Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

徒然

2006-07-31 | Weblog
 週末は米国の友人を一緒に泊まりながら都内を案内した。まだ22歳という若い研究者の卵だけど、どういう分野で勉強して、どうやって教授になるかというヴィジョンが明確に出来ているところに米国的向上心を感じた。一緒に歌舞伎にも行って玉三郎とか見てきました(立ち見)。気づいたこと。もっと日本の文化を知ろう。連れて行った小さな居酒屋が非常にグッドだったのがよかった。ウナギの白焼きが最高でした。

 というわけで、現在非常に疲れていまして、疲れると精神的に鬱な方へとメーターがふれます。とにかく、疲れることと睡眠不足は嫌いです。気持ちの良い布団でぐっすり眠るのが人生の最大の幸福。眠りの質にはこだわりたいですね。人間の3大欲求は「食欲」「性欲」「睡眠欲」。まさにその通り。

 読んだ本:ディックの「スキャナー・ダークリー」。アシッドノベルの最高峰だが、SFの観点ではエルドリッチの方が好きかな。この本は麻薬依存だった作者が一緒に暮らしていた麻薬中毒仲間のことを克明に描写していて、極端なまでに刹那的になっていく状況と状態を読んでいると、人間って結局何なんだろう?と考えさせられる。後書きに廃人になった友人がずらっとリストになっている。