金価格の見通しは、外れてばかりだ。これは他のサイトも同じようなものなので、ひじょうに難しいものと改めて認識している。900ドル前半でのレンジ相場がここまで長引くとは予想していなかった。
ということで今後の見通しもあまり自信がないが、一応ひとつの区切りとして考えてみたい。まず、当面であるが、来週はリスク増大のドル高で若干下げるだろう。下限940ドルまでを想定している。その後9月はリスク選好で他の商品と共に上昇すると考える。おそらく、これまでにない力強い上昇となり1000ドルを見る可能性もあると思う。
その後秋のどこかで株価・商品の大下落、ドル高・円高を予想しているので、ここではまた調整となり950ドル程度までは下げると考える。その後、株価下落が続くが、どこかでGSRが大きく増大し、銀が下落するが、金の下落が止まるという局面が生じ、株価・原油などの下落に対して、金が上昇するというパターンになると考えている。来年の初めあたりには1100ドル程度もあり得るのではないか。ただ、円高が大きく進むため、東京金は今のグラム3000円を大きく越えることは難しいと思う。
その後は経済危機の進行につれて数年間はじり高に進行し、ついに、米国債の危機が叫ばれて急激にバブル的に上昇するというのがもっかのシナリオである。
以上、あくまでもご参考までに。
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ユロドルですが、何かエネルギーが溜まっているような
気がしてなりません。今ノーポジなのですが1.416近辺を大きく割れなければ直ぐにも上にいきそうな・・・
月曜は早いうちに、とりあえずのロングポジションを作ろうと思います。
ダウが10500ぐらいがターゲットであればBKXと原油のターゲットはどのぐらいですか
基本的にはドルと言う世界の基軸通貨の神通力が何時まで続くかという問題に帰着すると思います。
長期ではドルの崩壊、資源国通貨の強化、台頭ということになろうかと思います。
そもそも刷り散らかしたドルが子供銀行券で金や原油価格を換算するなど馬鹿げている。ドルの実力など幻想ですよね。リトルリーグの子供野球がメージャーリーグベースボールって言っているようなものでしょ?違いますか?まあ強いて言えば強大な軍事力が担保なんでしょうが、アメリカを潰したい勢力が中東情勢を爆発させればその軍事力も只の鉄屑。
縄文時代の金が出ても売れますが、100年前の紙幣は使えますか?長期で見た場合はその認識の差なんだろうと思います。
月曜からは株が下落するのでユーロドルは下がると思っています。NY時間の午前9時くらいにいつもドル買いが入りますので、そのあたりを見てからの取引でもいいかと個人的には思います。
smileさん、
原油はきちんと見てないので価格のメドはわかりません。BKXの方ですが、ダウが10500なら、55あたりでしょう。しかし、株については、まだわかりません。とにかく米国も必死です。P&Fの目標値では11000以上もあり得ると出ています。中途半端なショートは危険です。
Steinさん、
米国もドル崩壊だけは避けたいのでしょうから、何しろ全力です。しかし、この危機のどこかで、「ドル崩壊か」と思わせる事態が来ると私も信じています。その時こそ金が暴騰する時でしょう。
ドルを維持するため、米国債を買わせるためには下手に原油を下げるわけにもいかないと思います。親米のサウジアラビアが離反してしまえば中東でのパワーバランスにも関わってくるので下手に原油価格を下げるわけにもいかず、極端に下げてしまえば反米への動きが加速する可能性もあるので原油価格は上がることはあっても下がる事はないというのが僕の考えです。当たるかは分かりませんが、苦笑。
ドル崩壊への引き金はイスラエルのイランへの核攻撃のような気がします。その場合は金や原油、資源国通貨はブル相場ですね。
こんばんは。IMFの件はいろいろ言われてますが、進展ないみたいですね。たしかに金が大きく動くことは当面ないような気もしてきます。
Steinさん、
たしかに中東情勢が何かのきっかけになることは大いにありそうなので、とにかく金は持っておくに限ると思っています。