博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『PRIDE』その3

2006年08月02日 | 武侠ドラマ
(前回:その2

DVD-BOX1の最後である第18話まで見ました。

小魚児は名門慕容家の末娘である小仙女と恋仲となり、花無欠と鉄心蘭も互いを思い合うようになりますが、小仙女は純陰(陰の年、陰の月、陰の日、陰の刻)の生まれであったことから、東廠のボスである劉岐に目を付けられて官憲に追われる身となり、花無欠は師匠の邀月の策謀によって心蘭と過ごした日々の記憶を奪われ、逆に心蘭を憎むようになります。当初はコメディ調でしたが、古龍原作らしく段々ハードな展開になってきました! 

『陸小鳳』シリーズなんかだと、主人公に思いを寄せたヒロインが人知れず悪役に殺されたりするわけですが、この作品ではどうなるんでしょうか…… DVD-BOX2が届くのが楽しみであります。

以下、前半のまとめとして登場人物紹介を上げておきます。

【主役】

・小魚児: 赤ん坊の頃に燕南天によって悪人谷に連れられ、谷に住まう十大悪人を親代わりにして育った。口が達者で機転が利く。花無欠とは双子の兄弟だが、当人たちはその事を知るよしもない。
・花無欠: 邀月を師として移花宮で育てられ、クールな美剣士に成長。邀月に与えられた断愛絶情丹の影響で、女性に恋心を抱くと激痛に苦しめられる。

【ヒロイン】

・鉄心蘭: 武林盟主・鉄如雲の娘。侍女の小小とともに行方不明となった父を捜している。小魚児と義兄妹となり、花無欠とは相思相愛の仲になるが……
・小仙女: 名門慕容府の主・慕容無敵の末娘で、本名は慕容仙。南海神尼の弟子。気の強いお嬢様だが、満月の晩に発作がおこる持病を持つ。小魚児と相思相愛の仲になる。純陰の生まれであることから劉岐に狙われ……
・蘇桜: 女医として名高い蘇如是の娘で、優れた医術で小魚児や鉄心蘭の命を救う。小魚児に片思い。
・江玉燕: 江別鶴の隠し子。父親に引き取られるが、継母によって召使いの身分に落とされ、虐待される。大人しく従順な性格だが、狡猾な一面も。父親を慕い、花無欠に恋心を抱くが……
・江玉鳳: 江別鶴と正妻の間に生まれた娘で、南海神尼の弟子。小魚児に恋心を抱く。

【悪役】

・江別鶴: 武林盟主の座を狙う偽君子。「仁義無双」のあだ名を持つ。劉岐の娘を妻とするが、気性の激しい妻に圧倒される恐妻家。元の名を江琴といい、江楓に仕える書生であったが、主人夫妻を移花宮に売り渡した。
・劉岐: 東廠のボスで吸功大法を身につけており、宮廷のみならず武林でも権勢を振るう。移花宮に対抗するために隔空吸功を修得しようとし、功力の修得に必要な五人の純陽の生まれの男と二人の純陰の生まれの女を捜索させる。
・邀月: 女性のみからなる移花宮宮主で、嫁衣神功を使う。自分の恋心を裏切った江楓に復讐するため、息子の花無欠と小魚児を相争わせようとする。
・憐星: 邀月の師妹で、移花宮第二宮主。江楓への復讐に狂う邀月の行動を疑問視するようになる。
・紅葉先生: 情報網を駆使して武林中の秘密を収集する情報屋。

【その他】

・江楓: 小魚児・花無欠兄弟の父。花月奴と駆け落ちしたことから、邀月に殺害される。
・花月奴: 小魚児・花無欠兄弟の母。移花宮の侍女であったが、江楓と恋に落ち、邀月の怒りを買って殺害される。
・燕南天: 江楓の義兄弟。仇敵の手から逃れて小魚児とともに悪人谷に逃げ込むが、毒に全身を蝕まれて植物人間になる。
・十大悪人: 杜殺・屠嬌嬌・哈哈児・李大咀・陰九幽の五人からなる。十大悪人という割りにはなぜか五人しか出て来ない。悪事を重ねたため、整蠱大師によって悪人谷に閉じこめられた。小魚児の親代わりとなる。
・悪通天: 街のゴロツキだったが、小魚児にやられて彼の弟子となる。
・慕容淑妃: 皇帝の寵姫で、慕容無敵の長女。南海神尼の弟子。妹の小仙女をかわいがっている。妹と同様に純陰の生まれで、劉岐に狙われる。
・十三王子: 王子たちの中でも皇帝のお気に入り。小仙女を手込めにしようとするが……
・常百草: 名医の評判が高く、悪人谷で燕南天の治療にあたる。同じく医者である蘇如是を妻としていたが、喧嘩別れしてしまった。
コメント (2)
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