Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

ブーニンのショパン本選を聞く

2021-11-12 | Weblog
私の中では永遠のピアノヒーローの1人であるブーニンがショパン本選(1985)で弾いた1番協奏曲がYoutubeにあがっていた。こんなものが無料で視聴できるなんて便利な世の中だ。強い打鍵から出る硬質な和音と、とろけるような甘いフレーズとの音色の使いわけが実に見事だ。前乗りのテンポにもわくわくさせられる。アルゲリッチもそうだが、一流の演奏になるかどうかって実はここ(前乗りテンポ)にあると最近強く思っている。よく弾けてるのにどこかつまらない演奏はこれができていない。
それにしても若き日のブーニン。長身で細身で金髪の貴公子だ。まさにショパン弾きにふさわしい風貌だ。反田君はなぜああも太ってしまったのだろう(007の悪役東洋人みたいだ・・)。伴奏のオケも現在より上手な気がする。東欧・ロシアのオケは共産時代のほうが上手だったというのは定説。

Stanislav Bunin plays Chopin Piano Concerto no. 1, op. 11 - video 1985