博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『薛仁貴伝奇』その5

2007年11月26日 | 中国古典小説ドラマ
『薛仁貴伝奇』第21~26話まで見ました。今回からDVDパッケージの画像を出してみることにしました。

張士貴一党はこれまでの悪事の露見を恐れ、毒を食わば皿までとばかりに謀反を起こそうとしますが、事前に察知され、あえなくお縄に。この騒動で謀反の阻止に動いた李剣山が死んでしまいます。この人、メインキャラの中に入ってる割には華々しい見せ場も無かったよなあ。何のために登場したんだか……

薛仁貴は因縁の龍門陣を敷いて鉄世文を討ち取り、これにて十一年の長きに渡った渤遼遠征も終了です。薛仁貴には並肩王・兵馬大元帥の官位が与えられ、また太宗の肝煎りで昭陽公主との婚礼が行われることになりますが、公主は薛仁貴が故郷に置いてきた妻を思って結婚に積極的でないのを悟り、出家して身を引いてしまいます。

一行の長安帰還後、薛仁貴は相変わらず貧乏暮らしをしている妻子のもとに(住む家もなく洞窟の中で暮らしているぐらいなので、貧乏暮らしなんてレベルでは無いのかもしれませんが)戻ることになり……

というわけで鉄世文との死闘も片が付き、後の展開は延長戦という気がします(^^;) 薛仁貴は家族や友人たちと再会し、舅の柳員外とも和解し、洞窟から王府へと引っ越しますが、息子の薛丁山は何者かに攫われて行方不明になってしまいます。一方、薛仁貴のせいで父親や兄弟が殺害されることになった張美人は夫の李道宗を焚き付けて復讐を計り……


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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やっぱり‥‥ (ぐんまま)
2007-11-27 12:05:52
これにも明るいラストは期待出来ないのかしら‥‥。
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コメディ調 (さとうしん)
2007-11-27 21:08:23
>ぐんままさま
『楊家将』とは違ってこっちは最初からコメディ調なんで、救いようのない終わり方にはならないんじゃないかと。

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