英会話の先生エフィのお勧めで読んでみた。ファースト・インプレッションは結構…当たっている、初めて会った時の”最初の2秒”の”なんとなく”感じた事は正しいと著者は言っています。私は見た目だけではその人を計る事はできないと思うので確かなのは50%だと思っている。しかしなんとなく…が正しい例をいろいろ挙げてあり面白かった。カリフォルニア州のゲッテイ美術館に持ち込まれたギリシャ彫刻「クロース」と言う紀元前六世紀と言っている立像は1000万ドルだった。美術館では獲得に胸高鳴らせあらゆる方面からの鑑定調査を開始、十四か月後確信を得て初公開をした。しかし、イタリア人の美術史家は最初に「クロース」を見た時何かおかしい、像の指先の爪が変だと思った。次に古代ギリシャ彫刻の専門家が像の布を取って見た瞬間、やはり何かがおかしいとピンと来るものがあった。多くの人の第一感で何かおかしいと診断される前に、買ってしまったゲッテイ美術館のカタログには苦肉の策「紀元前530年頃、あるいは現代の模造品」と書かれて載っているそうです。専門家のわずか2秒のひらめきがゲッティ美術館の14か月の調査も彼ら2秒の直感にかなわなかった…というのです。本を読んで、何となくおかしい変だ…は信頼出来るかもと思うようになった。でも私たちはそのような事を第六感が働くと言いませんか。