地元茶臼山の石(といってもひと抱えもある大きさ)。
この石は若干ながら磁気が強い。
この石は崖の下に転がっていたという。
すなわち、地中にあったのだ。
私もその崖に行って、崖下に転がっている石を測ってみたら、確かに磁気が強い。
なるほど、地表は正常値でも地中は磁場が強いのだ。

このようなことがわかったのは今回の成果だ。
茶臼山は表面上はパワースポットではないが(この場合の「パワー(力)」は磁)、その地面上の鉄分の純度の高い人工構造物をパワースポットにする力をもっている。

ついでに、茶臼山山頂部の山体と地質が異なる、愛知側山腹の川宇連にある神社でトタンの建物や鉄製の看板を測ってみた。
若干の異常値を示した所もあったが、山頂部の山体でのような大きな異常値は見られなかった。

カエル館内の異常磁場の所は、そこに座る人の一部に温感を与え、気分も変わるという(個人差があり、私は感じない)。
だからカエル館では、その場所を「パワースポット」と称している。

今回、そのカエル館で中日新聞の取材を受けたので、以上のことを話した(5月11日の愛知総合版に載った)。

計測マンたる私としては、その温感が心理的なものではなく、生理的に測定できるものか確かめてみたい。 
だたし、複数の生理指標(皮膚表面温度、心拍変動、脳波など)で測りたいので(しかもこの場所でない所での値と比較する必要)、温感を感じる被験者の協力と時間が必要だ。  

→ついに「カエル館のパワーを生体反応で確認」へ

 


計測マンとして新聞デビュー

2015年10月10日 | 茶臼山カエル館計測

私のような者でも新聞に載ったことがある。
事件を起こして社会面に載ってしまったのではなく、
わざわざ取材を受けたことがあるのだ。

過去には、読売新聞で「日傘男子」として、
そして今回、信濃毎日新聞に「計測マン」として(右図)。

本来の専門である心理学や、専門家を自認している”小笠原流礼法師範”や”気象予報士”としてではなく、
趣味の領域でしかない部分なのだが、これが私に対する世間側の情報的価値なのだから致し方ない。

内容は、本ブログで1つ前に記事にした茶臼山(愛知・長野の県境の山)のカエル館内外の磁気計測。
取材をセッティングしたのは、カエル館の館長で、館長自身はすでに地元で話題の人で本にもなっている。 

記事の趣旨は、館長がアピールしているカエル館内外のパワースポットに、「名古屋の大学教授」による科学?のメスが入ったというもの。
ただし、その教授の専門が「心理学」となっている所がいささかひっかかりそうだが、
記事にでかでかと載っている写真をみると、パワースポットとされる岩に向って、心理テストをしようとしているのではなく、テスラメータ(磁力計)をかざして、いかにもフィールドワーク中の計測マン。

実際、写真には写っていないが、手にしている磁力計のほかに、腰のベルトに静電気計、金属探知器、ガイガーカウンターも装備している。
私にとっても「計測マン」としての雄姿がこうして世に紹介されるのはうれしい。

飯田からやってきた記者には、2極間のベクトルである磁気の挙動(特に磁場が0になる意味)を理解してもらうのに苦労したが、
愛知にとっては最高地点の聖地でありながら、長野にとって存在感の乏しい茶臼山(長野県根羽村)も、分杭峠に負けないパワースポットであることはアピールできたようだ。


茶臼山カエル館内外の磁場を測りまくる

2015年10月06日 | 茶臼山カエル館計測

前々から疑問のカエル館内の磁気異常。
たっぷり時間があったので、館長とともに綿密な調査をした。
測ったのは直流磁気で、電場と交流磁気はいずれも0であることを確認(点的な計測を”磁気”といい、面的な計測を”磁場”ということにする)。

まず、一階窓側の館内一の「パワースポット」。
ここは館長が方位磁石が逆向きになるスポットとして発見し、多くの来館者がそこに座るといい気分になる場所だった(私は該当せず)。

ただ館長も理系出身であるだけに、科学的に原因を探る姿勢をもっている。
ここは前々から、壁の外側にある雨戸が面的に磁化して、その磁場が壁を抜けて影響している可能性が高かった。
今回、雨戸を全部とりはずして、それぞれの磁気分布をみた。
すると、壁に近い内側の雨戸ほど、磁極が(SとNに)大きく分極しており、外側の雨戸ほど、磁極が逆になっている面積が小さくなる傾向がわかった。

そして、雨戸を全部外すと、壁側の「パワースポット」とされていた場所の磁極も磁力も正常になった(磁気はベクトルだから方向と強さをもつ)。
すなわちそこで謳っていた「0磁場」や「倍磁場」ではなくなった。
やはり雨戸が原因だった。

これで「な~んだ」と思うなかれ。
たとえ人工物でも磁気は人体に効果があるのだ(私自身、磁気ネックレスを常時着用)。

そもそも雨戸がなぜ分極・磁化しているのか、理由は不明。
昭和30年代に建てられて以来、雨戸はずっと戸袋内にしまったままだったという。
ただし、館内の対角線側の雨戸は磁化されていない。

その他、館内に使われていた釘やネジの多くが強い磁性をもっていることがわかった(あるいは極性が逆)。
ただしこれらは釘やネジの頭部分だけの値なので、パワースポットのような面での広い分布はない。

また、建物の外側の金属面も分極している(一定域の磁極が逆の)場所がいくつかある。
すなわち、カエル館全体が、あちこち分極している。
その理由は判らない。 

鉄などの磁性体は強い磁場にさらされて磁化するが、館内のいくつかが何をきっかけとしてか磁化され、そしていくつかはまだ磁化されていない。

本来磁化されていなかったものが、一度にではなく、部分的に磁化され続けている、という印象を受ける。

気功をやっている人たちによると、気のラインがこの建物のパワースポット部分を横切っているという。
そのラインは磁化・分極している場所に重なっている。 
これは偶然なのか。

磁気は物理現象なので客観的に測れるが、”気”は客観化できないのが歯がゆい(一時、気の可視化と騒がれたキルリアン写真は同じ気でも”水蒸”にすぎないことが判明)。 

それと、館近くの岩が、計測(磁気、静電位、放射線)しても値は周囲と同じだが、私自身も”気”特有のビリビリ感を得るのも不思議である。

ちなみに茶臼山の岩石は玄武岩だという(大昔の海底火山が隆起した結果らしい)。 
玄武岩は鉄分を含んでいるため、地磁気異常を起こしやすいと後で知った。
なるほど、地磁気分布図を見ると、火山体に地磁気異常地帯が重なる。 

翌日、館外の岩までの道をこまめに磁気を測ってみた。
この道は、敏感な人によれば神社の境内に入ったような雰囲気になるという。
その道のあちこちで磁極が反転した。

どうやら、カエル館の建物が磁気異常の原因なのではなく、磁気異常を示している場にカエル館が建ち、その館内が次第に磁気異常になっていったのかもしれない。 

👉これを検証した記事へ 


茶臼山のあちこちを測る

2015年06月02日 | 茶臼山カエル館計測

今回の茶臼山行きの主目的は別にあった。
1つは、カエル館での計測を追加する事。

館内の直流磁場(地磁気)異常スポットの範囲を確定し、その原因を探る。
スポットである椅子の窓側にはトタンの雨戸が重ねて収納されており、その雨戸が磁性体になっていた。
雨戸の面の途中で極性が変わるので、磁石そのものだ(鉄をひきつけるほどには強くない)。
また床面では窓側が通常の2倍強く、その反対側が0に近い。 
つまり椅子に座った右側の床が強磁場で、左側の床が0磁場になっている。

そして、私自身は何も感じないが、この椅子に座ると、手足に暖かみを感じたり、しびれを感じる人が後を断たないという(感じ方に左右差はないらしい)。
ただし、今回新装備のサーモグラフィでそういう人の鼻部や掌を測っても表面温度に変化はなかった。
いわゆる電磁波過敏の人たちかというと、電磁波による交流磁場はいずれも0なので、それでない。
直流磁場に敏感な人たちがいるのだろうか。そういう人たちは高緯度地帯に行くと身体異常が出るかも。

生体計測で結果が出なかったのが残念。 

 

もう1つの目的は、茶臼山山麓の宿「清水館」周囲を測る事。
これは宿の女将からのリクエストである。

宿裏手の鼓の滝に行く(ごくまれに鼓の音がするという。宿の主人夫婦もそれぞれ1度ほどしか聞いていないという)。
深い森に囲まれたなだらかな滝で、脇に不動の文字が刻まれた岩もある。 
バケタンで霊気を測ったが「何もない」と出た。 
地磁気も異常なし。
ただし、静電位は、周囲は-0.1kVに対して、滝つぼに向けると-0.3kVに上る。
いわゆる”マイナスイオン”が高いと解釈もできる(イオンカウンタでないので直接測っていない)。

次は宿から山側に上がった川宇連神社
南朝の尹良親王を祀ってある神社で、ここを御所としていたという(南朝方は中央構造線に沿って移動している)。
碁盤石の近くの平らな岩の放射線がやや高かった。 
神社本殿にバケタンを向けると、「あまり良くない状態」と出た。
神社としては不本意な結果だ。
でも昔ここのハナノキを切った結果、よくないことが起こったと女将に聞いたので、ハナノキの不足が災いしているのかも。
なので、ハナノキ自生地でもあることから、境内の中で一番立派なハナノキを選んでバケタンを向けたら、「守り神を期待していい」と出た。
この木は神木になれる。
境内のハナノキをもっと大切にすれば、神社全体の霊気がよくなるのではないか。

宿に戻って、広い客室(合宿などに使われる)内でドローンの操縦練習をした。
あわよくば、鼓の滝をドローンで上から撮影したかったが、操縦技術が足りないことを痛感したので、こうしてただ練習に励む。

茶臼山は長野側、愛知側それぞれ見所があり、植物も動物もいろいろで実に味わい深い。
日帰りではもったいなく、私は必ず泊まる。
今回は山上と山腹に2泊したので、なおさら堪能できた。 

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