「接続された女」でサイバーパンクを思い出したので、ギブスンの「ニューロマンサー」を出してもう一度読み直す。昔読んだ時はその文体とあまりにの複雑系な構成に殆ど撃沈だったが、もがきながら息も絶え絶えで読み切ったものだ。初めて世に電脳世界というものを表した本だが、ディック、レムに慣れた今なら楽に読めるかも・・・という淡い期待も一気に粉砕される。次から次に説明もなく投入される人物、薬物、概念。落ちないようにメモを取りながら進む。登場人物の大半はヤク中もしく激クールなので、何を言いたいのかわかりにくく、言葉の端々から真意を読みとらないとそこで内容から脱落してしまう。やはりこの本は恐ろしく手強い。ネットで調べてもギブスンの著作は誰にとっても難関らしい。でも、今回のトライアルで内容はしっかりと把握したつもりだ。自分的には前半の2章の ハッキングのシーンが一番クールだと思う(映画かするならここしかできない?)最後のニューロマンサーの登場はいささか唐突か?
ギブスンの著作はそれほど多くはないが(知る限り)、このニューロマンサーを含めて電脳3作と言われるものがある。残りの2つはその名も「カウント・ゼロ」と「モナリザ・オーバードライブ」だ。何ともそそられる表題!後者なんてその響きだけでいけそうだ!今年中には読了してみせる。
ギブスンの著作はそれほど多くはないが(知る限り)、このニューロマンサーを含めて電脳3作と言われるものがある。残りの2つはその名も「カウント・ゼロ」と「モナリザ・オーバードライブ」だ。何ともそそられる表題!後者なんてその響きだけでいけそうだ!今年中には読了してみせる。