Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

徒然;我が祖国、プラン9とか

2006-09-09 | Weblog
 数年ぶりに我が祖国を弾いた。うーん、この曲は本当に感動する。あまり知られてないが、スメタナは梅毒から難聴になって、最後は精神病院で亡くなっており、この曲はその難聴の時に書かれたものなのです。6曲全てに力強い旋律が流れていて、最後に1曲目の高い城のテーマが戻って来るところは震えるほど感動します。こんな名曲を2度も演奏できるなんて幸運だ。前回はできなかった弓さばきが出来る様になっていたりして、ちょっとは進歩したかなと思った。

 駅や本屋に行くと版権切れの古い映画のDVDが500円で売られているが、B級カルトな映画だけをDVD化して販売するという稀有な会社が出現し、そのラインナップがあまりにも私のツボにハマったので、早速シリーズ第1弾をオークションで購入してみた(10枚5000円、半額)。いやあ、一度でいいからプラン9・フロム・アウタースペースをきちんと観たくてねえ。プラン9とは史上最低の映画監督と言われているエド・ウッドが監督した史上最悪と言われているSF映画なんだけど、公式発売のDVDは結構高くて、そんな酷い映画にそこまでは払いたくない。だから今回のような廉価販売は本当に助かります。今、通して観てみたのだが、噂に違わず本当に酷い映画だった、酷過ぎるよ!同じ場面なのに突然昼間になったり夜になったりだし、セットは4つぐらいしかなく同じカットや記録映画の使い回しばかり。UFOはピアノ線見えまくりの灰皿だし、宇宙人の基地はその辺の事務机にオシロスコープとかステレオアンプを積み上げただけ。その宇宙人はいきなり詩人口調になって地球の非難を始めるし、もう一体なんなんだか。学生が作る文化祭での自作ビデオ映画よりも出来が悪い。全体に流れているテーマはそれなりにSFなんだけどね。まあでも十分に楽しめました。明日は腐朽の名作メトロポリスを観るとしよう。