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富山

2013-11-09 | Weblog
富山に出張。初上陸である。この出張を利用して、周囲に来年からのことを伝え始める。今になって職場に友人が多く出来ていたことを認識する。今後も色々と協力してくれそうだ。さて富山について知ったこと気づいたことを下に箇条書きにした。
・ブリ:小料理屋で食べたブリ刺身は絶品だった。
・マスずし:名産品。富山湾のサクラマス(ヤマメの降海型)で創るのが本当らしい。なかなか美味しかったが、駅で売られている土産用のものだったので、本当にサクラマスかどうかは疑問だ。原材料名にも店のHPにも記していなかった。
・ホタルイカ:懇親会で食べた「沖漬け」はかなり美味しかった。
・富山湾:浅い箇所が殆どなく神通川の河口から一気に海底へ落ち込む。最高深度は1000mに達するそうだ。この特異な地形が深海漁を可能にしている。
・白エビ:シラエビと読むらしい。甘エビやサクラエビ同様の深海性のエビ。専門のかき揚丼店があるくらいの特産物だが個人的理由で食せず。シラエビ(白海老)Pasiphaea japonica。種名からわかるように日本の固有種である。
・ゲンゲ:これが一番おいしかった。深度のある富山湾でしか数が獲れない深海魚である。ぶよぶよした細長い魚だが天麩羅にするとフカフカとなり絶品。是非もう一度食べたい。記念にと干物を買ってきたが、体の殆どが水分なので干物にすると見る影もない。ゲンゲは多くの種類があるが、日本海のゲンゲはノロゲンゲBothrocara hollandiが主力である。
・水:立山を源流とする富山の水は水道水でも十分に美味しいと地元の人は言っていた。確かにホテルの水道水も美味しかったような・・。ボトルのミネラルウォーターは文句なしに美味しかった。
・富山城:想像による復興天守があったが時間もなかったので見学しなかった。
・新幹線:金沢までつながる北陸新幹線のホームが建設中であった。開通すると富山は東京から2時間半ほどの距離となる(現在は3時間半)。
・内山邸:豪農の旧家が保存されている。書院、水琴窟、3つの茶室、隠し階段など見どころ満載。見学料はたったの200円。富山駅からそれほど遠くなくタクシーで10分程度なのに、1500円以上も掛かった(ぼったくられたか?でもきちんとした丁寧な運転手さんだったが)。内山邸は田畑の真ん中にあるため(富山駅から少し離れるだけで急速に田園化する)、流しのタクシーなど見つかるはずもなく、バスで帰るしかなかった。路線バスは1時間に1本しか来ない。内山邸からバス停まで徒歩で15分近くかかるので、計画的に見学することをお勧めする。